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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第6章 新学期が始まり、イベントが盛りだくさん

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9月22日 (木) 球技大会……3

 すぐに女子バスケとバレーボールが始まるので、京子さんと吉村さんは別れてコートに移動した。僕と宮崎も。

 男子バスケのメンバーにはお疲れと伝えて、レモンの蜂蜜漬けを食べておいてと伝えておいた。


 女子バスケはバスケ部員もいないし経験者もいないから、2回戦辺りで負けるかもしれないと思う。

 パス回しは時々インターセプトされ、ドリブルは突破力のある選手がいないため、どうしても相手ボールになりやすかった。

 それでも大きく離されず前半を終えた。


「レモンの蜂蜜漬けだけど食べて。燃料補給になるから」

「「「「「……うん」」」」」

「勝ちたい?勝ちたいなら絶対ではないけど、疲れる策があるよ」

「……どうする?」

「どちらにしても、勝ちたいなら相手からボールを取らなきゃいけないんだよね。自分達のボールも手放せないし」


 そうだ、点数的に負けている状態で勝つには、相手のボールを奪わないと始まらない。

 それが出来るかどうかで決まる。


「ここで勝っても決勝は勝てないよね?」

「うん、勝てないと思うよ。完全に相手にならないだろうね。ダブルスコアで終わればいいところかな?」

「全力出して終わる?」

「そうしようか……」


 まず、パス回しは短く速く、相手に取られないように次々みんなで回す。

 相手ボールの時は二人もしくは三人で追い詰めろ。10秒ドリブルもパスもできないようにすればこっちのボールになる。

 残りのメンバーはパスコースを潰すように。


 後半がスタートした。

 自分達のボールは失わないように素早くパスを回していき、点を稼いで行った。

 相手ボールはこれまでよりは多くカット出来るようにはなった……

 が、やはりそれ程点差は詰められず、2ゴール差で負けてしまった。


「お疲れ様、最後はよく頑張ったね。いい試合だったよ」

「「「「「はい」」」」」

「じゃあ、残りのレモンの蜂蜜漬けを食べて元気出して」

「「「「「うん」」」」」」




 バレーボールの方を回っていく。

 バレーボールの方はやはり勝ってた。

 前回同様超攻撃型のプレーで完勝したようだ。


「宮崎、彼女の方はどうだった」

「おい、吉村さんは楽勝だったぞ。そっちはどうだったよ」

「そうかい、良かったな。京子さんは負けた。やっぱ経験者とかいなかったからな」


 まぁ、吉村さんのバレーボールは元々決勝まで行くと思ってたし。

 これなら優勝出来るかな。




 サッカーの決勝まで少し時間があるので、どこかで昼寝でもしておきたいところ。

 芝生がある所を探して移動し、京子さんに断わって横になろうとした。

 そしたら京子さんが自分の膝をペシペシと叩いた。


「どうしたの?」

「どうぞ」

「いいの?」

「ん」


 ということで、膝まくらしてもらい、すぐに眠ってしまった。

 となると······当然吉村さん達がイジりに来る訳で、僕が眠ってる間京子さんに悪いことしたかな。




 サッカーの決勝の時間になったので、コートの方に移動した。


「間に合ったか……」

「ああ、彼女とよろしくやってたようだけどな」

「ただの膝まくらだよ。人に言えないような事はしてないよ」

「このうらやまし奴め」「リア充、爆ぜろ」


 バスケでの体力消耗が激しいから、サッカーの決勝はどのくらい動けるか分かんない。

 それでも同じポジションについた。

 相手チームには知ってる奴が何人かいた。しかも、小学校時代に一緒にサッカーやってたのが。

 ポジション的にマッチアップすることはないけど、要注意。


 相手ボールからのスタート。

 キックオフからすぐに右サイドにボールが渡り、そのままライン際を駆け上がっていた。

 僕は下がってセンター寄りに移動。

 センタリングされるが、中央を超え僕の近くに来たのでトラップして確保した。

 そこから下がって来ていた左のウイングにパスを回し、前へ駆け上がる。

 パスが戻ってきて、中央センターライン付近にいたミッドフィールダーにボールを回して更に前に出て、またボールをもらった。

 ゴール前右側にいるフォワードに向けて、またロングパスを送るが今回はゴールに入らなかった。フォワードにパスが通り、シュートを打ったが枠から外れた。


 あまり後ろに戻りたくないので、クリアボールやゴールキックは相手のフィールドで押さえるように、ウィングともう1人のミッドフィールダーで取りに行った。

 押さえた後、またゴール前のフォワードにパスを送り出すが、前半終了間際にようやく1点取れた。


 後半、相手もこちらのやり口は理解していたので、パスやドリブルで持って上がるようになった。

 その都度近くにいるメンバーがボールを取りに行った。早い段階で潰し、そのまま攻めに転じて追い詰めていく。

 それでもダメ元でカウンターを狙いこちらのフィールドに蹴り込んだボールが、ディフェンスに戻らなかったフォワードに渡り、ドリブルで攻め上ってきた。

 ミッドフィールダーやデフェンダーが止めに行ったが抜かれ、ペナルティーエリア直前で僕がスライディングで外の方へ蹴り出した。

 その後、近くに居たデフェンダーが大きく相手のフィールドの方へクリアした。


 その後も散発的に大きく蹴り込まれるボールを処理し、1点を守りきって勝ち、優勝した。




 バレーボールは決勝もスタイルを変えず、超攻撃型のまま優勝した。

 どの相手チームにもバレーボール部員や経験者がほとんどいなかったため、吉村さんたちのアタックを拾えなかったのが勝因。

 事前に調査していたのだろうか……


 ちなみに、男子バスケは宮崎のクラスが負け、優勝を逃した。

 まぁ、僅差だったから優勝してもおかしくなく、おしかったんだけど。


 女子バスケはやっぱり1回戦でうちが負けたクラスが優勝。

 バスケ部員と経験者が多いとやっぱり強い。


 それでも2年で2種目優勝は大金星。

 今年は格段にいい成績だ。京子さんにはいいとこ見せられたし言う事ないかな。


 それより宮崎と吉村さんが付き合ってたとか、京子さんも知らなかったけどびっくりした。

 今後は宮崎もイジれそうだ。京子さんに情報を集めておいてもらわないと。



 意気揚々というより僕は特に疲れた状態で京子さんの家に帰ってきた。


「「ただいま」」

「おかえりなさい。服部くんはお疲れのようね。お風呂準備してるからどうぞ」

「いいんですか?ありがとうございます。今日は2種目フル出場だったんですごく疲れてるんですよ」

「明日は祭日だから泊まってく?」


 お言葉に甘えてお風呂に入らせてもらった。

 着替えは持って来ていたので、お風呂を出たらいつもの格好出た。

 入れ替わりに京子さんがお風呂に入ることに。


「覗いてもいいよ?」

「いやいや、覗かないよ。しかも彼女の家で」

「ふふふ」


 また夕飯のいただき、その後京子さんのお父さんも交え、球技大会の話しをした。

 京子さんが興奮気味に僕のサッカーやバスケでの活躍を語っていた。

 僕も京子さんがバスケで点を取ってたことを話した。


「服部くんはサッカーやバスケが得意なのかい?」

「サッカーは小学校の頃、バスケは中1の頃少しやってたので、ちょっとだけ得意ですよ、そんなに上手くはないですけどね」

「いやいや、上手かったよ。サッカーなんか得点したし、アシストもしてたもん。それに、今日なんか足でちょんと浮かして、自分の身体を超えさせて抜いていったんだから」

「そりゃあ凄いね」

「得点はロングパスのミスが偶然入っただけだし、上手く抜けたのも運がよくて出来ただけだから。2回戦目はささやき戦法が上手くいって相手しやすかったし」

「サッカーでささやき戦法?」

「マッチアップしてた相手が友達なんですよ。で、そいつと吉村さんが付き合ってた事が分かったんで、いろいろちょっと……」

「ははは、その友達と仲がいいんだね」


 今日の球技大会の話しで盛り上がり、随分遅くなった。

 京子さんのお父さんが「疲れてるだろうから、このまま泊まって行きなさい」と言われ泊めてもらう事にした。



岡田さんSide

 今日、正直くんが昼寝するって言うから膝まくらしちゃった。

 サッカーとバスケに連戦でフル出場だったから、かなり疲れてたんだろうな。すぐに寝ちゃったし。

 両方の試合で活躍してて注目されたから、近くで見てる人が結構いたのはちょっと恥ずかしかった。

 多分、吉村さんさんにイジられるだろうな。


 でも、もう見せ付けたから、正直くんにちょっかいかけて来る人は減ってくれるといいな。


2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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