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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第1章 告白から1週間の間に

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5月19日 (木) 普通に過ごす平日……

今日は短いです。

 仲のいい友達は付き合い始めたのを知っているので、今日は岡田さんと休憩時間にも話したりするようになった。

 他のクラスメートはこのタイミングで付き合い始めたことを知ったので、驚いたような目を向ける人もいた。

 中には岡田さんを好きだったのだろうか、睨んできたやつもいたけど。


 悪いね、初めて女の子と付き合うようになったから配慮してやれないんだ。

 文化祭でもうちょっとしっかり手伝っていれば、ワンチャンあったかもしれないんだけどね。



 放課後……

 今日も友人たちと遊ぶ予定もないので岡田さんのところに行って話をすることに。

 休憩時間は特に何ともなかったけど、岡田さんが随分何かを気にしてるような顔をしていた。

 なんかあったっけ?


「どうしたの?」

「うーーん、昨日言ってたけどエロマンガほんとに買ったの?」

「ははは、気になる?」

「うん」

「昨日は買ってないよ」

「今後は?」

「女の子からすると買ってほしくはないよね?」

「うーーん、買ってほしくはないけど我慢させるのも悪いし、グラビアとか写真じゃなくてマンガなんだから私が我慢するべきか……

 とか考えるとどうしても気になって」

「そのうちどんなのか見せてあげるよ」

「え?もしかしてからかってました?」

「あはははは」


 冗談で言ったとはいえエロマンガは気になるらしい。

 岡田さんのために買わない方がいいのか……どこかで折り合いをつけないとね。


「そういえば勉強会はどうする?」

「それなんだけど……うちでもいい?」

「え?なんでまた?」


 岡田さんの家とかって……突然のことで緊張するんですけど。

 普通付き合い始めて数日で彼女の家に行くなんてどうなんだ?


「昨日一昨日と送ってもらったでしょ?

 それをお母さんが見てたらしくて……

 昨日「もうすぐ試験だから日曜に図書館で友達と勉強会する」って言ったら、うちで勉強会すればって言われた」

「いつも友達と勉強会はしてる時はどこで?」

「……友達の家……」


 多分それが図書館となれば何かいつもと違うだろうと思われるよな。

 その上送ってるとこを見られていれば……彼氏ができて一緒に勉強すると思われるだろうな。

 もしかして、間近で見たいから家に連れてこいとか?


「ごめんね……多分それでなんだろうね。いつもの友達じゃないってばれてるんだろうな。」

「やっぱり?」

「どうする?いきなり彼氏を連れてくてのはハードル高くない?」

「でも……いずれは紹介したいとは思ってたし……大丈夫」


 これは自分が覚悟を決めるしかないところかな。

 紹介されるのが早くなったかか遅くなったかだけだし、安心して付き合うには挨拶位しておいた方がいいだろう、やっぱり。


「分かった。覚悟を決めるよ。日曜は岡田さんの家で勉強会ということでいい?」

「いいの?」

「うん、じゃあ日曜には家の方に行くよ」


 手土産準備しておかないとな……

 ということで、そのまま今日も送っていくことにした。


2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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