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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第8章 修学旅行に行くよ

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10月25日 (火) 修学旅行 1日目……

 結局、宮崎達はスカイツリーに行かないということで、サンシャインの方に行くことになった。

 すると山田の席の近くの女子が京子さんに近づき、「執事喫茶に行きましょう」と誘っていた。腐女子への誘いか。

 僕を誘ったりしないので京子さんも安心した模様。

 楽しんでくれるなら一緒に行ってもいいし。

 京子さんも興味が出てきたみたいなので、お昼を執事喫茶で取ることにして、待ち合わせ時間を決めた。


 その後の1週間は修学旅行の準備に時間を取られた。

 自由行動の組み合わせやルートの提出や買い物に出かけたり。

 いろいろすることがあったので、放課後は京子さんの家にいる時間が少なくなった。


 渡辺さんと高橋さんを任せた山田達も、何処に行くかは決まったようだ。

 まずは秋葉原でメイド喫茶に行くらしい。渡辺さんと高橋さんの要望だとか。

 秋葉原には行くつもりだったから、ということで決まったらしい。

 渡辺さんと高橋さん達も意外に腐女子なのだろうか。




 そして修学旅行当日が来た。

 新幹線の止まる最寄り駅集合となっているけど、京子さんの家まで行って一緒に駅に行くことにした。


「おはようございます」

「おはよう」

「おはよう、服部くん。修学旅行の間京子の事よろしくね」

「はい、おまかせください」

「私、そんなに子供じゃないんだけど」

「はいはい、でも仲良くいってらしゃい」

「はーーい、いってきます」

「気を付けてな」



 荷物はある程度の分は先にホテルの方に送ってあるので、今持っている荷物は少ない。

 手を繋いで駅まで歩いて行った。

 駅前にはもううちの学校の生徒達が集まっていた。山田達や吉村さん達を探す。集まっていたのでそちらに京子さんと移動した。


「おはよう」

「「「「「「「おはよう」」」」」」」

「朝から仲がいいな」

「京子さんの両親から任されてるからな」

「あーあー、もう結婚してしまえよ」


 しばらく話し込んでいたら時間になったので、クラス毎に整列し先生の話を聞いてから新幹線のホームに移動した。

 新幹線に乗り込んで、京子さんの隣に座った。

 初日は新横浜で降り、鎌倉の方の大仏とかお寺とかを回ってから東京の方に移動するって。


 新横浜まで数時間、京子さんや吉村さん、山田達とお菓子をつまみながら話をしてた。


「吉村さん、宮崎とどこ回るの?」

「ちょうど東京ビッグサイトってとこで犬や猫のイベントがあるんだって。宮崎くんが見つけて行きたいんだって言うんで行くつもり」

「……宮崎」

「大丈夫だよ。私も見てみたいから。コンテストとかトリマーの実演とかやってるみたいだから、ちょっと興味があるんだ」

「ならいいけど。不満があればしっかり宮崎に言っていいから」

「ははは、心配性の兄ちゃんみたいだね」

「昔は同格か面倒みてもらう感じだったんだけどね」


 宮崎達はなんとかやってるみたいだし、山田の方はどうかな?


「山田、渡辺さんと高橋さんのエスコートは大丈夫?」

「ああ、秋葉原は俺達も行くし、メイド喫茶は俺達だけだと入りにくかったから願ったりかなったりだ」

「他はどこ回るの?」

「まんだらけとか駿河屋とか、他に中古ゲーム屋かな。ヨドバシカメラのプラモ売ってるとこも見てみたいけど、そこは決まってない」

「まんだらけとか渡辺さん達が?」

「そうらしいよ。同人誌に興味があるらしい」

「「山田、言うな!」」


 恥ずかしいらしい。

 僕達からすれば特に恥ずかしいものでもないんだけどね。


「渡辺さん、大丈夫だよ。僕達はなんとも思ってないから」

「周りを気にするんだよ!」

「でも、山田達と行きたいところが一緒で良かったね」


 とりあえず心配事は減ったかな。

 京子さんと二人で遊ぶのに専念出来る。



 そうこうしてると新横浜に到着。降りて先生に引率され改札を出た。

 駅前からバスに乗り込み、鎌倉方面へ。

 鎌倉大仏や長谷寺は団体で、それ以外の鶴岡八幡宮など名所は各自選んで回った。

 由比ヶ浜に行くグループも居たり、土産物を買いに行ったりして楽しんでいた。

 僕と京子さん達は鶴岡八幡宮へ土産物を見ながら移動していった。

 手をつなぎながらゆっくり土産物屋に入って見て回った。

 あの小物がいいとかこのスイーツが美味しそうとか色々話しながら……


「買っちゃ駄目だよ」

「えっ?家の分だよ、家の分」

「ほんと?」

「ほんとほんと。ほんとだよ?」


 アクセサリーとか京子さんに似合いそうなのがあるんだけどな。

 買うと怒られそうだし。

 とりあえず、ショップカードだけは確保して通販してないか後で見よう。

 でも、何か勘付いたような感じで京子さんがこっちをじとーっと凝視してる。

 なので誤魔化すように店を出たのを京子さんが追いかけて来た。


 そんな事をしながらお店を回りつつ、鶴岡八幡宮へ歩いて行った。

 そんな僕達を吉村さん達や山田達は呆れるような目でこっちを見てた。


「あれ、俺達に見せつけてるんかな?」

「どうなんだろうね、いつも通りみたいな感じだけど」

「吉村ちゃんは宮崎くんとあんなことしてんの?」

「してないよ!」

「でも、いずれはああなっちゃうんだろうなぁ」

「それもないから!行くよ、置いていかれちゃうから」


 僕達の後を吉村さん達が追いかけて来た。

 鶴岡八幡宮を拝観して、集合場所へ向かいながらまた同じように一緒にお店を覗いて行った。

 もう吉村さん達や山田達だけでなく、回りにいたうちの学校の生徒もうんざりしたように僕達を見ていた。




 バスに乗り鎌倉を後にし東京へ。

 ホテルに到着し荷物を置いてしばらくすると食事の時間となった。

 大宴会場に移動して食事だ。ただ、席は男女別れていたため、京子さんと一緒ではない。


服部Side

 山田達や大戸、クラスの男子と同じテーブルを囲むことになる。

 となると話は……


「なぁ、服部」

「なに?」

「もうちょい手加減してくれ。彼女のいない俺達には目の毒だ」

「えっ?そんなことしてたっけ、山田」

「多少免疫力が付いた俺達でも、ちょっと厳しいものがあった。土産物見ながらイチャコラしてるのをあれだけ見せられるとな」

「吉村さんは羨ましそうにしてたけど」


 普通に買い物してただけだと思うけど。

 京子さんが欲しそうにしてた物をチェックしてたら、「買ってはいけません」と言われてただけで。


「なんでそんなに仲が良いんだ?」

「「「「「「「うんうん」」」」」」」

「仲良くしようとしてるからじゃね?」

「そんなもんなのか?」

「そんなもんって……そういう努力もしないで、いつまでも仲良くし続けられないだろ?」

「彼女もいない俺らからすると全然分かんねぇ」

「今5組の宮崎が身を持って実践してる……はず。気になるなら観察してみな」


 理解してくれてるかは分からないし、吉村さんがフォローしてるみたいだからいいけど。

 何もしないでいつまでも続く関係はないと思うよ?


「岡田さんとどこまで行ってんの?」

「京子さんの家で料理したりするとこまで」

「それはそれですげえけど……そうじゃなくて」

「服部と岡田さんはキスしてたぞ、花火大会のとき。俺達特等席で見せてもらった」

「マジか」

「見せ付けたようとしたわけじゃねぇよ」

「「「はいはい」」」


 仕方がないだろう、気分が高まったんだから、お互いに。

 そうじゃなきゃあんな人がいるとこでそんな事しねぇよ。


「球技大会の時も膝まくらしてもらってたしな」

「「「「「「「「いいなぁ」」」」」」」」

「じゃあ早く膝まくらしてくれる彼女作れよ」

「「「「「「「「簡単に言うなぁ」」」」」」」」


 みんな涙を流してた。まぁ、俺にしても告られたから京子さんと付き合い始めたんだけど、自分からだとしてないだろうな。

 どちらにしろ努力しろよ、お前ら。




岡田さんSide

 同じクラスだけど女子だけのテーブルになっちゃった。

 吉村さん達がいるけど、他にも執事喫茶に行く約束した子達もいるし。

 やっぱり話は……


「ねぇねぇ、岡田さん。どこまで行ってるの?」

「どこまでねぇ。正直くんがうちに来て料理したり泊まって行ったり?」

「京子はキスまでしてるぞ、花火大会の時に」

「眼の前でしてたもんね」

「わざとしてたわけじゃないよ」

「「はいはい」」


 うーー、キスをしようと思ってしたわけじゃないの。どうしても抗えない気分だったのよ。


「仲が良いよね。ケンカしないの?」

「今の所してないよ。ケンカするような揉め事もないし」

「でも、球技大会の後に服部くんすごく人気が出たじゃない。あの時、不安になったりしなかったの?」

「あの時、教室でホッペにチュウされてたもんね」

「あの後から日曜までずっと正直くんが一緒に居てくれたから、落ち着いたんだよ。

 それに肉じゃがも作ってくれて美味しかった」

「……いいなぁ」

「「「「「「「うんうん」」」」」」」


 うん、あれはやっぱり嬉しかった。私だけ見てくれてるって感じられたし。


「さっき泊まってるとかって言ってたけど……」

「うちに2回は泊まってるかな。あと、正直くんのおばあさんの家に2泊3日でお盆の時に行ったよ」

「もう、家族公認か」

「結婚間近か?」

「いや、そこまでは·····でも、両親はいつしてもいいと思ってるみたいだけど」

「「「「「「「「マジか」」」」」」」」


 流石に高校生の間にはしないよ?

 いくらなんでも正直くんもそう思ってるし。

 でも、早く結婚したいよね。




服部Side

 夕食も終わり風呂も入って、寝るまでの自由時間、メールが届いた、瑛太叔父さんから。

 内容は「時間があるなら会いに行っていいか」だった。

 しばらく会ってないし、山田のこともあるからなんだろうけど。


 先生を探して確認を取る。

 OKだけどホテルの敷地内で、ホテルの喫茶店は不可。ラウンジはいいけど目立つと言われた。

 山田と5組の宮崎も一緒に、もしかしたら岡田さんと吉村さんもと話しておいたのに。

 騒がないようにと注意はされたけど。


「岡田と随分仲が良いみたいだが、子供作ったりするなよ」

「岡田さんの両親はいいって言ってましたよ」

「阿呆」

「岡田さんのお父さんも冗談で言ってるだけですよ」

「……数年前に子供を作ったのがいるんだよ」

「鈴木さんですか?男の方」

「知ってるのか?」


 近所の兄ちゃんの話で合ってるのなら……


「合ってるのなら近所の兄ちゃんです。小さい頃面倒見てもらってたんですよ。

 その話はうちの親とかから少し聞いたくらいです」

「そうか」

「兄ちゃんが中学に入った頃から疎遠になったんで、今どうしてるか知らないんですけど」

「一応3人仲良くやってるらしいぞ」

「……そうなんですか?ならいいんですけど」


 兄ちゃん、仲良くやってるって事は元気なんだろう。ならいいか。

 多分会う事はもうないと思うけど。


「真似すんなよ」

「しませんよ。京子さんに迷惑かけたくないし」

「ならいいがな。まぁ気をつけろよ」

「はい」


 宮崎と山田にうちの叔父さんが明日の夜に来て会いたいって言ってる事を伝えた。

 二人ともOKが出たので、叔父さんに返信して部屋に戻った。


誤字訂正

48行目:「ちょうど東京ビックサイトってとこで犬や猫のイベントがあるんだって。宮崎くんが見つけて行きたいんだって言うんで行くつもり」

  → 「ちょうど東京ビッグサイトってとこで犬や猫のイベントがあるんだって。宮崎くんが見つけて行きたいんだって言うんで行くつもり」



2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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