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「分かりました。厄除けのお札代が\500でご祈祷代が\1,000で\1,500を頂戴致します…」

 人件がない骨太神社では、妻の美登里がアルバイトで巫女(みこ)姿に変身し、初詣をする町民の対応をするのが例年の慣例となっていた。十日戎っさんの福娘さんような感じです。^^

「あっ! お守りも頂きます…」

「コレになさいますか? (あわ)せて\2,000になります…」

「今年も宜しくお願い致します…」

「いいえ、こちらこそ…。そろそろ前の方のご祈祷が終わると思いますので、社務所でしばらくお待ち下さい…」

 慣れたもので美登里の初詣客に対する対応は板についていた。町民は料金を支払うと、お札、お守りを受け取り、社務所へと向かった。

 上戸町の戸数は三十八戸だが、全て(すべ)が全て初詣する訳ではない。毎年のアベレージは三十戸平均だった。その三十戸の中で祈祷をする戸数は、これもアベレージで十戸平均である。岩口としては正月も社務に励む訳だから、町役場勤務+社務で、かなりの仕事量を(こな)していることになる。本当にご苦労さまです。^^

 こうして、ひと通り初詣客がいなくなると、ようやく岩口の寛げる団欒の時間が訪れることになる。

「お疲れさまでした…」

「ああ…」

 お雑煮が食せる至福の時が岩口に訪れたのである。^^

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