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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第8章 修学旅行に行くよ

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10月27日 (木) 修学旅行 3日目 渡辺達、山田達グループ……

「第8章 修学旅行に行くよ」を書き終えて、次の章を書いてる途中で急に思い立って書き始めました。


時系列に合わせて3日目の1と2の間に入れるかで悩みましたが、とりあえず少し時間を戻るということでここにしています。

 京ちゃんや吉村ちゃんと別れて、自由行動は秋葉原にいく。

 最初の目的地はメイド喫茶だよ。

 女子だけで行ってもいいけど、やっぱり知らないところはちょっと怖い。

 そうじゃなくても地元に比べて人が多過ぎるし。


 ということで、京ちゃんの彼氏の友達山田くん達にエスコートしてもらうことにした。

 クラスも同じだし、花火大会にも一緒に来たからいくらか馴染んでるから大丈夫かな。


 とにかく5人で秋葉原まで移動だ。

 来た道をそのまま戻って行けばいいけど、はぐれないようにしないと。

 東京でも人の多いとこらしい上野で、はぐれたらもう会えないと思う。

 それでもなんとか駅のホームにたどり着いた。


「山田くん達、はぐれたときのために連絡先交換しとかない?」

「そうだな。俺達もいろんなものに気を取られてはぐれそうだしな」

「「うんうん」」

「じゃあ高橋ちゃんもいいよね?」

「うん、いいよ。悪用されたら服部くんに言い付ければいいし」

「「「そんなことしねえよ」」」


 連絡先を交換してるうちに電車が来たから乗り込む。

 ホームの両側に少し時間差で緑と青のラインの電車がそれぞれ来る。しかも途中まで同じ駅に止まる。

 地元じゃあこんな無駄な路線はないから、東京はそれだけ人が多過ぎるんだよね。


 電車に乗れば秋葉原はすぐに着く。

 出口が何か所もあるから、目的のメイド喫茶のホームページを確認して、電気街口へ向かった。

 平日のはずなのに人がいっぱいだ。


「渡辺さん、大丈夫?」

「人がいっぱいい過ぎて、ちょっとね。

 山田くんの方はなんともないの?」

「今の所は。心配なら誰かの制服でも掴んでなよ。高橋さんも」


 服部くんに頼まれてるからか、皆優しい。




 とりあえず山田くんの制服を掴んで少し落ち着いた所で、メイド喫茶へ移動する。

 しかし、山田くん達は恥ずかしいのかなかなか入ろうとしないので、私が山田くんの手を取り中に入って行った。高橋ちゃんが西川くんの手を握り、武田くんはその後ろについて来る。


 メイド喫茶の中はキラキラに飾られ、メイド服のお姉さん達が給仕していた。


「「「おかえりなさいませ。お嬢様、御主人様」」」


 隣の山田くんの顔がニヤけてる。なんかちょっとイラっとした。

 メイドさんに6人席に案内され、山田くんの前に座った。

 山田くん達はオムライス+美味しくなる魔法、私はオムライス+文字を書いてもらう、高橋ちゃんはサンドウィッチを注文した。

 料理が来るまで次に何処に行くかを決める。


「時間的にはまんだらけは開店してるから行ける」

「駿河屋も開いてるはずよ」

「山田、近いしまとまってるまんだらけの方が良くねぇ?」

「山田くん、駿河屋ってジャンルでお店が分かれてたりするよね?それだと見て回るのに時間が……」

「俺はどっちでもいいよ」

「先にまんだらけ行くか」


 話が決まった頃に料理が来た。


 山田くん達のはメイドのお姉さんに美味しくなる魔法をかけてもらってる。

 メイドのお姉さんと「美味しくな~れ美味しくな~れ」とか一緒にやってる。

 山田くんもなんかもう顔がメロメロだった。

 またちょっとイラつく感じがする、なぜ?


 今度は私のオムライスに字を書いてくれる番になった。

 そうしたらメイドのお姉さんが……


「彼氏さんの名前を書きますか?」

「なっ!ハートでいいです、ハートで」

「向いの御主人様が彼氏さんでは?手を繋いでいらっしゃいましたし」

「ちがっ、違います」


 確かに手を取って入ってきましたけど!

 でも、彼氏じゃあねぇし。


 メイドのお姉さんに儀式をしてもらってから、料理を食べ始めた。

 私は高橋ちゃんのサンドウィッチと交換して両方を味わった。

 普通かな。服部くんのは美味しいのだろうか……


 山田くん達は早く食べ終わって、メイドのお姉さんとチェキを撮っていた。

 それ見ると、またなんとなくイラついた。


「渡辺さん、どうしたの?なんか怒ってる?」

「怒ってないけど?」

「山田くんの方見て、なんか怒ってる感じの顔になってたけど」

「そう?」

「そうそう」


 そんな顔をしてる?うそ?

 私達も食べ終わり堪能したので、もう次に行こう。


 山田達がメイドのお姉さんの事がまだ気になってるようなので、また山田の手を引いてお店を出た。

 後ろで渡辺ちゃんも西川くんの手を引っ張り、更に後ろの武田くんはしょうがないなぁという顔でついて来た。




 メイド喫茶を出て、まんだらけに向かう。

 その間、ずっと山田の手を握ったままだった。

 まんだらけの前に着いてようやく気付いて、やっと手を離した。


「あ、ごめん」

「ああ、いいよ。悪かったな、なかなか出れなくて」


 みんなが集まったので、まんだらけの中に入って行った。

 山田達は男性向け同人誌やプラモやおもちゃのフロアへ階段を駆け上がって行った。

 男性向け同人誌は学生に売ってくれないと思うけど。

 私達は女性向け同人誌やBLコミックのフロアへエレベーターで上がって行った。


 地元の古本屋に少しあるくらいで、基本通販しかなくあまり種類がない。

 こういう所はいっぱいあるんだよね。どんなのがあるかな。

 高橋ちゃんといろいろ探して、気に入ってたサークルのとか新規開拓した。

 地元にもこんな大きい店があるといいなぁ。通販やオクだとマイナーなのがほぼないから。

 とにかく探しまくったよ。


 山田達は男性向け同人誌のフロアではほとんど買えなかった。

 当然だよね。店員に18禁マークがあるものは全部弾かれたって。

 その後、プラモやおもちゃのフロアでいろいろ買い込んでる。

 服部くんによると山田の叔父さんも部屋にプラモを積んでたらしく、山田も同じらしい。ここで買ったのも積まれてしまうのかもしれない。



 次に駿河屋駅前店に移動。

 また私達は同人誌を物色し、また購入した。

 山田達はまんだらけで懲りて同人誌の購入は諦めて、フィギュアを眺めていた。

 でも、欲しそうにしてたのは高くて買えそうにないみたいだけど。


「渡辺さん、満足した?」

「満足したした」

「高橋さんは?」

「はい、大丈夫ですよ」


 高橋ちゃんに声をかけているだけだけど、なんとなくイラつく。

 それに高橋ちゃんが気付き、こちらを向いて「ニヒヒ」とニヤけてる。

 なんかまずいことになってる?


「渡辺さんと高橋さん、まだ時間があるけどどうする?

 西川達はもう金無いよな」

「俺達はお茶するくらいしか残ってない」


 まだ時間があるのか。買い物はもういいか。

 どうしようかな。


「はいはい、神田明神に行きませんか?ここから遠くないし」

「一箇所くらいそういうところ回った方がいいか」

「そうだな。どうするよ」


 同人誌買っただけってのもレポート書くにも困るか。

 それにアニメの聖地でもあるし、観光としてもいいか。


「いいんじゃない?」

「なら行きましょう!」




 神田明神まで歩いて行く。

 迷わないよう地図アプリを見ながら大きい通りを歩く。

 山田の隣を歩いて行った。人が多いとこを通るからまた制服を掴んでる。

 途中、電気街らしいお店がいろいろとあったりで、秋葉原の中心の方とはかなり違う。昔の秋葉原に近い風景なのかな。

 思ってたより歩いて神田明神に着く。


「やっと着いたぁ」

「これが有名な神田明神か」

「初聖地巡礼?」

「地元にも聖地あるよ!」

「そうなの?」


 それから鳥居を潜り社殿の方に進んで行った。

 まずは御賽銭をして御参りする。何をお願いしようか……

 ………………

 お願いはしたので後ろの人に場所を譲り、みんなの所に集まった。


「渡辺さん、ここって縁結びの御利益がある神社って知ってました?」

「えっ?」


 縁結びなお願いしちゃったよ。早く言ってよ。

 しかも高橋ちゃん、なんか人の悪い顔をしてるし。これはイジられそうな……

 そんなに分かりやすいのかな。


 最後に境内のカフェでお茶しながら、本日の成果を話し合った。

 それから帰る前に、お土産や「縁結び」のお守りを買って……


2023/12/07

入れ忘れていた前書きを追加



2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

https://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/2699744/

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