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「お前、欲しいのかっ?」

「どちらでも…」

「そうかっ! なら、二人で共有しよう」

 悠馬は学校のパソコン授業で習った共有という言葉を偉そうに口走った。

「お兄ちゃん、私に貯金させといて、黙って使うんじないでしょうね?」

「僕がそんなことするかっ!」

 智花の言葉に悠馬は少し切れかけた。

「まあまあ、買ってきた苺ケーキがあったからお茶にしよう…」

 またしても岩口は、二国の紛争を見守る国連監視団になった。二人はケーキに負け、お互いに撤収した。

 その後、白大理石の貯金壺は二人の机の間に置かれ、両国に共有される形となった。増減に関しては定かではない。^^

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