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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第8章 修学旅行に行くよ

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10月16日 (日) 修学旅行前の日曜……

 授業が終わり京子さんの所に集まった。

 この後、何処かで話をするんだけど……


「お昼作ってくれないの?」

「なんで今日お昼を僕が作るの?」


 ここで山田達が余計なことをいいやがった。


「俺達は昨日フレンチトーストを作ってもらったよ」

「えーー、いいないいな」

「何?服部くんが何かご飯作ってくれるの?」


 山田達の余計な一言で、周囲の人達にいつも僕がご飯を作ってくれるもんだと思われると困るんだけど。

 あれは勉強会とか山田の家で遊ぶ時とかに作ってるだけで、特別なんだよ?


「あれは勉強会とかの時に特別に作ってるんだからね?

 いつもいつも作ったりしないよ、京子さん以外には」

「残念。一緒に行くと料理が食べられるのかと。

 調理実習のときの豚汁が美味しそうだったから食べたかった」

「ごめんね。キャンプとかのイベントでもないと多分出せそうにない」




 周囲のみんなには諦めてもらって、吉村さん達とファミレスに入る。

 宮崎が遅れてこちらに来た。


「悪い、遅くなった」

「ほんと、遅い」

「ごめんて」

「……尻に敷かれてるな」

「うっせぇ」


 仲良くやってるようで何より。

 うちとは違う感じの付き合いって感じかな。いいんじゃない?


「修学旅行の3日目だけど、どうしようかって話なんだけど。

 みんなで回るかそれぞれで回るのかなんだけど」


 うちの修学旅行は何年か前から、生徒の自主性を重んじてとか言って3日目は完全に自由行動となっている。昔は何処かの遊園地で遊ばせてたらしいけど。

 レポートの提出はあるけど、自分達で好きな所を回ることが出来る。

 流石に1人でというのは無理だけど、2人以上での行動は認められている。

 ただ、組み合わせと行き先、連絡先を決めて事前に提出しないといけないけど。


「午前中はみんなで回って、午後にばらける?

 山田達はそれなら午前中一緒に行動するって言ってた」

「京ちゃんと吉村ちゃんと別れた後、高橋ちゃんと2人だけなのも怖いんだよね」

「何処に行きたいかにもよるけど、山田達と一緒に行動する?

 それでいいなら話しておくけど」

「高橋ちゃん、どうする?」


 いくら高校生とはいえ、全く見知らぬ東京で女子2人だけで行動するのは怖いだろう。

 少なくともそれなりに知ってるクラスメイトが一緒にいてくれる方がいいと思う。


「じゃあ、お願いしようかと思います」

「今あいつらに連絡入れておいたから、月曜にでも山田達と行き先話し合ってね」

「「うん」」

「これで午前中山田達も一緒に回って、午後はバラけようか、宮崎」

「ああ、それでも5時間くらいは2人っきりで回れるな」

「吉村さん、ゆっくり甘えられるよ」

「なっ」


 軽く吉村さんをイジってみる。ちょっと楽しい。

 これで自由行動の組み合わせが決まったから、何処に行きたいかかな。

 僕ら2人にしても宮崎達とあまり被らないようにしたい。

 この後、すり合わせしておこう。


「午前中はどこ行きたい?場所によっては開館時間が遅かったりすると思うんだけど」

「「「「パンダ見たい」」」」

「上野動物園か。9時半開園だから最初に見る分にはいいか。そのままお昼くらいまでいる?2時間半ほど」

「パンダってあんまりゆっくり見てられないんだよな?」

「そうだな。他のを見ながら何度か見に行くって感じがいいかな。

 そんな感じでいい?」

「「「「仕方がないかー」」」」


 ふれあいコーナーみたいなのがあったかな……

 動物は市内の動物園よりはいろいろいるだろうから、パンダ以外も楽しめるよ、きっと。

 後はそれぞれで回る所を考えないとなぁ。


「宮崎と吉村さんはどこか回りたい所あるの?」

「まだ決めてない」

「決めたら教えて。同じとこなら一緒に行った方がいいだろうし」

「分かったよ」


 これでざっくりとした予定が決まったから、明日僕らの予定を決めよう。




 日曜はいつも通り京子さんの家に向かう。

 毎週京子さんの行ってるような気がする。

 京子さんの両親含めて喜んでくれてるからいいけど、普通こんだけ彼氏が入り浸ってたら嫌がられるよね。


 京子さんの部屋で京子さんと修学旅行の自由行動で回りたい所を考える。

 上野動物園の近くとかに何かあればいいんだけど。


「京子さん、何処に行きたいか希望はある?」

「動物園に行けるから後は……高い所とかは?

 東京って平野が広いから遠くまで見えるんだよね?」


 京子さんはそんなに高い所が好きなのかな?

 建物の中なら大丈夫だけど、あまり高い所は得意じゃあないんだよね。


「牛久大仏からもスカイツリーが見えるとかって話だよ。

 東京でだとスカイツリー、東京タワー、サンシャインかな。

 ちなみにスカイツリーとサンシャインはすぐ近くに水族館があるよ」

「水族館……ペンギンいるのかな?」

「どっちもいるみたいだよ。上野からならどちらもそんなに変わらないし。 どっちも回りにお店があるからいろいろ見て回れるね」

「また何かプレゼント買おうとか思ってないよね?」

「え?ソンナコトナイヨ」


 特に考えていないけど何かいいものがあれば、とは思ってたんだけど。

 クリスマスプレゼントくらいは認めてくれないかな。


「スカイツリーの方の水族館のペンギンは確か恋愛相関図があったような」

「そんなのあるの?」

「ホームページにあるんじゃないかな。

 えーっと、検索してっと、あった。これ」


 恋愛相関図じゃあなかったな。普通にタイトルはただの相関図だった。

 相関図結構細かいね。


「ついでにいうと、サンシャインが入場料無料で、スカイツリーが2200円ぐらいだったかな」

「くっ、スカイツリー高い」

「それくらい奢るよ?夏休みのバイト代がまだまだ残ってるし」

「うっ、それは正直くんに悪いし。何か欲しい物があってバイトしてたんじゃないの?」

「元々夏休みにバイトする予定はなかったから、デートやプレゼントで使うくらいしか考えてないよ」


 京子さんと会う口実にもなったし、使い道の決まってないお金だからこういう時に使いたい。あと、ちょっと奮発して二人でお高目のスイーツ食べる時とか。

 プレゼントにはなかなか使わせてくれないだろうし。


「むーーー、ちょっと待ってもらっていい?吉村さん達がスカイツリーに行くならスカイツリーの方にしようかと思います」

「その場合、ダブルデートになりそうだね。同じように水族館に行く可能性が高いかな。まぁ、いいけど」

「何かダメなの?」

「いや、また宮崎の面倒を見なきゃいけないかもとか考えるとね?」

「あははは」


 とりあえずどちらかの2箇所くらいで、あとは周辺を商業施設を見て回ればいいかな。

 プレゼントは買えなくても、お土産でも買えばいいか。

 うちの母さんに送らないとすねそうだし。


「そういえばサンシャインの近くに『乙女ロード』とかって確かあるんだよね。執事喫茶とかあるらしいよ。クラスの女子が話してた」

「え?女子と話してたの?」

「違うよ?山田の席の近くの女子達が話してたのが聞こえたんだよ?

 特に話してたわけじゃないからね?腐女子らしい子がいたみたい」

「へぇー」

「その子達は執事喫茶に行こうって」

「へぇー、へぇー」

「何か嫉妬してます?何もしていないよ?」

「ぷーーー」


 可愛いな、嫉妬してるっぽい京子さんも。

 なんで、抱きしめて落ち着かせた……ら、ちょうど京子さんのお母さんがドアを開けた。


 へ?マズイところを見られたような……


「あらあら、お父さん、もうすぐ初孫が見れるかもしれませんよ」

「「わあああ、違うから」」


 結局、夕方までからかわれた。

 京子さんのお父さんが「孫か、名前を考えないとなぁ」とかいい始めた辺りで、京子さんが怒った。

 修学旅行の自由行動の場所はあとは宮崎達次第となった。




岡田さんSide

 なんか最近私って嫉妬深い感じ。ちょっと恥ずかしい。

 今日は正直くんが抱きしめてくれて落ち着いたけど、お母さんに見られた。

 うーーー、恥ずかしい。

 更にまたお父さんがからかってるくるし。

 何度も抱きしめて貰えば、からかわれても気にならなくなるのかな。




2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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