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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第11章 三学期スタート 2年生最後の学期

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1月13日 (金) 正月太り対策 ダイエット作戦決行……1

 三学期も始まり、休み明けテストも終わり通常の授業が始まった。

 これまで通り放課後は京子さんの家に行く。途中スーパーに寄って買い物した後、宿題したり優子さんも一緒にお茶をしながら話をしたり。

 毎日ではないけど、京子さんと夕飯を作ったりもしてる。


 そんなある日……


「うわぁぁぁん」


 朝、山田達と話していると、京子さんが机に突っ伏して喚いていた。

 回りで吉村さん達が呆れた顔で眺めているのが見えた。

 山田達も「どうしたんだ?」という顔でこっちを見たが、俺も分からないんだけど。


 仕方がないので京子さんの方へ向かった。


「吉村さん、京子さんはどうしたの?」

「ああ、服部か。体重が増えたらしいぞ。年末年始の料理が美味しすぎたんじゃないか?」

「京子さん、ほんと?」

「ううう」


 本当らしい。そんなに増えてるようには見えないけど。

 女の子だから気になるのかな?


「正直くんは体重増えた?」

「僕?体重は減ってるよ」

「えっ?減ってるの?なんで?同じものを私より多く食べてたのに?」

「服部、体重減ってんの?」

「ああ、高校に入ってからずっと減り続けてるよ、少しずつ。身長は伸びてるけど」


 確かに同じ食事で量が多かったはずだけどね。

 高校に入ってからずっと減ってる分については、食事量は中学時代とそれ程変わりないけど、運動量が少々増えたからかな。山田の家に行くのも結構カロリー消費が多いし。


 ただ、京子さんが「同じものを食べてる」って言ったのを聞いて、回りがざわつき始めた。


「正直くん、なんで?」

「新聞配達してるからじゃない?結構運動量あるからね。

 後、腹筋と腕立て伏せくらいは毎日やってるから」

「で、体重と身長は?」

「178cmの67kgだね」

「服部、ちょっと痩せ気味だろ。食事制限は……してないよな」

「してないよ。京子さんも見てるはずだけど、好きに食べてるよね」

「そうだよ。なのに痩せてるってずるい」


 ずるいって言われてもなぁ。普通に生活してるだけなんだけどな。


 そして、「京子さんが食事をしてるのを見てる」というところで、またざわついた。

 そんなにざわつく事でももうないだろ?


「京子さん、どんだけ増えたの?」

「2kgくらい」

「他に数値が増えた所は?」

「身長と胸囲」


 「胸囲」って言った時に一部でざわついた、男達が。

 何?もしかして僕が揉んで大きくしたとか思われてんの?

 そんなことしてないから。


「それなら2kgくらいならどうってことないんじゃない?普通にしてても、しばらくすれば1kg増くらいで落ち着くんじゃない?

 それに今くらいでも、京子さんは可愛いよ?」

「確かに身長とかも増えてるなら、許容範囲じゃない?京子。

 (胸囲も増えてるのか……羨ましい)」

「ううう。それでも正直くんの前では痩せてる状態で見てもらいたいんだよ」

「じゃあ一緒に運動する?」


 なぜか周囲が今日一番ざわついた。

 何?なんか変なこと言った?もしかして、みんなエッチいこと想像してる?

 回りを見回したら、エッチいことを想像したやつが顔を逸らした。

 そういう運動じゃないんだが。


「運動って?」

「新聞配達についてくれば、それなりの運動になると思うよ。

 ただ、授業中居眠りしないようにちゃんと睡眠取っておかないとだめだけど」

「服部、時間的にどの位かかんの?」

「1時間半くらいかな。自転車と階段の昇り降りで、ほとんど自転車だけど」

「自転車はそれなりのスピード出すんだろ?それなら、いい運動量になりそうだ」


 階段の昇り降りは5階まで昇ったりするけどね。それ以上の階があるとこはエレベーターがあるから楽になっちゃうけど。

 自転車にしてもずっと走ってるわけじゃないから、そんなにハードじゃない。

 一番大変なのは睡眠不足かな。授業中居眠り出来ないから。


「どうする?京子さん」

「うーーん、お試しで1週間ってことでもいい?」

「いいよ。それぐらいでもそれなりに結果が出るんじゃないかな」

「頑張れよ、京子」

「暗いとこで京ちゃん押し倒すなよ、服部くん」

「そういう事するつもりなら、うちに連れ込むよ。見られるかもしれない外でするような趣味はない」

「小学生にあんなアブノーマルなプレイを教えたくせに」

「それはごめんなさい」


 とりあえず帰ってからいろいろ決めよう。



服部Side

 昼休み……

 山田のところでいつもの4人で飯を食べていると、そこに何人も野郎どもが弁当を持って詰め寄って来た。

 中にはアイススケートの時に来てた奴もいた。

 その内の一人が代表して聞いてきた。


「岡田さんが『同じ物を食べてるのに』とか『食べてるのを見てる』とか言ってたけどどう言うこと?」

「ああ、それな。京子さんとこで夕飯とかお世話になってるから。特に冬休みは、ほとんど朝から晩までお世話になってたな。

 その代わりにご飯作ったりしてるけど」

「何それ?付き合ってるって話だよな?元々親戚なのか?」

「全然違うよ。でも、もう婿認定されてるけど」

「「「「は?」」」」


 普通婿認定とかないよな、高校生で。

 許婚とか金持ちや名家みたいなとこでもなければないような話、でもないけどな。


「服部はもう岡田さんのおじいさん達にも婿として認められてるらしいよ」

「京子さんはうちのじいちゃんばあちゃん達に嫁として認められてるけどな」

「「「「は?」」」」

「付き合ってるだけじゃあないのかよ……」

「いつの間にかこんな感じになったけど、将来的には一緒になると思うよ」

「すげぇな」


 いつの間にかだけど、将来的にも京子さんと一緒に居たいから嬉しい限りだよ。


「だから岡田さんの胸囲が増えたのか?」

「は?揉んだりして増えたとか思ってる?」

「「「「違うの?」」」」

「違うわ!成長期なんだから普通に増えただけだろ」

「「「「なんだぁ」」」」

「でも、服部、冬休み中ほとんど同じ布団で寝てたんだよな?」

「「「「なにぃ!」」」」

「山田、今それを言わなくても……」


 その後もしつこく、「やったんだろ」とか「やっぱり揉んだんだ」とか聞いてきて、ウザくなって逃げた。




 放課後になり、野郎どもを振り切って京子さんのところに行くと……


「正直くん、ずるい」

「まだ言ってたの?ダイエットに協力するから、許してよ」

「ぷぅ」

「まだ言ってるよ、京子。服部、結果が出るまで我慢するしかないな」

「分かってますよ。さらに追加サービスもする予定だから」

「服部、余計なプレイを教え込むなよ」

「渡辺さん、これ以上の事は言う必要ないから教え込まないよ」


 あれから、渡辺さんの当たりがきついが仕方がない。

 これ以上言われる前に京子さんと帰る。

 いつものスーパーに寄って買い物をして帰る。

 そして、いつものレジのおばさんが言ってしまった。


「いつも仲いいわね。京子ちゃん、ちょっとふっくらしたかしら。

 幸せ太りね。いいわね」

「そうですね、僕の作った料理を美味しそうに食べてくれてうれしいです」

「あらら、うらやましいわね」


 京子さんがちょっと下を向いたままになってしまっている。

 早く帰ろう。


### 続く ###


誤字訂正

30行目: 高校に入ってからずっと減ってる分については、食事量は中学時代とそれ程変わりないないけど、運動量が少々増えたからかな。山田の家に行くのも結構カロリー消費が多いし。

  → 高校に入ってからずっと減ってる分については、食事量は中学時代とそれ程変わりないけど、運動量が少々増えたからかな。山田の家に行くのも結構カロリー消費が多いし。

99行目:「ああ、それな。京子さんとこで夕飯とかお世話になってるから。特に冬休みは、ほとんでど朝から晩までお世話になってたな。

  → 「ああ、それな。京子さんとこで夕飯とかお世話になってるから。特に冬休みは、ほとんど朝から晩までお世話になってたな。



2025/09/03

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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