1月10日 (火) 三学期が始まる。冬休みの報告会……2
岡田さんSide
いつものようにファミレスに来てます。
いろいろ聞きたいって。そりゃあ大晦日から4日までではなく昨日まで正直くんが泊まってた事とか。
うちのおじいさんおばあさんの家に行った時の事も聞きたいだろうな。
「さて京子くん、今朝のあれと先程のキスについてお聞きしたいのですが?」
「吉村さん、なんか聞き方が堅い。
えっとね、今朝は正直くん成分が足りなくなってあんな状態だったの。
で、さっきのキスで補給したところです、エヘヘ」
「突然、どうしたのかと思っちゃったよ、京ちゃん」
「ごめんね。正直くんが大晦日からずっと居たんだけど、昨日帰っちゃったから」
「どうせ、すぐ会えるだろ。ほぼ毎日会ってるんだから」
「そうだけど。でも一緒に居る時間が違うんだよ」
学校で会うだけ、放課後一緒に居るだけじゃあ物足りなくなっちゃったんだよ。
夜も一緒に居たいなぁ。
「実家に行くって言ってたけどどうだった?
まぁ、服部だから嫌われたりしてないだろうけど」
「ん、すごく気に入られてた。さらに従兄弟の子にもすごく懐かれてて、正直くんが構ってた」
「従兄弟の子って女の子?」
「男の子だよ」
「「「男の娘?」」」
「違うよ。普通の男の子だよ。小学生の」
何で男の『娘』なんだろ。3人ともBLとか好きなの?
実際に男の娘が正直くんに懐くようなら、全力で邪魔するけど。
いくら性別が男でも、流石に容認できませんよ。プンプン。
「また料理してたんですか?服部くん」
「うん、お昼にフレンチトースト、晩にカレーと肉じゃがを同時に」
「カレーと肉じゃがを同時に?」
「そう、入れる食材がほとんど一緒でしょ?だから味付けが違うだけだって。だから同時に作るのは難しくないって」
「肉じゃが自体シチューを作ろうとして出来たって話ですからね。確かにそうかも」
私的にも同時に作るのはすごいと思ったよ。
私は味付けが上手くできないから、味付け同時に2種類なんてルーを使うものでもないと出来ない。
「あと従兄弟の子を構って遊んで、また流星群観たよ」
「タイミングいいな。結構流星群って観られるの?」
「さあ?正直くんに聞いてみないと分からないけど」
「でも、そういうの一緒に観れるのはロマンチックですね。
知ってるか知っていないかで、女の子を楽しませられるかが変わってきますよね」
「「うんうん」」
「うちの宮崎はそういうとこが全然だからな。もうちょっと服部に教育してもらわないと」
「「「ははは」」」
うん、うちの正直くんはそういう事をしてくれるので嬉しいですね。
デートも楽しませてくれるから。
「吉村さんは宮崎くんと何か進展したの?」
「へっ?突然、何かって?」
「また慌ててるってことは……何かあったな、吉村ちゃん」
「吉村さんもちょっと雰囲気が変わりましたからね、何かいいことがあったんですね」
「うーー、あまりペラペラ喋ることじゃないと思うけど、宮崎の両親に紹介してもらった」
「「「よかったね」」」
「うん」
「宮崎くんを吉村さんの両親に紹介ししたんですか?」
「してない。宮崎が恥ずかしがったからな」
「宮崎のヘタレめって?」
吉村さんもいい事があったみたいで良かったよ。
大戸くんの方もうまくいってるみたいだし、回りがうまくいってるのは私も嬉しいかな。
「でもさぁ、一緒に居る時間が短くなったからにしては随分寂しがってたみたいだけど、ほんとはもっと何かあったんじゃないの?」
「くっ」
「ふっふっふっ、何かあったなぁ。
ねぇねぇ、何があったの?ナニですかね?」
「そんなことはしてないよ!正直くんは今はそういうのはしないから」
「じゃあ、何があったのかにゃ?」
「うう、言いたくない。恥ずかしいから」
「ええ、言っちゃいなよ、ほれほれ、京ちゃん」
「京子さん、私も聞きたいですね」
「参考になるから教えろ、京子」
これは言わなくっちゃいけない雰囲気だよね。
「うう、今年に入ってからずっと正直くんと一緒に寝てました。一晩中正直くんにひっついて」
「「「えっ?」」」
「さっきも言ったけど、別にエッチな事はしてないよ?」
「服部は京子の身体を触ったりもしてないの?」
「胸とかエッチなとこを触ったりはしないけど、普通には触ってるよ」
「ほぉ、京ちゃんは服部の身体触ったりはしてんじゃないの?」
「私もエッチくない範囲で触ったりはしたけど」
「随分健全なお二人ですね。高校生の男女としては不健全な気もしますが。
でも、それだけ接近してれば性的興奮でナニが立ってたりしませんでしたか?」
「それは……ゴニョゴニョ」
それ以上は恥ずかしくて言えない。顔が真っ赤になってるよね?
こんな事ファミレスで話してていいの?
「ほほう、京ちゃんはそれを触ったりしたようですな」
「触ってないよ!当たっただけだよ!」
「うちの京子がそんなに進んでしまったなんて……」
吉村さんがわざとらしいしゃべり方でそんな事言ってるけど、そんなに進んでないでしょ。
「吉村さんだって、宮崎くんのナニに当たったりしたことくらいあるでしょ?」
「ふぇ?えっ?」
「そっか、吉村ちゃんも宮崎とそんなことしててもおかしくないか……」
「そんな事してねぇよ!」
吉村さんも顔が真っ赤になってるよ。
よし、これで仲間に引きずり込んでしまおう。
「でも宮崎くんの両親に紹介してもらったってことは……ねぇ?」
「そんなことするため紹介してもらった訳じゃねぇよ。
服部がコソコソと付き合わなくても良くなるからって、宮崎にアドバイスしたからだよ」
「……ごめんなさい。からかいが過ぎました」
「京ちゃん、服部の名前出したら正気に戻っちゃったよ」
「だって私だけからかわれるのが恥ずかしかったんだもん。ぷう」
「京子さんは可愛いですね。だから、からかいたくなっちゃうんですけどね」
失敗しちゃった。怒らせるまでからかっちゃダメだよね。
私よりからかわれ慣れてないもんね。
それに彼氏がいる仲間なんだから、変にケンカしたくないし。
「でもさぁ、京ちゃんも吉村ちゃんも服部や宮崎くんが我慢出来なくなったらどうすんの。特に京ちゃんが積極的にスキンシップしてたらやばくなるでしょ?」
「それは……正直くんが従兄弟の子に説明してたけど、妊娠しない所、男同士でする時に使うところですればいいって」
「服部!子供になんてことを教えとるんじゃあ!!」
「だってそういうことに興味が出てきた年頃だから、中途半端な事教えて女の子としちゃって出来たらマズイじゃない?」
「そりゃそうだけどっ!でもそんなアブノーマルなプレイ教えるとか、どうよ?
京子ちゃんだって嫌でしょ?ゴム使えばいいじゃんか」
そりゃあそうなんだけど。でも、正直くんの考えも分かるから。
「正直くんはそれ使っても失敗したら出来る可能性があるからって。
そういう用具や薬は絶対じゃないからって」
「そうかもしれないけど、前より後ろが先ってどうよ?彼女の気持ちも考えろっての」
「まぁ、そうなんだけどね。正直くんの話を聞くとそうも言えなくて。
だから、その時は覚悟してるよ」
「はぁー、どんな話をしたかまでは聞かないけど、このバカップルは……」
「服部くん的は、そうでもして京子さんを守りたい気持ちがあるのでしょう。結婚するつもりなんだから、本当は子供が出来ても悪くはないわけですし」
「……」
そうなんだよ。私達はお互いの親も早く孫が欲しいとって言ってるくらいだから、出来たってそんなに問題ないんだよ。
学校的には大問題になっちゃうけど……
「吉村ちゃん、なんか静かなんだけど、どうしたの?」
「ナベちゃん、吉村さんフリーズしてる。顔が真っ赤になってるよ」
「吉村さんには刺激が強過ぎたかもしれませんね」
「何のんきなこと言ってんだよ。吉村ちゃん戻って来ーい」
今日は山田のところから早く帰ってきたので、京子さんのお母さん、優子さんに夕飯のことを確認して、京子さんの家に直行した。
「ただいま」
「おかえりなさい。って、今日は山田くんのとこに行ったから、こっちに来ないんじゃなかったの?」
「早く解散したから、優子さんに夕飯があるか聞いたらあるっていうことなので、来ちゃった、えへへ」
「『来ちゃった、えへへ』って、もう」
「心配だったしね」
そのまま夕飯をいただいて、その後大輔さんや優子さん達と話をした後、京子さんの部屋で話をすることにした。
お互いの報告会の話をして考え込んだ。
「男の方は割とあっさり終わったんだけど、女子は意外にエッチィね?」
「うう、あそこまで話が展開するとは思ってなかったよ」
「でも、明日渡辺さんに叱られそうだなぁ」
「それは仕方ないね。甘んじて受け入れてください。
あ、そうだ。吉村さんからのオーダーで、宮崎くんのデートスキルをレベルアップさせてほしいって。流星群を観たりみたいなイベントを計画できるように」
「それは難しいなぁ」
宮崎に教え込んでそれが簡単に実行できればいいけど、はっきり言ってしばらく付き添ってやらないと難しい。
またダブルデートになるけど、お互いそれでいいものかどうか……
「イベントは自分で調べないといけないもんだから、教えるとかっていうものでもないんだよね。
少なくとも花火大会位は計画出来たはずだけど、結局自分の予定を優先してるからなぁ」
「確かにね」
「とりあえず宮崎に言ってはおくよ。後はこっちに相談なりしてくれればいいけど」
吉村さんのオーダーは時間がかかりそうだ。やっぱりダブルデートとか企画するか。
吉村さんの話が終わったら、京子さんが恥ずかしそうな顔をこちらに向けてきた。この後僕が家に帰ってしまうからかな?
「どうかした?なんか恥ずかしい話?」
「うん、ナベちゃんにも言われたけど、前より後ろが先ってやっぱりおかしいんだよね?」
「ごめんね。ほんとはちゃんとしてあげたいんだけど……
うちの親達が戻ってくるまでに……する?」
ぼっと京子さんの顔が瞬時に真っ赤になり、湯気が頭から立ち昇ってそうだ。
すぐに復帰しそうにないので頭をなでていた。
可愛いなぁ、京子さん。
でも、するならきちんとタイミングを計って準備もしてだけど。
それでいいなら……
ようやく復帰したし、そろそろ時間なので帰る。
ただ、やっぱり寂しそうな顔をしてる。また、頭をなでて慰めつつ、明日は午後授業がないから一緒にいれるんだよ、と伝えた。
でも、明後日は休み明けテストだから、軽くテスト勉強するけど。
岡田さんSide
やっぱり正直くんが帰っちゃって寂しい。
でも、明日は午後一緒に居られるから嬉しいですね。
ただ……「する?」って聞かれて頭が沸騰しちゃった。
どうしよう?
2025/09/03
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