表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第1章 告白から1週間の間に
6/242

5月20日 (金) 登校中友達と……

今回は短いです。

 小学時代からの友人と登校中……

 高校は山の上にあるため最後の10分は自転車を降りて徒歩となる。

 そのタイミングを狙ってか、宮崎がいじってきた。


「彼女ができたんだって?噂話がこっちのクラスまで聞こえて来たけど」

「誰が流してんだよ」

「太じゃね?お前と同じクラスだし。俺んとこに1年の時同じクラスだった奴が何人かいるから話に来てたみたいだけど。

 ってか何で言わねぇの?」


 太、あいつか……まぁいいけど。別に悪い噂を流されてるわけじゃないし。


「まだお試しって感じだから。

 岡田さんが俺のこと、まだそんなによく知ってるわけじゃないから、幻滅して別れることになるかもしれんでしょ。」

「そんな感じか。で、今のところどこまでいってるの?」

「映画に行って食事とお茶して、放課後ちょっと話をしてるくらい。次の日曜に岡田さんの家で勉強会することにもなった」

「もう彼女さんの家に行くのか。展開速えぇな。日曜だと親もいるんじゃねぇの?」

「母親にはもうばれてるらしいから家でやりなさいってことになったみたい。勉強会やるなら図書館でやるつもりだったのになぁ……」

「ははは」

「まぁ、手土産持っていくんだけど、父親になんか言われそうだよなぁ」

「『娘はやらん』とか言って? ははは」


 自転車を押して坂を上りながら、普段は前日に見たテレビの話とかマンガの話とかをするのに、彼女との話に終始することとなった。



放課後……


「明日は土曜日なんで放課後山田らと遊ぶことになりました。山田の家だから30分ぐらい自転車で移動になるけど」

「こっちは吉村さん達と遊んでます」

「そういえば付き合ってるって他のクラスにも話が流れてるらしいけど、聞いてる?」

「聞いてないよ?」

「そうなんだ。いつも朝一緒に登校してる7組の宮崎から聞いたんだけど、同じクラスの藤田が話をばらまいてるのかも、僕ら1年の時同じクラスだったから。

 まぁ、いいんだけどね」

「でも、急に広まるのはちょっとはずかしいよね」

「まぁね」


 ここで勉強会の話に切り替えることにした。


「日曜の勉強会は大丈夫?」

「うん、大丈夫だよ」

「10時でいいよね?」

「10時に。勉強する教科はどうする?こっちはノートを一通り持って行くつもりだけど、自分の勉強用に」

「出来れば理数系を教えて」

「分かった。結構成績良くなかったり?」

「うん……」

「なるべく分かりやすいように教えるよ、上手く教えられればいいんだけど」

「よろしくお願いします」


 そろそろいい時間になったので今日も家まで送っていくことにした。

 まだまだ話はしたいし、聞きたいこともあるし。


「日曜日ってわけで、お父さんは居るよね?」

「居るはずだけど……やっぱり緊張するよね?」

「……うん」


2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

https://ncode.syosetu.com/n0014kk/

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ