11月27日 (日) フットサルに参加……2回目2
昼食を終えて公園から戻ってきた。
軽くパス練しながらウォーミングアップしていく。
それほどお腹いっぱいに食べてはないので走れるとは思うけど、少し寝ておきたかったかな。
話に集中してて時間が来ちゃったけど。
大戸の所のチームは既に一度対戦していてお互いのことは知られてるから、当然対策もしてくるはず
多分他のチームより勝つの厳しくなるはず。
「前に僕が入った状態で対戦してますから、僕はマークされますね。
簡単にパスを回したりできなくなると思うので、こちらの様子を見ててください」
「どんなパスを出すか分からんという話だな。分かった。
臨機応変にやろう。またポジションチェンジもいいか」
「そうですね。それも入れていきましょう。
後、宮崎がその時居なかったから、向こうもあまり実力を知らないと思うので頑張ってもらおうかと思います。
よろしくな。宮崎」
「分かった」
試合開始直後にもうやっぱり僕にマークが付いた。
仕方がないので前にボールをもらいに走る。
味方がパスを出したので、それをワントラップして低い弾道でゴールを狙ってみた。
意表はつけたけどゴールポストに当たり外れてしまった。
「服部、いきなり打ってくんな」
「知らね」
僕も積極的に攻めるような印象をつけて警戒させる。そうすれば、いくらか吉村さん達のマークが緩むかもしれない。
ついでに点が取れればいうことはないかな。
ただ、カウンターには気を付けないと。
ドリブルはあまり得意ではないけど、フィールドを相手ゴールに向かって駆け上がる。
途中宮崎と壁パスで相手選手を躱し、ゴール前こちらに集中したところでマークが薄い吉村さんにラストパス。
そのまま吉村さんがゴールに蹴り込む。キーパーが反応したがゴールの下隅ギリギリになんとか決まった。
「ナイスシュート、吉村さん」
「ナイスパス、服部」
「よっしゃ1点、勝つぞぉ」
「そう簡単にいかないと思いますけど」
前半はそのままのスコアで終了。
後半は吉村さんが京子さんに変わる。
僕も結構動いたので疲れてきた。また、上がったり下がったりを繰り返している時に、カウンターを食らった。
戻るのに間に合わず点を取られた。1-1。
後半も残り5分ほど。
前線へパスを送ったり、自分で持って上がったりするが全然得点に繋がらず。
なんとかゴール前まで持って上がったはいいが2人でマークされ、周囲を囲まれなかなかパスが出来ない。
取られないように躱すのが精一杯の状態。
宮崎とキャプテンはしっかりマークされ、京子さんのみフリーでゴール前左側に居た。
ほぼ最後の得点チャンスかなというところで、躓いたかのようにバランスを崩しながら京子さんの方へヒールパス。
それに気付いた京子さんがシュートした……が、キーパーにギリギリキャッチされ得点にならず。
直後にカウンターを狙ってきたが、これは途中で追いついてクリア。
なんとか押さえて、そのまま試合終了。
引き分け。
最終的に2勝1分で優勝かな。
吉村さん2点、宮崎1点、僕が1点。
フットサルなんでもっと点が入ってもいいような気がするけど、守りを厚くしてたからなのかあまり点が取れなかったね。
とにかくキャプテンは大喜びしてるけど、いくらか夕飯代を持ってもらえるからって高い物を食べたりしませんよ?
とりあえず帰る支度をしていると、大戸がこっちに近寄って来た。
「また、勝てなかった」
「もうちょっとだったじゃん」
「なんか上からだな。まぁ勝ててないんだから仕方ねぇけど」
「でも、俺が居るのはイレギュラーなんだから、それで勝ってもあんま意味なくない?」
「お前が居る時に勝てないとだめなんだよ」
「でも、次はいつになるか分からんよ?」
京子さんと一緒じゃないと参加しないから、二人とも行く気にならないとね。
12月は試験やクリスマス、正月の準備があるから、参加は多分無理だろうし。
さぁ、着替えて夕飯だ。
何処に行くのかな?
「夕飯は負けたチームの奢りだよ。何がいい?」
「食べ放題の焼肉でいいんじゃない?スイーツやサラダなんかもある所」
「京子さんや吉村さんはどう?」
「お肉以外にもあるならいいんじゃない?あたしもお肉食べたいし」
「そうだね。そういうお店でいいんじゃない?」
ということで、さっそくお肉食べ放題、スイーツやサラダありのチェーン店に入る。
自腹だけど大戸もついて来た。
野郎どもはお肉を取りに行った。いろいろな部位のお肉を確保した。
「「「お肉お肉お肉」」」
「男共は肉が好きだよね、服部は野菜もそれなりに食べてるようなイメージがあるけど」
「そうでもないよ。結構好き嫌いあるし、同じ野菜しか食べなかったりするし。うちで食べるようになって大分ちゃんと食べるようになったけど」
「そうそう、こいつ、ばあちゃんの家でもそうだった。
叔父さんも同じ感じでばあちゃんに怒られてたよ」
「へぇ」
その後、京子さんと吉村さんが取りに行った。その間に男共は肉を焼き始め、次々と食べていった。
京子さんと吉村さんが戻ってきたが、そこには山盛りのスイーツとサラダを持っていた。
「京子さん、お肉は?」
「正直くんが持ってきてくれてるから、そこから食べるよ。いいでしょ?」
「いいよ。焼けてるのがあるから、あーーん」
「あーーん、美味しい」
また、みんなに見せびらかしてるって言われそう。特に大戸に。
吉村さんの方は、吉村さんの方から「あーーん」ってして催促してた。
宮崎が強制的にやらされてた。尻に敷かれて良いバランスが取れてるだろうな。
大戸だけ1人寂しく食べてた。
「大戸、そろそろ新しい恋を見つけないの?」
「「「??」」」
「服部、何言ってんだ。まだ、諦めないよ」
「諦めが悪いなぁ」
そろそろ京子さんを諦めて、別の子好きになった方がいいだろうに。
「正直くん、どういう事?」
「大戸には好きな子がいるんだけど、その子は他の男と付き合っててしかもすっごく仲がいいんだ」
「ああ、そりゃあ厳しいな。諦めたほうがいいんじゃね?」
「そう思うよね」
「放っておいて。そのうち区切りを付けるから」
「そうか。何かあったら言ってくれ。相談ぐらいにはのるから」
「宮崎は優しいな。服部は厳しいけど」
その宮崎は当てにならないかもしれないけどな。
その時は俺だって協力するから言ってくれ。
そのまま僕と京子さんは、お互いの皿のお肉やスイーツ、サラダをあーーんしながら食べていった。
流石に何度もするのは恥ずかしくて止めたけど。
宮崎の方も同様だった。
ようやく気付いたけど、周りでキャプテンとゴーリーの人があてられたのか、呆れてた。
それ以外の知らない人も呆れてた。
ははは、これは自重しないといけないなぁ。京子さんは喜んでたけど。
その後は二人で同じ皿のお肉やスイーツをつつき、無くなったら一緒に追加を取りに行き、大戸に見せつけてしまった。
悪い。
僕達はお腹だけでなく、気持ちも満たして食べ終わった。
満足気な宮崎達とちょっと精神的にささくれだった大戸と別れて、そして家に戻った。
「「ただいま」」
「おかえりなさい。京子は何か良い事があったみたいだけど?」
「夕飯の時に『あーーん』って一杯出来たから、嬉しくって」
「それは良かったわね」
「うん」「気が付くと恥ずかしくなりますけど」
「仲が良い事はいいことよ」
大分遅い時間になっていたので、京子さんのお父さんに挨拶だけして帰ることに。
京子さんはもっと居てほしいなぁって顔してたけど、明日は学校もあるし帰らないと……
「じゃあ、また明日ね」
「うん、また明日」
岡田さんSide
今日のフットサルは活躍できなかったけど、正直くんのサンドウィッチがまた食べられたし、あーーんも出来たし、今日は楽しかったなぁ。
あーーんはまたしたいね。
2025/09/02
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