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第三話 いつも通りじゃない朝

「えっと、今何時だ?」

私は腕時計をのぞきこむ。

八時十分。

うぅ…。多分、遅れる。


チリチリッ!

「危ないっ!」

突然、自転車のベルと男の声が同時に聞こえた。


「えっ…!?」

私が誰かの声のする方を向いた瞬間に、ドンッと自転車に突き飛ばされた。

「痛…っ!」

私は無様にしりもちをつく。

朝からもう最悪…。

泣きたい気持ちを、ぐっとこらえる。


「わりぃ。大丈夫か?」

私は半泣きになりながら、声がした方を見る。

そこには…、私が通っている高校の制服を着た男子が立っていた。

顔は…、かなりカッコイイ。髪はワックスでもつけているのか、ピョンピョンはねてる。

その男子は私を心配そうに見つめていた。

…こういう男子、私の高校に居たっけ?

「…はいっ。大丈夫ですっ。」

私は急いで立ち上がった。

こういうカッコイイ男子には、あんまり関わりたくない。

「ではっ!失礼しますっ!」

私はぺこりっと頭を勢いよく下げ、足早に男子の横を通り過ぎようと…

「待てよ」

男子はいきなり私の手をつかんだ。

私の顔が一気に熱を持つ。

男に手をつかまれるなんて、初めてだ。


パシッ!

思わず、私は男子の手を払った。


「あぁ…。わるい…」

男子は私に払われた手で、気まずそうに頭をかいている。

「いや…。なんですか?」

私は警戒心をあらわにして言った。

男子は私の言葉を聞くと、私の横を通り過ぎて、止めている自転車のところへ歩いて行った。


えっ?私を引き止めておきながら、行くつもり!?

私は腹立たしいというよりも、あきれてしまって何も言えなかった。


そんな私を尻目にサッサッと男子は自転車にまたがり、次の瞬間、驚くべきことを言った。

「乗れよ」

「…はぁ?」

私は思わず口をあんぐりと開けた。

えっと、今なんて言った?

「ここに」

男子はきょとんとして自転車の荷台をトントンとたたいた。

どうやら男子は、私が口をあんぐりさせているのは、自転車のどこに乗ればいいのかわからないからだと思ったらしい。

いや、違うって!

この、天然男!

「早く。俺まで送れちまう」

男子のちょっと苛立った声で、私は我に返った。

冗談じゃない。

「いや、いいです!」

私は必死に首を振って断った。

「…お前が、俺のせいで遅れるだろ?」

へぇ…。以外に律儀なんだ…。

じゃなくて!

「いやっ。もともと遅れる予定だったし、本当にいいですから!」

「いいから、乗れよ」

男子は有無も言わさない口調で言った。

ここまできたら、いらぬおせっかいだ。

「そんなこと言ったって、二人乗りしたことないし…」

私はその男子の口調で半泣きになりながら、勇気を出して言葉を続けた。

この男子とは、なんとなく関わりたくない。

「乗れ」

最後には命令口調になり、男子はもの凄い顔で私を睨んだ。

もぅ、いいや。

「二人乗りで、コケたって知りませんからね!」

私は半ばやけくそになり、男子のそばへ寄って行って、自転車の荷台にまたがった。

「で、どうするんですか?」


もちろん、二人乗りは知っている。

よく恋人同士で、通学する時にやったりして、いちゃつくのが定番。青春ドラマなんかでもよくやってる。で、恋人同士が二人乗りする時には、彼女が荷台にまたがって彼氏の背中にしがみつく。

以上、私がテレビで見た知識。

だが、まさか恋人でも何でもない私達が、そんなことをするわけないだろう。


「俺の背中にしがみつけ」

「はぁ?」

私の耳を疑った。

まさかでしょ?

「えっと、私、あなたとは恋人でも何でもないわけで…」

「二人乗り、したことないんだろ?俺にしがみつかなくても出来るが、しがみついたほうが安定する」

私は淡々と言う男子の背中をじっと見つめ、私は観念した。

私は恐る恐る男子にしがみつく。

すると、男子の体がピクッと反応した。

「…じゃあ、俺が123って言ったら、地面から足離せよ。」

私は黙ってコクリとうなずく。

私の顔は多分、真っ赤だ。

こんな風に男にしがみついたことなんて、一度もない。

「いくぞ…、1、2、3!」

男子がそういった瞬間に、私は地面から足を離した。

そのとたんに、ぐんっと自転車が動く。

「きゃぁぁぁ!」

私はぐらつく感覚に思わず叫んで、男子に思いっきりしがみつく。



更新遅れてすみませんっ(>_<)

この頃疲れちゃってまして…。

いや、言い訳をするな、自分!


…すみません。

本当に疲れてるんです。

こんな作者を温かく見守ってください<(_ _)>


それにしても、いろいろと文章がおかしいですし、中途半端なところで続きになってていますが、気にしないで下さるとありがたいです。(小説家志望なのに何を言ってるんだ!)


後、男子の名前が出ていないのには訳がありますので気にしないでください(*^_^*)


では、これからはなるべく土日に更新するように頑張りますので、よろしくお願いします(^v^)

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