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 悠馬が通う上戸(かみど)小学校は、自宅からおおよそ十分ほどの距離で、悠馬にすれば、すごくラッキーな位置にあった。そう悠馬が思うのは、彼のチャッカリした性格によるものだ。ところが、妹の智花の幼稚園は二十分以上かかり、美登里の車の送迎が日々、欠かせない遠方だった。オシャマな智花にすれば、この事実が面白くない。なぜ、お兄ちゃんの方が近いのっ! と、いつも訳が分からない不満を美登里にぶつけ、駄駄(だだ)()ねた。

 ここは、岩口が勤める町役場である。岩口が異動した観光物産課は多くの住民と直接、対峙する課とは異なり、至って長閑(のどか)な環境だった。

「おはようございます…」

「おはようございます。課長、昨日の件なんですが…」

「ああ、アノ件ですか…」

 異動後、課長として初めて課の指揮を執る岩口とすれば、課長補佐の砂場に課長と呼ばれて気分が悪かろうはずがない。

「ええ、どうします?」

「新任ですから、引き継ぎだけで詳しいことが分かりませんので、前任の尾豚さんが指示された通りでお願いします…」

 岩口は概要が掴めず、(ぼか)して軽く()なした。

「そうですか。では、そのように…」

 砂場はバッタリと土俵に落ちた・・ということはなく、スンナリと岩口に追従した。^^

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