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リビングのテレビにはテレビ・ゲーム機がすでにセットされていた。
「お前、よくこんなの分かったな…」
「パパがやってくれたもん…」
智花は正直に答えた。
「そうか…。よしっ! それじゃ、この前、教えてやったように動かしてみな…」
智花は悠馬に言われたとおり、ゲーム機のカーソルを右、左、上、下と動かした。
「よしよし、その調子…。これならあと少し練習すれば、僕と戦えるようになる…」
悠馬はさも、先生になったかのように教師ぶった。
「チョコレート一枚でいいよね…」
「もう一枚っ!」
「仕方ありませんねぇ~。それじゃもう一枚…」
「まあ、いいか…」
ハンバーグと卵焼きの交換紛争と同じように、今度は悠馬と智花の立場が逆となり、両国の紛争は解決した。^^




