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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第11章 三学期スタート 2年生最後の学期

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1月10日 (火) 三学期が始まる。冬休みの報告会……1

 とうとう新学期が始まってしまった。

 昨日、京子さんの家から帰る時、京子さんがすごく寂しそうな顔をしてた。後ろ髪を引かれる思いでなんとか家に帰ったけど、帰ってから電話した時もまだ寂しそうな声だった。

 今日も寂しそうにしてるのかな。


 いつも通り宮崎と学校に向かう。

 こいつは満足げな顔をしてるけど、初詣後はうまくやっていたのだろうか。


「宮崎、初詣の後は吉村さんとうまくやってたのか?」

「ああ、うまくやってたと思う。デートしたり、うちの両親に紹介したりした」

「そりゃ、良かったな。吉村さんも喜んでたろ」

「そうだな、すげぇ喜んでた」


 吉村さん的には宮崎の両親に紹介して欲しいと思ってたからな。これで今までより付き合いやすくなってるだろう。

 外で会うだけじゃなく、宮崎の家で遊ぶことも出来るわけだ。


「服部の方はどうだったんだ?岡田さんのおばあさん達の家に行ったんだろ」

「それは問題なかったよ。いい子認定されて受け入れてくれた、向こうでも料理してきたから。その上、従兄弟の健吾に懐かれた。とりあえず今後の障害はほぼない感じだな」

「そんなに進んでんのか。すげぇな」

「帰って来てからデートもした。ただ、4日まで泊まる予定が昨日まで泊まってたから、帰る時に京子さんがすげぇ寂しがってた」

「大晦日からだよな。10日も泊まってたのかよ」

「もう息子というか婿というかそういう認定だからな」

「はあぁ、俺達よりもっと先を行ってるんだな」


 まだ京子さんとエッチな事はしていないけどな。

 高校生としては健全な関係だ。別の意味では不健全だけど。



 教室に入り自分の席にたどり着く前に、大戸に挨拶していく。


「大戸、おはよう。この間はお楽しみでしたね」

「おはよう、何言ってんだ」

「えっ?人に言えないような事でもしてたの?」

「……してねぇ」

「何だその間は。まぁ頑張って彼女に振られないようにな」

「うっせぇ」


 なんだかうまくはいっているようだ。それならいい。


 自分の席につくと、京子さんが教室に入ってきて僕を見つけるとこっちに走ってきた。また前みたいな感じではないけど。

 僕にがっしりと絡みついてたので、膝に座らせた。

 また回りがざわついてきた。一部男子が「このリア充め」とつぶやいたり、一部女子がわたわたとしてたがこれは某信者か。


 吉村さん達がこちらに来た。


「おはよ。また甘えん坊モードか?京子」

「服部くん、休み中に浮気でもしたの?」

「おはよう。そんなことしてないよ。休み中ずっと京子さんの家にいたし」

「4日までお泊りでしたっけ?」

「昨日まで泊まってたよ」

「「「……」」」


 回りが更にざわついた。そりゃそうだろう、同棲してるわけでもないし、高校生が何日も彼女のとこに泊まってるんだから。

 大戸の方を見ると特に気にしてはなさそうだ。

 とりあえず吉村さん達に事情を説明する。


「長く泊まり過ぎたせいで、京子が寂しいんじゃないかって?」

「多分」

「そりゃあ仕方ないよね、京ちゃん、意外と寂しがりだから」

「そうですね。それで彼氏がずっとそばにいたのがいなくなれば、寂しくもなりますね。まるでワンコみたいです」

「「「ははは」」」


 確かに仕方がないけど、元気に戻ってもらわないと。

 膝に座った京子さんの頭をなでなでし、様子を見ることにした。


 山田達が教室に入ってきて、こちらを見て呆れていた。

 とりあえず手を挙げて挨拶だけしておいた。

 そうこうしていると担任が教室に入ってきた。


「みんな、席に着けよ。特に岡田、服部の膝から降りて自分の席に着け。

 服部、三者面談で言った事は守ってるな?」

「ちゃんと守ってますよ」

「「「「「「……何を言われたんだ?」」」」」」


 朝のホームルームの時間となり、この後始業式なので軽く話をして体育館へ移動する。

 京子さんは吉村さん達が連れて行ったようなので一安心。

 僕は山田達と移動する。


「岡田さんどうかしたのか?」

「いや、寂しがり屋の甘えん坊モードが発動しただけだ」

「何だそりゃ。まぁいいか、放課後みんなでうちに来るんだよな?」

「「「ああ」」」


 そのまま体育館でつまらない始業式を終え、また教室に戻る。

 明日以降の予定を説明された。

 明日から授業が始まるが明日は短縮授業で午前まで。明後日に休み明けテスト5教科となっている。

 やっとホームルームが終わり解散となる。


 一度京子さんの所に行って話をする。

 京子さんは吉村さん達と話をするのでファミレスに、僕たちは山田の家に行って遊ぶことになっている。

 夜に電話するからと京子さんに伝え頭をなでなでしていると、急に立ち上がり僕の頭を捕まえてキスをした。


「…………」


 ようやく満足したのか京子さんは元気が出たようだ。

 吉村さん達とファミレスへ行ってしまった。


「…………」

「服部、服部、大丈夫か?」

「うおぉ?なんだ?どうかした?」

「岡田さんにキスされてたんだよ。しかも長々と。みんな唖然としてたけどな。

 服部が復活したから行くぞ」


 そのまま、こちらも山田の家まで連行されていった。



服部Side

 なんとか山田の家までやってきたはいいが、流石に俺がSLGをやっていられる感じではないので、「ガンダムUC」を観ながら冬休みの報告会となった。

 昼飯を食べ落ち着いたところで、尋問が始まった。


「服部、岡田さんはどうしたの?」

「寂しくてああなったみたいだね。冬休み中構い過ぎたから」

「何やってたの?」


 大晦日から4日まで泊まることになってたのが、延びに延び9日まで泊まっていた事を話す。

 毎日一緒に生活してたから、また急に居なくなったのが寂しいのでは無いか、とも。


「ほんとにそれだけか?」

「他に何があると?」

「そりゃあ、それだけ長く一緒に居たんだから親の目を盗んで……なぁ?」

「そうそう。一緒の布団に寝ていろんな所を触りまくったりとか……なぁ?」

「それはもう、最後の一線を越えたって奴じゃないの?ねぇ」

「「西川、ダイレクトに聞くんだな?」」

「一緒の布団には寝てたけど、いろんなとこを触りまくったり最後の一線は越えたりはしてないよ?」


 それは絶対だ。何かあった時に京子さんが悲しむ……事は無いかも知れないけど、彼女の人生をねじ曲げてしまうかも知れないのは嫌だ。


「「「まじ同衾」」」

「それもダイレクトな表現だな。本当の意味での同衾だけど、今時の意味の事はしてないから」

「岡田さんの両親も知ってるのか?」

「知ってるよ?2日と3日の朝に見られた。3日の方は京子さんの従兄弟の子も一緒だったけど」

「従姉妹も毒牙にかけてるのかよ、鬼畜か?」

「従兄弟の子は男の子だよ」

「「「男の娘?」」」

「字が違う」


 くだらない話をしながらも、ガンダムUCを観ていた。


「はぁ……なんて言っていいか、岡田さんのお父さんは何も言わないの?」

「ああ、それな?むしろ喜んでるな。

 それに京子さんのお父さんの方の実家に行ったけど、お父さん自体が高校生の頃からそういうことして怒られてたらしい」

「それは何も言えんな」

「しかし、それだとお前はやりたい放題できるのにやらないの?」

「子供ができたらどうすんだよ?」

「でも、それだと両親が協力してくれそうだろ?」

「まぁ、うちの親も乗り気だけどな、初孫。でもさ、子供ができちゃうと人生変わっちゃうだろ?」

「「「……」」」


 流石に分かってくれたのだろう、みんな黙り込んだ。


「まぁその辺は置いておいて、年超してからずっと一緒の布団で寝るくらいそばに居たから、居なくなって寂しいんだよ」

「それなら仕方ない話か。独り身の俺からすると一緒の布団で寝るくらいでもうらやましい限りだが……

 でも、また慣れてもらうのに時間がかかるだろ」

「そうなんだよなぁ。どうしようかね?」


 悩ましい話である。明日はまだ短縮授業だから午後一緒に居るとして、徐々に戻していくしか無いなぁ。

 でも次の日が祭日だったりすると、お泊まりになるのだろうか……



 その後は西川や武田の話をするが、武田は勉強漬けだったようだ。相変わらず顔色というか顔付きが良くない。

 もうちょと勉強以外の事もして気分を変えた方がいいと思うのだが。あんまりよく眠れてないのか?

 西川は特に普通に過ごしていたようだけど、高橋さんの名前がポロッと出てきたのは気になる所。山田の件で連絡を取ってるのかな?


 山田は近所の中学時代のSLG仲間と遊んだそうだ。まぁ同い年なわけで彼女が出来たか、とか話してたとか。

 皆、彼女がいなくて欲しいなぁとか言ってたって。山田は素直になればすぐにでも彼女ができるのにな。



 その後も僕の冬休みの状況を聞いてきたが、急に山田が気になってるという事を聞いてきた。


「服部ってさあ、告られて付き合い始めたよな?でも、2ヶ月ぐらいでもう結婚するつもりみたいな感じになってたけど、いつ岡田さんのこと好きになったんだ?」

「いつなんだろうな?

 お試しって話だったけど、付き合ってたらなんかホッとするし、楽しいんだよね。特に一緒にキッチンで料理してる時なんかが。

 元々結構好みだったし、相性が良かったんだろうな、いつの間にか好きになって、大事になったんだと思うよ」

「そうなのか……それですぐに将来の事まで考えられるものなんか?」

「それは速攻で京子さんの両親にバレたし気に入られてたから、あまり制限が多くなかったから仲が深まりやすかったからじゃねぇの?」


 まぁ、運だよね。本当に相性が良かったという所かな。

 身体の相性ではなく、精神的というか運命的な相性が。


「そういうもんか……」

「でも何で今頃そんな事を?」

「彼女の話になったから、SLG仲間にお前のことを話したら聞いておいてくれって言われてな」

「ふーーん」


### 続く ###


誤字訂正

58行目:「そりゃあ仕方ねいよね、京ちゃん、意外と寂しがりだから」

  → 「そりゃあ仕方ないよね、京ちゃん、意外と寂しがりだから」


2025/09/03

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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