1月1日 (日) 元日、初詣に行く その後……
屋台でたこ焼きや焼きそば、甘酒などいろいろ買い込んで、日当たりのいいベンチに陣取ってゆっくり食べながら話をした。
正月の今後について、女子達は気になることがあるらしい。
「服部、京子の実家に行くんだって?」
「ああそれね。招待されまして」
「彼女のおじいさんおばあさんに会うとか緊張しない?」
「するけど、気にしても仕方がないよ。いずれは会わなきゃいけない人なんだし」
「前向きというか度胸があるというか、宮崎にこれだけの度胸があればなぁ」
それはもう吉村さんが教育して鍛えるしかないんじゃないかな。
まぁ、簡単に変わるかどうかは不明だけど。
「手土産持っていけば、いくらか待遇もいいんじゃない?
この後買いに行く予定ですけどね」
「まめだよね。山田のとこにも持ってったんだよね?」
「山田のとこはうちのおじさんも世話になってたから」
「へぇ」
うちのおじさんの教育の賜物だ。うるさくはないけど、最低限の礼儀は叩き込まれてる。
失礼な事をしてしまえば、京子さんに迷惑がかかるから。
その後は、宮崎の教育計画とか山田をいかに誘うか計画をからかいながら話す。
別に本気で実行するわけじゃあないけど、からかうネタにはちょうど良かった。でも吉村さんは本気になってたっぽいけど。
時間もいい頃なので、みんなそれぞれ別れて行った。
宮崎は吉村さんと、渡辺さんは高橋さんと。
僕達は駅前に移動して土産物を買いに行く。
開店したばかりで人も少ないのでゆっくり見て回る。
「京子さん、おじいさんとおばあさんの好みは何かある?」
「うーーん、うちも土産物を持って行ったりしないからなぁ。
旅行の土産でも大体お菓子系が定番かな」
「おじいさんはお酒を飲んだりとかは?」
「ほどほどかな。飲むとは聞いてるけど、遊びに行った時には飲んでないし」
「やっぱりいつもの御飯のお供かな。これならどちらでも合うし」
結局代わり映えのしない僕の定番の土産物となった。
そろそろお昼になるし、京子さんの家に帰ろう。
お昼はおせち料理を食べる。
最近の洋風おせちを僕が来るからと選んでくれたそうだ。
お肉や海鮮の焼き物を中心にオードブルのような料理が詰め込まれてる。
それらを各自取り食べていった。
ローストビーフとかテリーヌとかうちだと作らないからなぁ。
作り方はマンガでいろいろ紹介されてるけどね。
京子さんの誕生日にでも作ってみようかな?
まだ、誕生日を教えてもらってないんだよなぁ。
普段食べない洋風おせちだったので、みんな食べ過ぎた。
夕飯もおせちで済ませようかと話してたんだけど、ちょっと足りないと思う。
さて、どうしたものか。
後で考えようとなったため、リビングでお茶をしながらみんなでテレビを見ていた。
寝不足だったのか、ゆっくりしてる内に寝落ちしてしまい、京子さんの肩に頭を預けて寝ていた。
岡田さんSide
正直くんが寝ちゃってる。
正直くんの体温を感じながら、時々寝顔を見つつテレビを見てた。
可愛い寝顔だなぁ。
お母さんは正直くんが寝ちゃったことに気付いたみたいで、生暖かい目で見てた。
こういう時間もいいよね。
しばらくして目が覚めた。寝てたらしい。
京子さんが僕の顔を覗き込んでた。よだれたらしてないよね?
しばらくと思ってたら、2時間くらい寝てたようだ。
夕飯の足りない分をどうするか、考えないとな。
京子さんのお父さんが、「足りない分は頂いたフィナンシェやパウンドケーキ食べてお腹を満たしてしまおう」と言い始めたので、皆それでいいかとなった。
それだけでは物足りないから、簡単なスープを作ることにした。
スープと言っても簡単な野菜やベーコンの入ったコンソメスープ。
キャベツ、玉ねぎ、しめじ、ベーコンが冷蔵庫にあったので、それを使う。
キャベツは一口サイズでざく切り、玉ねぎはスライス、しめじはバラしておいて、ベーコンは10mm幅くらいで短冊切り。
鍋にオリーブオイルを入れ、生姜とにんにくのおろしを少し入れ、ベーコンを炒める。カリカリにしてもいいし、軽く炒めるだけでもいい。好みで。
玉ねぎとしめじを入れ、さらに炒める。
玉ねぎが軽く透明になった頃、塩コショウで下味を付ける。
その後水を入れ、コンソメも投入して味を調整する。
好みでちょっとめんつゆを入れてもいい。
食べる前に温めるけど、その時にキャベツを入れる。
あまりキャベツに火を通し過ぎて柔らかくし過ぎると食感が悪くなるので、ほどほどに火を入れる。キャベツなんか生でも食べられるから、別に火が通ってなくても大丈夫だし。
夕飯の時間になったのでスープを温めて、おせちの残りと頂いたフィナンシェやパウンドケーキ等を出す。
おせちとかが冷たいので、温かいスープはやっぱりいい。
「簡単なスープで申し訳ないですけど、温かいのがあるとやっぱりいいですね」
「ああ、夕飯だしほっとするな」
「野菜が足りなかったからちょうどいいし、いい感じにおいしいよ」
「ジャガイモやソーセージ入れればポトフになりそうね」
「ええ、ポトフとして作ることもありますよ。冬場には身体が温まっていいですね」
そのうちポトフを作ろうかな、簡単だし。
そしたら、何を付けるかな。
食べ終わり、リビングで引き続き残ったフィナンシェやパウンドケーキ等をつまみながら、今日は紅茶を飲んでいた。
正月なのであまり面白い番組も無く、今日の初詣の話や宮崎&吉村さんの話とか、渡辺さんと山田をくっつけよう計画の話とかして楽しんだ。
それでもまだ時間があるので京子さんの部屋で録画したテレビ番組を観ていた。
今日観たのは、目が悪いのによくメガネを忘れたり壊したりする女の子とその隣の席で面倒を見ている少年のラブコメだった。
個人的には目が悪いんだから忘れたら気付くだろと思いつつ、京子さんは私がメガネにしても似合うかなと言われた。
うん、京子さんならメガネでも似合うよ。
明日は朝のバイトも休みなので、ゆっくりと12時まで京子さんと話をしながらくっついてテレビを観てたけど、そろそろ寝ることに。
僕が客間に入ってしばらくして、ドアがノックされた。
「入っていいかな?まだ話足りないから」
「いいけど、寒いでしょ。布団に入る?」
京子さんの顔が急に真っ赤になった。そりゃあそうだろうね。彼氏とは言え、男と同じ布団に入るんだから。
でも、布団の中に敷かれてる電気毛布しか無いから、布団の外だと寒いし。
という事で、一緒に布団に入りしばらく話を続けていた。明日行くおじいさんおばあさんの家のこと、他に誰がいるのか、皆さんの性格的なこととか。
僕的に知っておきたいことを聞いていた。
しかし、流石に普段10時に寝る人間が12時過ぎても起きているのは難しく、いつの間にか眠ってしまっていた。
ただ、京子さんが自分の部屋に戻ったかどうかは分からないけ……ど……
ストックが出来たので多分1か月くらい連日更新できると思います。
よろしくお願いします。
2025/09/02
現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。
「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」
https://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/2699744/




