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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第10章 高校2年生の年末年始

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1月2日 (月) 岡田家の実家に行く……2

 京子さんの実家に着いたら、健吾のお母さんが心配してた。

 一緒に帰って来た健吾を見て安心してた。

 お礼を言われたけど、たまたま偶然見つけたということを押し通した。


 そういえばお昼を食べてなかったのを思い出した。

 ちょうどお昼の準備が出来たよ、というこで京子さんと健吾と食べた。

 餅がたくさんあるということで、餅をホットプレートで焼きながら、あんこやきな粉、大根おろし、他に漬物を刻んだものや鮭フレーク等御飯のお供がいくつか出されていたので、餅に乗せて食べた。


「ごめんなさいね。こんなもので」

「いえ、大丈夫ですよ。こういうのもいいと思いますよ。

 正月はなるべく手間をかけないのがベストです」

「でも、服部くんのお雑煮、結構手間かけてたでしょ?」

「大晦日に下準備は済ませてましたから、当日は温めて餅を揚げるだけで手間は最小限になるようにしてますから」


 今回は綺麗に盛り付ける分少々手間はかかるたけど、当日はそれ程時間はかかりませんよ。


「優子さんとこ、服部くんがお雑煮作ってくれるの?いいなぁ。

 うちの旦那はそんな事してくれないよ」

「良いでしょ?年越しそばもクリスマスの料理も服部くんが作ってくれたのよ」

「いいわね。京子ちゃん、いい旦那さんだね」

「うん、自慢の彼氏だから」


 うっ、急に顔が熱くなった。ちょっと恥ずかしい。

 嬉しいんだけどね。


 意外に餅に御飯のお供を乗せて食べるのはいいなぁ。

 まぁ、餅はお米で出来てるんだし合うよな。もち米だけど。


 その後もいろいろ料理の話を聞かれ、食べながら答えてた。

 健吾も「いいなぁ、食べたい」って言ってた。明日のお昼にフレンチトーストくらい作ろうかな。


「フレンチトーストでよければ、明日のお昼に作りましょうか?」

「兄ちゃん、いいの?」

「いいですか?」

「いいんじゃない?」

「「やったー」」


 京子さんと健吾が喜んでた。

 買い物は明日でいいか。また京子さんと健吾とで行こう。



 食べたら健吾がゲームしようと言ってきたので、一緒に遊ぶことにした。

 京子さんはそばで見ていることに。

 身体を使ってするサッカーのようなゲーム。

 コントローラーを脚に取り付けて、脚を動かし自分のキャラを動かす。

 やった事が無いのでチュートリアルやCPU戦をしてから健吾と対戦する。


「健吾、やった事がないから加減が分らん。もし大人気ない事してもごめんな」

「兄ちゃん、俺だって初心者には負けねぇ」

「よし、スタートだ」


 健吾ボールからスタートする。

 先ずはボールを取りに向かう。やっぱり実際にサッカーするのとは違う。

 なかなか上手くボールを追いかけられない。

 1点、2点と取られた頃にようやく慣れてきた。

 サッカーの経験も活かし、ボールを盗る。

 そのままドリブルで敵のフィールドまで持込み、シュートした。

  ゴーーール

 とりあえず1点取り返す。

 そこからは2点連続で取り、余裕を持ってプレーすることが出来た。

 健吾を楽しませつつ、ギリギリのところで点を取ったり取られたり。

 健吾がかなりヒートアップしてきた頃に終了となった。


「兄ちゃん、上手いな。途中から手加減してただろ」

「慣れたからな。年上としてやりすぎないようにしただけだ」

「正直くんは学校の球技大会のサッカーでMVP取ってるんだから。フットサルも上手いんだよ」

「へぇー、そうなんだ」

「あれは運が良かっただけだって」

「それでもすごいプレーだったし」


 健吾相手に京子さんが彼氏自慢を始めたから、交代した。

 健吾対京子さんは、京子さんがこてんぱんにされて泣いてた。

 しかも「お姉ちゃん弱すぎ」とまで言われてた。

 仕方がないので、頭をなでて慰めた。


 他にもゴーカートのゲームを3人でやったけど、これは僅差だったけど僕の一人負けだった。

 レース系は結構下手なんだよね。

 流石に健吾に「弱すぎ」とは言われなかった。


「兄ちゃんはどんなゲームが好きなの?」

「ガンダムとかのアクションゲームが好きだな。普通のRPGはやらなくなった。

 後はボードのシミュレーションゲームだな。友達のとこでガンダムとか古いロボットもののをやってる」

「ガンダム好きなんだ?」

「うちのおじさんも好きでな。その影響」


 「お姉ちゃんお姉ちゃん」だったのが「兄ちゃん兄ちゃん」に変わったからか、京子さんの心中は穏やかではなくなり、取られないように僕の腕にギュッと絡みつくようになった。

 それを見て健吾は笑ってた。




 夕方まで遊び倒して、京子さんの両親達の元に戻ると、結構驚いた顔をしていた。


「健吾が随分懐いたね。しかもこんなに早く」

「そうそう。人見知りな所もあるし、京子ちゃん取られたから仲良く出来ないかもって思ってたんだけど」

「年下の面倒は割と見慣れてたし、うちの叔父の真似をしただけだなんで」

「叔父さんの話はよく聞くけど、いろいろ出来る謎な人だね」

「修学旅行のときにあったけど、正直くんに似た良い感じの人だったよ。宮崎くんも懐いてたみたいだし」


 確かに他人からみると、結構なんでもできるおじさんは謎な人かもしれない。でも普通のちょっとオタクな人でしかないんだけどな。

 健吾への対応は、宮崎がうちのばあちゃんの家にしばらく居た時、おじさんがとった対応と一緒だ。お菓子で興味を引いてから話して、後は一緒に遊ぶ。

 誰でもこの手で大丈夫ということはないけど、割と懐いてくれる。



 夕飯の時間となり、人数も多いので広いリビングの方で食べる。

 焼き肉とお寿司だそうだ。いつもなのか特別なのかは分からないけど。

 健吾は焼き肉の方が嬉しいだろうな。嬉しそうに食べていた。

 僕も焼き肉を食べつつ、京子さんが取り分けてくれたお寿司もつまんだ。

 その光景を皆が微笑ましそうに見ていた。

 大人達はお酒を飲んだりしていた。普段飲んでいるところを見ない京子さんのお父さんも飲んでいた。


「服部くん、そろそろ本格的に『お父さん』だけで呼んでくれないかな。

 『京子さんの』とか他人行儀だし」

「お父さん、酔ってる?」

「いやぁ、まだ結婚とかしてるわけではないので、線引きはしておかないと」

「酔ってないよ。ならせめて『大輔さん』で」「じゃあ、私は『優子さん』で」

「そのくらいなら……でも気安すぎません?大人に対して」

「もう家族だと思ってるんだからいいんだよ」

「分かりました」


 新年から岡田家のお父さん、お母さんの呼び方を改めることになった。

 ちょっといいのかなと思わなくは無いけど、そう呼んで欲しいと言うことなので。


 そのまま焼き肉やお寿司を食べ腹一杯になったところで、京子さんは僕が寝るところに案内してくれた。

 いつもは京子さん達が泊まる時も使わない部屋で、そこに布団が敷かれていた……二人分。

 えっ?どこかの旅館がカップルに対して気を利かせた的な落ちなのかな?これ。

 京子さんが走ってリビングに戻り、問い詰めていた。


「同じ部屋に二つ布団が敷かれてるけど?」

「ああ、京子と正直くんの分だよ。一緒の部屋じゃあダメか?」

「ダメじゃないけど普通親がこんなことしないでしょ?」

「京子、昨日も一緒のお布団で寝てたんだからいいじゃない、同じ部屋なくらい。

 また同じ布団で寝てもいいわよ?」

「お母さん……」


「じゃあ、僕も兄ちゃんの部屋で一緒に寝る」

「いいわよ。京子、健ちゃんに見せられないようなことしちゃだめよ?」

「元からしないよ!」


 昨日も一緒の布団で寝てしまっているから、僕としても京子さんに同じ部屋はダメとは言えないし。

 寝てる間に多分布団に入り込んできそうだけど、それも断れないし。

 まぁ、健吾が居るから京子さんもとんでもないことはしてこないはず。僕の精神力が試されそうだ……



 健吾が同じ部屋に寝るということで布団を取りに行き、そのまま部屋で京子さんと健吾と話をしている。


「そういえば、1月の始めにも流星群があるけど、ピークが4日とか5日みたいなんだけど。

 明日ピークじゃないけど見に行ってみる?少しは流れ星が観れると思うけど」

「そうなの?じゃあ行こうかな」

「健吾もいくか?」

「流星群?何それ?」

「流れ星が多く観れる天文ショーかな。普通の時よりは流れ星が見やすいんだよ」

「そうそう、夏も正直くんのおばあさんの家に行った時に見たけど、結構観れたよ」

「じゃあ、観に行く」


 いろいろ健吾の学校の話を聞いたり、僕達の高校生活、特に修学旅行の話をしているといい時間になったので寝る事にした。

 すると……


「兄ちゃん達エッチなことするの?」

「「しないよ!」」

「でも恋人同士なんでしょ?そういう事するんじゃないの?」

「所構わずそんな事しねぇよ。それに健吾がいなくてもしない」

「なんで?」


 小学生高学年にもなればそういうことに興味はあるか……

 学校でどの程度性教育してたっけ?


「エッチだけど真面目な話な。

 エッチってのはな、子供を作ることだ。だけどな、気持ちいいからそっちだけを目当てにするのが『エッチ』だ」

「そうなの?胸触ったり服脱がしたりがエッチじゃないの?」

「お子様だね、健ちゃん。その程度じゃあまだまだだね」

「京子さんも言ってるけど、その程度じゃあないんだよ。

 でだ、子供を作る行為をして気持ち良くなっても、欲しいと思ってない子供ができたら困るだろ?」

「うん」


 その辺は分かってるらしい。


「その為に薬や用具を使って子供が出来ないようにしてるんだけど、出来るかもしれないんだよ。ちゃんと使えてなかったらな。

 京子さんとそういうことをして、もし子供が出来たらどうなる?」

「お姉ちゃんが大変になる。学校も行けなくなるよね」

「だろ?京子さんが学校に行けなくなったり、友達と遊んだり出来なくなるだろ。自分の大事な人がそんな事になったら嫌だろ」

「うん。僕も嫌だ」


 俺も自分が原因でそんな事になって欲しくないんだ。


「私は子供ができたとしてもいいよ?責任取ってくれるでしょ?」

「責任取るとかって言い方は嫌だな。そうじゃなくても結婚はするよ?

 ただね、どちらにしても同じように結婚して子供ができたとしても、途中で京子さんの人生が変わっちゃうんだよ?

 楽しいかもしれない人生が、大変な人生になっちゃうかもしれないんだ。そんなことにはさせたくないんだよ」

「兄ちゃんはお姉ちゃんの事が凄く大切なんだな」


 健吾は分かってくれたらしい。


「あまり気にし過ぎなくていいよ?」

「そうかもしれないけど、身近に前列があってね。

 聞いた話では高校時代は大変だったらしいんだ。今は3人幸せらしいんだけど。先生情報だけど」

「そうなんだ。でも先生情報って?」

「前例の世話になった近所の兄ちゃんがうちの卒業生でね、担任は関わってたらしいよ」

「そうなんだ。私のことを大事に思っててくれてるんだね、ありがと」

「兄ちゃん達ラブラブなんだね」


 ともかくラブラブだからといって、結婚する予定だからといって、気軽にエッチなことをしないと決めたんだ。

 健吾の将来どうするのかは分らんけど、きちんと女の子の事は考えてあげろよ。


「でも兄ちゃん。絶対できない方法ってないの?」

「そんなにエッチなことに興味があんのか?」

「将来的にするかもしれないじゃん。知っとけば大丈夫でしょ?」

「……」

「健ちゃん、エッチィ。でも、私も興味があるな」


 あるにはあるけどアブノーマルなプレイだからな。

 それをここで言ってしまっていいのだろうか。


「京子さん、耳貸して。ボソボソ……ボソボソ」


 京子さんはボッと顔が真っ赤になり、頭から湯気が立ち昇ったようになり、そのまま布団に突っ伏してた。

 京子さんには早かったか……

 でも、そんな京子さんが可愛いなぁ。


「お姉ちゃん、どうしたの?」

「ん、あまりに凄いことをするから恥ずかしくなっただけ」

「そうなの?それでどうすればいいの?」

「それはな?男同士でやる時にも使う所でするんだよ」

「男同士??」

「だめぇ、健ちゃんが知るには早過ぎるよぉ」


 京子さんのストップがかかってしまった。

 今日はここで終了かな。


「京子さんのストップがかかったから、ここまでな。

 とにかく男がしっかりしてないと女の子が困る事になるんだ、女の子が良いって言ってもな。

 だからちゃんと考えてやれよ。別にエッチな事をするばかりが愛を示す事じゃないんだから」

「分かった。ちゃんと女の子の事を大事にするよ」

「良し。じゃあ寝るか」



 健吾への性教育もここまでにして寝よう。

 京子さんがまだ顔を真っ赤にして恥ずかしがってるけど。

 それぞれ布団に入って照明を消した。


 隣では遊び疲れてたのか健吾があっさり寝息をたて始めた。

 しばらく眠れないでいると、京子さんがこちらの布団に入り込んできた。


「こっちで一緒に寝ていい?」

「いいよ」

「……でも、正直くんはあんな風に考える理由があったんだね。ただただ、紳士なのかと思ってた」

「よく面倒見てくれてたいい兄ちゃんだったから。その人が大変だったって聞くと考えちゃうんだよ。好きな子に迷惑をかけちゃあいけないって」

「でも、我慢出来なくなったら言ってね。『後ろ』の処女を先にあげるから」

「ぶっ、げほげほ。からかってる?」

「そんな事ないよ。ははは。

 ほんとにそう思ってるから。でも、やっぱりちゃんとはしたいけどね」


 京子さんにそんな事を考えさせちゃったよ。

 そうはならないようにしたいな。


「分かった。ありがとね」


 うん、ちゃんと京子さんを幸せにしよう、絶対に。


 その後、しばらくコソコソと話をしていると二人とも眠ってしまった。


2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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