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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第11章 三学期スタート 2年生最後の学期

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1月13日 (金) 正月太り対策 ダイエット作戦決行……2

 放課後、いつも通りスーパーに寄って買い物をしてきたが、京子さんはダメージを受けてしまったようだった。

 レジのおばさんは「幸せそうでいいね」って言ったんだけどね。



「「ただいま」」

「おかえりなさい。京子どうしたの?」

「……」

「今日体重を測定しまして、京子さんは増えてたそうで」

「正直くんは?」

「体重は減りました。身長は伸びましたけど」

「成長期だし正月明けだから増えてるのは普通として……

 同じかそれ以上食べてた正直くんが、体重が落ちてるのは良くないんじゃない?」

「余計な脂肪が落ちてるだけですよ。高校入ってからずっと少しずつ減ってますから」


 そろそろ京子さんが限界ではないだろうか。


 一度部屋に荷物を置いた後、夕飯の時まで京子さんの部屋でべったりくっついてテレビの録画番組を観ていた。

 今日は異世界の人が食べに来る洋食屋のアニメを見た。

 そして、京子さんに「僕の料理を美味しそうに食べてくれてありがとね」って耳元で囁いた。

 すると京子さんの顔がポッと真っ赤になって、ふにゃっと力が抜けちゃった。



 夕飯の時間になり、京子さんと下に降りた。

 食べ始める前に大輔さんと優子さんにお願いをした。


「京子さんのダイエットを手伝うので、土曜の晩から1週間泊まってもいいですか?」

「京子のダイエット?そんなに増えたのか?」

「2kgほどだそうで、運動量増やして体重を落とせばいいかと」

「泊まるのはいいよ。こちらとしても大歓迎だし。

 でも運動量増やすって……とうとう京子とするのかい?」

「……お父さん……」「あなた、女性週刊誌にあるようなダイエットはしないわよ?」


 流石にそんなダイエットはしません。出来ちゃったらどうするんですか。


「新聞配達について来て、運動量を増やそうって計画です。

 朝、家に来させるのも心配なんで、ここから一緒に行った方がいいかと思って」

「そういう事か。正直くん、頑張って」

「とりあえず1週間で、頑張るのは京子さんです」


 とりあえず大輔さんの許可が降りたので、日曜から始めることにする。

 土曜は山田達と遊ぶから、それが終わり次第こっちに来ることにした。

 1週間、教科書や着替えは一度取りに帰るが、それ以外は岡田家で生活する。

 大輔さんは客間に教科書とか必要な物は置いていってもいいよ、とは言ってくれたけどどうしたものか。いずれは考えよう。


 必要なことを話して、京子さんと部屋に戻る。

 京子さんを見ると嬉しそうな顔をしている。1週間とはいえまた一緒に居られるのが嬉しいのだろう、僕もだけど。

 それから新聞配達の時の服装について、京子さんと話す。真冬だから寒いので動きやすいけどしっかり防寒対策するよう指示した。



 必要な話はしたので、帰る前に重要な物を渡す。


「正直くん、何これ?婦人体温計?」

「うん、この間言った事を実行するかどうかはまだ分からないけど、基礎体温を測っておいてもらった方が安心かと思って」


 京子さんの顔がまた真っ赤になった。今日は何度もそうさせてごめんなさい。

 するかもしれないと実感したんだと思う。


「やっぱりそういう事をするかもしれないと思うと、ちょっと恥ずかしいね」

「うん、どちらにしても僕達には大事な事だと思うから」


 そう言って京子さんをぎゅっと抱きしめた。

 帰るのを惜しむようにしばらくそのままで居た。




 そしてついに日曜の朝が来た。

 4時前には起き出して、軽く準備運動をして自転車でバイト先の新聞専売店に向かう。

 バイト先に着いてタイムカードを打刻させる。

 折込広告はもう新聞に挟んであるので、後は新聞を積み込むだけ。

 積み込み始めた頃に店長の奥さんが出て来た。


「おはよう、服部くん。今日もよろしくね。

 あれ?うしろの子は?」

「おはようございます。あの子は僕の彼女です。

 ちょっと運動したいってことで、配達についてくればいいんじゃないかって事で、1週間一緒に配達します」

「そうなの?気を付けてね?そちらの子も寒いから無理しないでね」

「「ありがとうございます」」


 新聞を積み込み終わり、配達し始める。

 先ずは配達の区域まで移動する。そこまではちょっと距離があるので大分スピードを出す。まだ、始まったばかりなので京子さんはまだ余裕がある。

 大きい道を渡る時信号を無視したりするので、京子さんが大丈夫か確認して渡る。

 配達の区域に着いて、ここからが細かに走ったり止まったりになるので、急に止まれないと思うから少し先で止まるように京子さんに言っておいた。

 後、自転車を降りて配るけど、それは待っててもらう。


 配達は一軒家が多い地域はあっち行ったりこっち行ったり、真っ直ぐ行ってすぐにUターンして曲がったり。

 マンションや公営団地のところは、エレベーターだったり階段だったりで目的の階まで昇り配達。エレベーターのあるマンションで件数が多いと楽だけど、エレベーターのない公営団地では件数が多いと大変になる。

 他、坂道のない市街地はまだ楽。だけど、昔からある所は大きい道ばかりではなく、かなり細い道、入り組んだ道にも入り込んで配達していく。


 僕の配達地域はマンションや公営団地のような集合住宅は少ないので、とにかく自転車で走り回った。

 京子さんもなんとかついてこれたようだった。ただ、僕的には全力では無かったけど。

 今日は普段より2割くらい配達時間が伸びたが、日曜だし苦情も来ないだろう。

 明日からは1割増ぐらいにまで抑える予定。


「京子さん、こんな感じだけど大丈夫?」

「ふう。うん、大丈夫」

「明日以降もう少し速くなるけど」

「まだ余裕があるから。

 でも、結構運動するね。動いたり止まったりで結構身体を動かすから、すぐに体重が減りそうだよ」

「ならいいけど」


 配達も終わり家に帰る。

 まだ、時間があるのでまた二人で寝ることにした。

 京子さんはやっぱり疲れてたし、慣れてないからすぐに眠ってしまった。

 僕はしばらく京子さんの可愛い寝顔を堪能して、眠りについた。




 その後1週間、京子さんは僕の新聞配達についてきた。

 配達のスピードも通常の配達よりちょっと遅い程度まで速くなった。

 学校の授業中もほぼ(1、2回舟を漕いでいるのは見えたが)居眠りすることもなく済んだ。

 体重も元の体重まで戻り、機嫌が良くなった。


「体重がもとに戻ったぁ。良かったよ」

「京子さん、良かったね」


 吉村さんは結果が気になっているらしく聞いてきた。


「京子、運動量的にはどうだった?」

「今のところ自転車漕いでただけだから、そんなに大変じゃなかったよ。

 本格的に短期間でダイエットするなら、もっと運動量があったほうが良いかもね」


 ずっと続ければ筋肉も程よく付いて、基礎代謝が上がるから太りにくくはなるよ。

 短期だけだとまた戻っちゃうかもしれないけど。


 今度は渡辺さんが質問してきた。


「服部、京ちゃんに変なプレイしてないだろうな?」

「してねぇよ!」


 ほんとにしてねぇよ、駅に近い市街地でそんな事するか!


 とりあえず今回のダイエット作戦も終了ということでいいだろう。

 ただ·····また京子さんが甘えん坊になってしまった。

 1週間、毎日同じ布団でくっついて寝てたから。




 その後も京子さんの体重が増えると、新聞配達についてくることになった。

 体重が落ちるまで京子さんのとこに泊まるか、4月以降は僕の家に泊まることになる。

 しかし、割と頻繁なので、わざと一緒に居るために体重を増やしているような……


2025/09/03

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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