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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第11章 三学期スタート 2年生最後の学期

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2月5日 (日) 中間試験の勉強会……

 さて、クラス替えがないけどに進路を考えるのに大きく影響する3学期の成績が決まる定期試験。

 今回はその中間試験だ。

 京子さんとは毎日宿題と別に勉強をしている。大学受験のために苦手な所から復習してる。

 ただ、ここの所おばあさんが強襲してくることが多いため、勉強があまり進んでいない。

 それもなんとか撃退したので、ようやく中間試験のための勉強を始められるようになった。



 今日はいつも通り吉村さん達と、追加で増えた宮崎とで勉強会となった。

 宮崎ももう3回目なので流石に岡田家に慣れたようだ。

 初詣の時も来て、中で雑煮を食ったしな。


 今回も渡辺さんの英語の強化が重要だろう。

 京子さんは大分点数が上がってるみたいだし。


「渡辺さん、前回の英語はどうだった?」

「とりあえずクラスの平均は超えてた」

「じゃあ今回もそのくらい取れるようにしようか」

「そんな感じでよろしく」


 とにかく先ず単語を重点的に覚えて貰う。単語を間違えたら意味なくなるし。

 その後範囲内の文法を覚えて貰う。穴埋め問題もあるから、教科書も目を通していくようにと指示をしておいた。

 他の教科も、あらかじめ目印を付けておいた分からない所を重点的にに教えた。


「そういえばマラソン大会の日に、山田に渡辺さんが風邪で休んでるってメールしておいたけど、何かアクションはあった?」

「?あれはお前のせいか。休んでた次の日学校で「風邪は治ったのか?」って聞いてきたけど」

「ああ、会場でキョロキョロ回りを見てたから、渡辺さんを探してるのかと思って」


 渡辺さんが顔を赤くして慌ててるけど、山田のアクションはいくらか効いているっぽい。

 いい加減素直になれよって思うんだけど。


 ちょっとした雑談を交えて、また勉強に戻る。

 その前にまたみんなにラムネを渡し、ブドウ糖補給してもらう。


 お昼については今日はもう準備は終えているので、その分勉強に時間を回した。

 みんなの質問に対応して宮崎と分担して教えていった。

 京子さん的には買い物に出かけて、二人だけの時間が欲しかったみたいだ。ちょっと頬を膨らませて残念がってる。




 お昼の時間になったので、リビングで大輔さんと優子さんも交えて昼食にする。

 今日はサンドウイッチにした。これまで作った6種類全てを作った。

 チキンカツサンド、ポテサラサンド、ベーコンレタスサンド、焼きそばサンド、タマゴサンド2種 (スクランブルエッグ、出汁巻き卵)。

 今回は京子さんにチキンカツサンドとポテサラサンドは全部任せて作ってもらった。ポテサラも美味く作れるようになったので、これも美味しくできている。


「宮崎と吉村さんは食べた事のあるサンドウイッチもあるけど」

「焼きそばと出汁巻きのタマゴは初だな」

「マラソン大会のときに食べたけど美味しいよ」

「まぁ、焼きそばパンがあるからハズレってことはないよね」


 渡辺さん、高橋さん、大輔さん、優子さんはサンドウイッチは初めてで、興味津々という感じだった。

 それ程特殊なサンドウイッチでもないんだけど。


「吉村ちゃん達は何で食べた事があんの?」

「前にダブルデートした時とフットサルの時に、服部が作ってきてくれたんだよ。食べるとこに困るかもって」

「動物園はあんまり食べるとこが大きくないし、お店も少なかったからちょうど良かったよ」

「うらやましいですね。学校にも持ってきてくれるといいのに」

「だよね」

「そんなに頻繁に作ってられないよ」


 みんなでサンドウイッチを食べ始めた。

 それぞれに紅茶やコーヒーを出し、僕も食べ始めた。

 僕的にはポテサラサンドが一番好きだけど、チキンカツや焼きそばのソースの味には抗えず、そっちも沢山食べてしまう。


「出汁巻き美味しいよ、これ。ただ、卵焼きが挟んであるだけのはずなのに」

「どこかの喫茶店で人気メニューらしいですよ。テレビで見たんでちょっと真似てみました」

「母さん、サンドウイッチをうちのお昼の定番にならないかな」

「美味しいですけど、誰が作るんです?」

「……」


 手間がかかるからね。特別に作るけど、僕も頻繁には作りたくない。

 家庭料理もあまり手間のかかる物は、なかなか作らなくなるから。


「チキンカツもいいけど焼きそばもいいな。やっぱり男向けにはボリュームのあるのがいいな」

「スクランブルエッグのふわふわして半熟なとこが味が濃厚なのがいいよな。スクランブルエッグっていい感じにするのが難しいんだけど」

「簡単だけど時間がかかる方法があるけど。やっぱり弱火でじっくり時間をかけるしかないね。

 あとは火がそれなりに強くても、さっさと火を止めて余熱で火を通すか。

 余熱だと経験が必要だと思うよ」


 いい感じにスクランブルエッグを作るには経験が必要なんだよ。

 簡単にはいかない。


「ポテサラサンドいいですね。安定の美味しさです。」

「京ちゃんが作ったんだって?また、教えてよ」

「正直くん、いいかな?」

「別に特殊な作り方してるわけじゃないからいいよ」

「また、料理教室だ!」

「調理実習で山田にも教えてるから、山田に教えてもらってもいいよ?」

「う る さ い」

「すみません」


 僕は平身低頭渡辺さんに謝った。

 せっかく仲良くなれるようにと思って言ったのに。



 食事も終わりしばらく休憩とし、お茶を飲みながら話をしてた。

 やはり興味は僕と京子さん、宮崎と吉村さんの事。


「そういえば宮崎、吉村さんを親に紹介したんだって?

 どうだった?」

「気に入ってもらえたよ。俺が尻に敷かれてるのが安心したらしい」

「まあ、宮崎の両親はいろいろとお前の事を心配してたからな。

 そんな格好してる割に意外に度胸がなかったりで」

「そうそう、それで宮崎の両親にしっかりお願いされちゃったよ。

 良いバランスだって思われれてるみたいだよ」

「いいんじゃない?吉村さん的にも猫をそんなに被る必要もないだろうし」

「まあね」


 いい感じでまとまってるならいいや。

 宮崎の両親は弟より長男の宮崎の方を心配してるからなぁ。だから、吉村さんのような感じの子が相手で喜んでるんだなぁ。


 今度は僕らの話になった。


「京ちゃんのおばあさん達が遊びに来たんだって?」

「うん、お母さんの方のおばあちゃん達が突然遊びに来て、その後も頻繁に来てたから怒ったんだよね。

 特に正直くんの料理を美味しそうに食べたくせに、おばあちゃんが嫁いびりみたいに文句をつけたりするんだよ!」

「珍しいな、服部が嫌われるとか」

「だよね、もう片方のおばあさんとこは気に入られてたんでしょ?」

「うん、逃がすなって言われたくらい気に入ってるよ」


 特に何かしたわけじゃないけど、歳上の人には気に入られやすいんだよね。

 バイト先の店長の奥さんとかも気に入ってくれてるし。


「何かやったんですか?お祖母様が来た時にエッチなことしてたとか」

「「してないよ!」」

「くっついてテレビ視てたくらいだけど?」

「なら彼氏が出来てる事が気に入らないんでしょうね、そのお祖母様は」

「そう思うよ、僕も。京子さんを大事にしてるみたいだからね」


 そういう親とか祖父母とかいるから仕方ないけどね。

 それを本人が受け入れるかは分からないけどね。


「服部的にはどうすんの?そのおばあちゃん」

「んーー、特に何もしないかな。

 でも、どのみちいずれ僕達の事を認めざるを得なくなるときに、おばあさんがどんな顔をするか見ものだよね。フフフ」

「服部くんが悪い顔をしてますよ」

「そうかな?」



 話も終わったので勉強を再開した。午前中と同じに進めていく。

 分からないとこや苦手なとこを宮崎と一緒に教えていく。

 京子さんも分からないとこが出てきたようなので、その部分をしっかり教えた。これ以上ないくらい。

 渡辺さんも他の教科を勉強し始める。こちらは英語ほどひどくはないので、普通に分からない所とか教えた。



 3時頃になり一旦休憩にして、あらかじめ買っておいたシュークリームを出す。カスタードやチョコ、イチゴを買って来た。

 適当に選んで、みんなで食べながら雑談が始まった。


「服部、京ちゃんとの初めてはどうするん?」

「それについては現在京子さん相談して検討中でございます。

 一応3月がリミットになるけど、体調と相談していいタイミングでと考えております」

「京ちゃん、それでいいの?」

「うん、婦人体温計で記録も取ってるし、きちんとしたいからって」

「服部、ちゃんとするんやで」

「押忍、姐御」

「「「なんの小芝居してんの?」」」


 まだ覚悟は完全に決まってないけど、京子さんにちゃんとしてあげたいと思うから。

 いきなりアブノーマルなのは、やっぱり思い出としてどうかと思うし。


「服部、なんの話ししてんの?」

「宮崎、あんたは分かってないの?あたしの時はどうなんのかなぁ、ハァ」

「??」


 宮崎の方はもうちょっとしっかりしろや。ナニしてなんかあったらどうすんの。


 シュークリームで頭にも糖分を回し、雑談も一段落ついたので休憩も終了して勉強を再開した。

 あんまりこういう話を長々するのもどうかと思うしね。



 夕方まで勉強を続け、外が暗くなったので解散することになった。

 僕はいつも通りそのまま残り、宮崎は吉村さんを送って行くとかで、渡辺さんと高橋さんは一緒に帰っていった。


 今日は試験前ということもあり優子さんが夕飯を作ってくれた。

 家族の団欒の時間。夕飯を食べながらいろいろと話す。


「それにしても、正直くんがお母さんに対してあんな風に考えてるとは思わなかったよ」

「そうですか?半分冗談が混じってますけどね。

 嫌われてるのが分かっているけど、諦めて別れる選択肢はないので。

 最終的にはおばあさんが折れるしかないから、嫌々認める所を見る事になるのは変わりませんけど」

「確かにその時のお母さんの顔は見ものね。どんな顔をするかしら。フフフ」

「お母さんまで悪い顔になってる。フフフ」


 もう僕と京子さんが結婚するのが確定というのが前提条件だけど。

 でも、何かしらの理由で別れなければならなくなったら、高笑いで勝ち誇ってそうだ。



 その後、京子さんの部屋でゆっくり話をする。

 そろそろ帰らなければならないしと思うと、名残惜しくて京子さんの後ろから抱き締めるような感じでくっついていた。


「ほんとはなんの制限も無く京子さんと愛し合いたいけど、まだ高校生だからそうもいかないし、どうしてもあの事を考えると他の人みたいに適当に出来ないから……」

「でもそれは私達の将来を考えてなんでしょ?それなら私も我慢するよ。

 全部問題がなくなった時にいくらでもすればいいし」

「そう言ってくれるなら嬉しいよ、僕のわがままなのに」


 すると京子さんの方からキスしてきた。


「大丈夫だよ。みんなに祝福されないのは、私もやっぱり嫌だし」

「そう言ってくれるなら気持ちが軽くなるよ。だから、京子さんをその分絶対に幸せにしたいよ」

「ありがと」


 今度は僕からキスをして、ギュっと抱きしめた。



岡田さんSide

 正直くんがおばあちゃんのことで、あんなふうに考えてるとは思わなかったよ。

 面白いけど。ちょっと可愛がり過ぎのおばあちゃんには罰を受けてもらうよ。


 あの事については、正直くんには大分精神的に負担が大きいんだろうな。

 何かあっても私達の回りは祝福してくれるけど、そうじゃない人にはやっぱりいろいろと言われちゃうから。

 後数年だけど早く大人になって正直くんともっと幸せになりたいな。


2025/09/03

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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