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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第10章 高校2年生の年末年始

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1月6日 (金) 観光に行こう……2

 開店時間をいくらか過ぎたので、コーヒースタンドを出て美観地区の方へ向かう。

 ここは日本でも有名な美観地区の1つで、国内外から観光客が来ている場所だった。既にそこかしこに観光客がいた。

 美観地区といっても古い時代、江戸時代位の建築様式の建物が並んでいた。

 今どきのコンクリートの建物より趣がある事が人気だ。

 地元でも海の側にも同じような美観地区はあるけど小さいんだよね。


 今日は京子さんを構い倒す日なので、手を繋がず僕の腕に絡みつかせてより密着度を上げていた。

 絡みつかせたまま美観地区を歩いて回りながら、時々土産物屋に入り見て回った。お菓子とかちょっとした土産物を購入して。


「京子さん、楽しい?」

「正直くんと一緒ならどこでも楽しいよ。いろいろ見て回れてるし」

「また、何処か別のところにも行ってみようか。近いところから徐々に遠くへ」

「じゃあ新婚旅行は海外とか?」

「いいね。どこに行きたい?」


 そんな先の話をしながらゆっくり歩いた。

 美術館があったので入ってみた。僕的には美術には疎いので面白さが分からないけど。

 それでも京子さんは、あれがいいとか、この表情がいいとか、楽しそうに見ていた。そんな京子さんを見てる方が楽しかった。



 そうしていると昼食にいい時間になったので、駅前の方に戻った。

 確かあったように見えた商店街のような所を歩いて飲食店を探した。


「何にする?」

「ラーメンが食べてみたい。普段行かないようなとこ」

「ラーメンか……いっぱい店がありそうだから、ゆっくり歩いて探してみようか?」

「うん」


 ラーメンはいろいろ種類がある。スタンダードな作りのチェーン店のラーメン、あっさりしたのやこってりしたの、動物系のスープのや魚介系のスープの、ラーメンらしくない食材を使ったの、いろいろありすぎる。

 地元系のラーメンという選択も無くはないが、他の土地のラーメンと何が違うか分からないとなんか損した気になるし。

 カウンター席ならまだいいけど、全てが個別席のラーメン屋もあるらしいので、今回はそういう店はダメだ。

 なかなか店選びが難しい。

 とにかくゆっくり歩いていこうか。そうすればその間もくっついていられるし。


 探す事30分ほど。こじんまりとしたお店にした。

 あっさりした感じのラーメンを出すお店みたいだった。魚介系のスープなのかな。

 京子さんと楽しみに待つ。


 出てきたのは金色のスープに魚介の具が乗ったラーメン。

 二人とも「いただきます」と言って食べ始めた。


「「っ!」」


 食べ始めた途端美味しくて声が出なくなった。二人とも喋りもせず、食べ続けた。

 満足いくまでスープも飲み、食べ終わった。


「「ふぅーー、美味しかった」」


 ラーメンに満足して店を出て、また道を戻って駅前に戻った。

 まだ午後1時を過ぎたくらいで、まだまだ時間があるので駅の北側にある遊園地に行った。




 この遊園地は中央に池があり、ジェットコースターや観覧車、カートなどのアトラクション、美観地区のような海外の田舎町を模した建物とレストランがある。

ちなみにレストランはスイーツも結構人気のところで、後で行く予定だ。京子さんには伝えてないけど。


「京子さん、ジェットコースターって大丈夫?」

「2、3回くらいまでなら……」

「じゃあ1回乗ってから、池でアヒルボートに乗りますか?」

「いいよ。大丈夫じゃなかったら、後よろしくお願いします」

「分かった。その時は先にスイーツを食べながらゆっくりしよう」

「うん、頑張る」


 1回目のジェットコースターは僕にしがみついて、キャーキャー叫んでた。僕にしがみついてたからか、なんとか大丈夫だったようだ。

 その後はアヒルボートに乗ってゆっくり池を回った。ちょっと寒かったけど。その分回りに人がいないからイチャつけるということで、京子さんが喜んでる。

 桜や紅葉の時期とかだともっと綺麗だっただろうな。次はそのくらい頃にまた来ようかな。


 ジェットコースターよりアヒルボートを満喫して、次はカートに乗りに行く。

 ゲームでは京子さんに負けたけど、実物のおもちゃのカートなら負けない。大人気ない二人がカートで競争して遊んだ。

 抜きつ抜かれつしながら勝ちも負けもしなかったけど、お互い大笑いしながら「次は勝つ」と言って何度か走る事になった。


 カートで散々遊んでたら小腹が空いたので、レストランでスイーツを食べながらお茶にする。

 お互いチョコとクリームのスイーツをシェアしながら、回りを気にせず「あーーん」をしながら食べた。


「はぁー、美味しかった。ね、正直くん」

「うん、美味しかった。もうちょっと食べたいけどね」

「もっと『あーーん』する?」

「それは甘美な誘惑だけど、大分暗くなってきたから観覧車に乗らない?」

「行こう行こう」



 観覧車はちょっと列になっていた。

 この時期はそろそろ暗くなってくるので、駅周辺の夜景が観れるためちょっと人気があるそうだ。

 順番が来たので京子さんと乗り込む。

 同じ側の席にくっついて座り、外の夜景を眺める。


「綺麗だね、夜景」

「うん、綺麗だって話だったからね。このタイミングを狙ってたんだ」

「ありがとね。今日は十分構ってもらえたよ」

「あとは、最後の仕上げが……好きだよ」


 京子さんの顔をこちらに向けさせ、顎をクイッ上げて……キスをした。


 一度唇を離したが、京子さんはぽーっとした顔をしていた。

 そのまま、今度は京子さんからガバッと抱きついてきて、キスをしてきた……


 観覧車が回り終わり、二人とも降りた。

 京子さんがキスでのぼせたのかまだぽーっとしてフラフラしていたので、そばのベンチに腰掛けた。

 もう計画していた事は終わったので、しばらくそのままゆっくりすることにした。




「ふうぅ」

「落ち着いた?不安定にさせた僕が言うのもなんだけど」

「ん、落ち着いた。でも、あそこまで計画してたなんて」

「しっかり構ってあげるって言ったでしょ。その総仕上げだから」

「ありがと」


 そろそろいい時間になったので帰ることにした。

 帰りは混み合っていたので座れず、ドア横のスペースにくっついて居ることにした。

 それでも京子さん的にはくっついていられて嬉しかったようだ。僕もだけど。

 1時間30分ほど電車に揺られ、地元の駅に到着した。

 ちょっと遅い時間なのでファミレスでご飯を食べて帰る事にする。

 京子さん的には僕の作るご飯が食べたかったみたいだけど。



 それから京子さんの家に帰り着いた。

 ちゃんと土産も買ったし、ついでに帰る途中のお店で大福なども買って帰った。


「「ただいま」」

「おかえりなさい。もうご飯は食べてきたんでしょ?

 京子、随分楽しんだようね」

「うん、すごく楽しかった。それにずっと一緒に居られて嬉しかった」

「良かったわね。寒いから早く中に入りなさい」


 中に入りリビングに行って、大輔さんにも挨拶して土産を渡す。

 そのままリビングで話をして、大福などをお茶請けにお茶をした。

 今日はずっと京子さんはご機嫌で、今もまだご機嫌だ。僕としては嬉しくて満足だ。

 それを見た京子さんの両親は、微笑ましそう見ていた。


 そのまま談笑し、時間も時間なのでお風呂に入り寝ることにした。

 京子さんも一緒に寝た。

 今日も同じ布団で、くっついて……



岡田さんSide

 今日1日ほぼずっとくっついていたと思う。ここまでずっとくっついていたことはないなぁ。

 正直くんもずっと構ってくれたし、楽しかったなぁ。

 定番かもしれないけど、観覧車でキスもしたし、冬休み一番の思い出。

 冬休みも後3日。夜も一緒に居られるのは後2日、淋しくなるなぁ。

 ほんとに正直くんの所に住み込んじゃおうかな。


2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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