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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第11章 三学期スタート 2年生最後の学期

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2月10日 (金) 中間試験 最終日

 中間試験が始まった。

 今回理系科目が始めの2日間に集中してるから大変だ、京子さん達は。

 僕的には理系より国語の方が気になる。といっても試験勉強はほぼしない科目だけど。

 英語もグラマーとか普段から小テストもしてるし、暗記でどうにかなってる。

 それ以外は完全に暗記教科だから問題ないし、いい点が取れる。


 今回もいつも通りの点数は取れてるだろう。

 試験が終わったら山田の家でSLGで遊ぶ事になっている。何をやろうかな。

 その前に京子さんのとこに行ってちょっと話してくる。

 京子さんも特に問題はなかったようだ。

 また今日も夜に電話する事を伝えて、山田のところに行った。



服部Side

 山田の家に行くまでの道中、本屋、スーパーに寄り道だ。

 今日は珍しくピザを買って温めて食べることにした。


「また何か作ってくれよ」

「パウンドケーキの試食させてただろ。

 ……まあいいか、3学期の期末の最終日にパスタでも作ってやるよ」

「「「やったぁ」」」


 今日はダンバインでもするか、という事で「New Story of Aura Battler DUNBINE」とアニメ版「リーンの翼」を観ながらやることにした。

 使用するのはビルバイン、ズワァース、オウカオー、ナナジンのダンバインとリーンの翼の各2種での対戦となった。

 オウカオー、ナナジンのデータについては、うちの叔父さんの情報より個人で作っているデータを入手し、今回試しに使ってみることにした。

 使うのは、山田:オウカオー、服部:ナナジン、西川:ビルバイン、武田:ズワァースとなった。

 チーム戦ではなくバトルロイヤルとなっている。


 ボードを準備し、四方の角からそれぞれ出ることになる。

 一応、オウカオー、ナナジンについてはデータを見る限り、射撃武器が設定されておらず、剣だけとなっている。

 その分、装甲や耐久力を良くしてある。

 しばらくは、中央付近の戦闘空域まで移動となる。


「行動計画立てるか」

「山田、マラソン大会の後渡辺さんが学校来た時声かけたんだって?

 渡辺さん顔を真っ赤にしてたよ」

「なになに、それ」

「渡辺さん、風邪引いてマラソン大会欠席してたんだけど、山田がキョロキョロ探してるみたいだから休んでることを教えてやったんだよ」

「ほうほう」

「うるせぇ、吉村さん達の所にいなかったから、ちょっと見回してただけだ。特に他意は無い」


 山田はいろいろといいわけしながら行動計画を立てていた。

 こちらもさっさと計画を立てるか。

 でもナナジンは射撃武器がないから接近して格闘するしか無いんだよな。

 とにかく突っ込むしかない。


「いくよ」

「「「おー」」」


「F4R……誰かいるかな。とりあえず確認だけはしておきたいんだけど」

「おっし、ビルバイン確認。でもオウカオーも格闘オンリーなんだよな」

「山田、どうするよ?」

「突っ込んで行って乱戦になるようにするしか無いんじゃね?」


 西川も武田も今回は確認のみ。

 次のターンの計画を立てる。


「西川、武田、高橋さんの方からは何か指示無いの?」

「特に無いね。バレンタインまで静観なんじゃない?」

「そっか。

 でもさぁ、大戸ですら彼女作ったんだから、山田もそろそろ観念してみない?

 渡辺さん、意外に可愛いだろ?」

「知らん」


 次の計画を立てたので移動する。

 そろそろ、格闘戦で剣が届きそうな範囲に来るんだけどな。


「F5U1……とりあえず前進してっと確認。届く奴がいるか?いねぇな」

「よっし、ビルバインに攻撃だ。剣だから距離は関係ないからっと、外れか」

「ズワァースもビルバインを攻撃するか。外れっと」

「まじか、集中攻撃されんのかよ」


 これで乱戦になり始めたから、こっちもそちらの方へ移動しよう。そうじゃないとナナジン攻撃しようがないし。

 山田への精神攻撃は不発っぽいから、このままビルバインへの攻撃でいいか。


「R2F3……よし、ビルバインが攻撃範囲に入った。確認もできたし攻撃っと」

「オウカオーもビルバイン確認して攻撃だ」

「西川、悪いけど墜ちてくれ。俺もビルバインへ攻撃できる」

「本気か?」

「「「当たった」」」


 ビルバインのオーラコンバーター、胴体、右腕に当たり、どれも耐久力を半分持っていった。

 次に同じ所に当たればビルバインは墜ちるだろう。


 結局、その後もビルバインへの集中攻撃は収まらず、2ターン後には墜ちた。

 基本ビルバイン最強だから墜とせる時に墜としておかないと自分がやられる。

 ズワァースもオウカオーとナナジンの集中攻撃に遭い敢えなく撃破された。

 オウカオーとナナジンの対決は、流していたOVAが終わる頃ようやく決着が付き、ナナジンが運良く勝てた。


 今回、オウカオーとナナジンが他のオーラバトラーよりデータ的に強力だったという事では無く、たまたまビルバインを集中攻撃できたため勝ったと言うところだった。




岡田さんSide

 今日は中間試験も終わり、正直くんは山田くんのところに行ってるし、いつもの吉村さん達とファミレスに行って自分達にご褒美をあげる日に。

 試験勉強も頑張ったし、みんなでいろいろ頼んでシェアしてる。

 渡辺さんは今回もなんとか平均くらいはいけそうって言ってたから、いっぱい甘い物を頼んでる。


「今年は服部に世話になって定期試験乗り切ってるなぁ。

 ちょうどバレンタインだしチョコでも送るか?」

「正直くんは特に気にしてないからいいっていつも言ってるけど。

 それにそれならチョコよりクッキーやフィナンシェみたいなのがいいって言ってたよ」

「京ちゃん、それは自分以外にチョコをあげさせないようにしてるのかな?」

「みんなからあげる分には気にしてないよ?」

「それでも京子さんは気になってしまうのですよ」

「「「ははは」」」


 そんなに気にしないよぅ

 でも、実は嫉妬深いかもしれないのは確かだけど。


「吉村さん、宮崎くんにチョコあげるの?どんなの?」

「あたしは普通に市販のチョコの予定だけど」

「吉村ちゃんは作らないんだ?」

「失敗しそうで怖い」

「あらぁ、吉村ちゃんらしくないなぁ」

「吉村さんも宮崎くんにいいとこだけ見せたいんですよ、やっぱり」


 確かにいいとこだけ見せたいよね。

 私の場合、もういいとこだけってわけにはいかないけど。

 それに正直くんなら失敗しても喜んでくれるよ。ついでにアドバイスもらいそうだけど。


「それなら市販のと作ったのをあげればいいんじゃない?

 あまりにひどかったら市販のだけにすればいいよ」

「京ちゃん、仲間を増やしたいのかにゃ?」

「ソンナコトナイヨ?ナベちゃんも一緒に作ろ?」

「誰にあげんのよ!」

「山田くんにあげる気になるかもしれないから、予備で作っとけばいいのでは?」

「そうそう、あくまでも予備だし。あげなくてもいいんだよ」


 とにかくチョコを作る仲間を増やしたい。

 吉村さん達となら失敗しても恥ずかしくないし。


「分かったわよ。一緒に作ろう」

「やったー、仲間が出来た」

「仕方がないね。あたしも作るか。あげられないほどの失敗なら、みんなで食べればいいしな」

「うんうん、そうそう」


 よし。仲間が出来た。

 正直くんに教わるわけにいかないし、楽しく出来ればいいね。


「そうそう、服部くんですが……」

「どうかしたの?」

「試験前ですけど、お昼に山田くん達とパウンドケーキを食べてたんですよ。アルミホイルで包んでたとても市販のものでない物を」

「「「……」」」

「みなさんもそう思いますよね?」


 正直くんがパウンドケーキを作ってる?なんで?

 後で聞いてみよ。




 山田の家から帰ってきた。

 帰りに食べず牛丼を買って来て食べ終わった所だ。

 なぜか、今日は京子さんの方から電話をかけてきた。


「こんばんわ、京子さん」

「こんばんわ、正直くん。

 ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

「何?」

「正直、何か作ってる?」

「何かって?」

「誤魔化そうとしてるのかな?」

「どうかなぁ」


 なんだろう?何かしたっけ?


「何か隠し事してる?」

「隠し事というよりサプライズは計画してたけど?もう、サプライズじゃなくなったけど」

「えっ?」

「バレンタインの日の夕方まで待っててよ」

「仕方ないなぁ、もう。待ってるよ。期待してるからね」

「期待してて」


 サプライズではなくなったけど、期待しててくれるって言うから良いのを作らないと。

 お風呂に入る前に、試作品第二弾を焼くとこまで仕込んでおかないと。

 明日は山田の家に行かないし、放課後も京子さんは吉村さん達と何かするから、僕はさらに先に進めて満足度を高めないと……


*後書き

作中の「ボードのSLG」はツクダホビーから販売されていたボードゲームです。

昭和の時代にガンダムなどンサンライズ作品やマクロスなどのロボット物のSLGが販売されていました。

アニメ版「リーンの翼」のオーラバトラーのデータは市販では存在せず、誰かが作りネットで公開しているという設定です。



2025/09/03

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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