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妹の声

俺の名前は玉井圭介。

26歳で中学の数学の先生をしている。


突然だが俺の妹が死んだ。悲しいことに成人を迎えることなく先日死んでしまった。

胸の大きさがちょうどいい大きさでちゃんとかわいい妹だった――。



「先生、胸じろじろ見ないでください。本当に気持ち悪いです。」

「おお、悪い悪いちょうどいい大きさをしているなと思っ―――」


バチン!!


思いっきり女子生徒にビンタされてしまった。どうやら俺は「乙女心」というものがわからないらしい...まあ、そんなことは気にせずにいつも通り先生らしく授業を始める。


(あーあいつ今日下着いつもと違うなぁー)

(あれ!高橋が渡辺のことなんかめっちゃきにしてるぞおお!これラブコメなるか?!なっちゃうのか?!)

「せんせー授業しないんすかー?」

「ああ、悪い悪いつい変な妄想してて――」

(いけないいけない 俺は一応教師なんだ 授業はしないとな)


「お兄ちゃん!聞こえる⁈?!」


「⁈」

突然死んだはずの妹の声が俺の脳に響いた。

「せんせー今日は授業しないんすかー?」

「ああ、すまん少し昔のことを思い出しちゃってな 授業はするぞ」


(さっきの声は何だったんだ...疲れているだけか...)


「おおおおおおにいいいいいいいいいいちゃあああああああああんんんんんんんん」


「ふぇあ?!」

(まぎれもなく聞こえた絶対に聞こえたあれはあいつの声だ舞香の声だ)

「先生今日は授業しません。職員室に戻ります。呼びに来ても授業しません。理由は言ません。」

「先生が職務放棄した!じゃあ今日は俺が授業するー」

(なんかそれも気になるが妹の声の方が気になる...)


「お兄ちゃん?聞こえてるんでしょ?」

「いや聞こえてるんだけどさ、なんでき聞こえるんだ?」

「なんかーえーっとーまあいろいろあってね!」

「いやいろいろってなんだよ!クッソ気になるじゃねえか!!」

「うーん...まあ、めっちゃ簡単に言ったら私、閻魔様のタイプだった!」

「なるほど...」


(俺は深く考えるのをやめた)


「舞香、元気してたか...って聞くのも変か...」

「元気してたよ!」

(元気してた!!!!ならよかった!!!!)

「でさ!お兄ちゃん!」

「そういえば気になってたんだが、16歳の女子高生って『お兄ちゃん』って呼ぶもんなのか?」

「呼ぶんじゃない?でも『おにいちゃん』って呼ばれるほうが嬉しいもんでしょ?」

「ああ 正直すごくうれしいぞ」



         「学園ハーレム........築きたくない?」



?!?!?!?!?!?!?!

(そんなもん築きたいにきまってるじゃないか!)

「ちなみに私はめっちゃ築きたいよ

でもさ、お兄ちゃんって女心とか乙女心とかわかんないじゃん?だから私が協力してハーレムを作っちゃおう!」

(やはり俺は「乙女心」とか「女心」いうものがわからないらしい)

「ちなみにお兄ちゃんって今どこでどうやって私と喋ってるの?」

「トイレの個室だ」

「ですよねー」

「はい」

「てか、舞香は俺のことなんか見れないの?」

「全然見えるよ」

「見えるのかよ なんで場所聞いてきたんだよ」

「確かにそっか まあ意識したら見えるみたいな?」

「なるほど?」

「まあ簡単に言ったら... ド○ゴンボールの界王神様の背中に手をあててる感じかな」

背中に手を当てて喋れるのは界王様な!

こいつの中途半端な知識で喋ってくるのはオタクだった俺にとっては少し気になるが、

指摘するのは面倒だ

「で、どうやって学園ハーレムを築くんだ?さすがに生徒と先生との恋の関係はダメなんじゃないか?」

「だねですね」

「あれまあ」

「さすがに中学生と先生はちょっとだめです高校生ならまだありかもしれないけどね」

(高校生でもダメだろ)

「だからまずは...『先生と先生』の関係なら」

「詳しく」

「簡単なことよ! まずは先生の間でモテ始めてムフムフします。」

ムフムフって言うな

「先生の間でモテ始めたらそのうち生徒の間でも『先生ってなんかめっちゃモテてない?』って話になってみんなから意識される...みたいな?」

「女子生徒ってそんなもんなのか?」

「そんなもんでしょ」

そんなもんで片づけられたうちの中学校の生徒の皆さん。ごめんなさい。


(とは言っても学園ハーレムかー この俺がこの学校でモテちゃうのかー

第二の青春がはじまっちゃうのかな!

俺の教師人生は実に楽しくなりそうだな!)


この時俺は舞香がどんな性格をしている奴だったかをすっかり忘れていた

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