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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第6章 新学期が始まり、イベントが盛りだくさん

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9月22日 (木) 球技大会……2

 昨日のうちにまたレモンの蜂蜜漬けを仕込んでおいたから、今日も種目毎に渡さないと。

 今日はサッカーが先にある。スタメン参加でその後のバスケまで体力が保つかどうか……

 なるべく省エネで動こう。


「宮崎、お前んとこってどうなってんの?」

「早々にサッカーがあって、その後バスケ」

「俺と同じだな」

「……もしかして対戦相手か?」

「見てない」


 勝ったけど、次の対戦相手見てなかったんだよね。


「そっちも誰かケガしたとか?」

「ああ、いきなりケガしやがった。で、急遽今日出ることにになった」

「俺は昨日後半から出てるよ」

「バスケだけで済ませたかったんだけどな」

「確かに」


 ということで、初っ端から宮崎と対決となった。

 小学校時代から対戦したことないよな。クラス内でも同じチームだったし。

 でも、京子さんも見てるし負けたくはないな。




 朝のホームルームが終わり、サッカーの時間まで間があるから今日のレモンの蜂蜜漬けを渡していく。

 バレーボールの女子には特に喜ばれた。男共は反応が薄いけど。



 サッカーのコートに移動し1年の試合を見ながら、京子さんと話をして試合時間を待つ。

 ようやく時間が来たのでコート内に集まった。

 やっぱり宮崎のクラスとの対戦だった。


「宮崎、やっぱりお前のところだったな」

「ああ、よろしくな」


「正直くん、がんばって」

「宮崎、がんばれよ」


「彼女か?あれ?吉村さん?」

「知ってるのか?」

「彼女の京子さんの友達だけど。同じクラスだし」

「そういや同じクラスだったな」

「いつから付き合ってんだよ?」

「去年の年末くらいからだな」


 知らなかった。教えてくれればいいのに。

 まぁ、いい。試合前開始だ。


 開始からしばらくは、お互い一進一退でゴール前にもボールが行かなかった。

 僕は1回戦と同じ左のミッドフィールダーで、ポジション的に宮崎とマッチアップすることになった。

 これだと省エネ出来ないなぁ。


「なぁ、宮崎。吉村さんとどこまで進んでんの?」

「え?」


 丁度ボールが来たので宮崎より先に出て、ボールをもう1人のミッドフィールダーにパスを回し、そのまま前に出た。

 すぐに戻って来たパスを受け、しばらくドリブルの後左前にいたフォワードにパスをして、ゴール前へ向かった。

 センタリングされたボールをダイレクトにゴールへ蹴り込むが外れた。


「服部、お前」

「前にお前も同じ事しただろ」


 宮崎もああいったことを言われれば動揺するのか。

 日頃こっちがイジられるばかりだから、イジり返したい。


 とか思っている間に、ディフェンダーからの縦パスが僕の方に転がって来る。

 後ろにはマークに付いてる宮崎がいる。

 転がって来るボールの勢いを殺さず、つま先で軽く跳ね上げ自分の身体の上を通す。


「宮崎、もう吉村さんとキスくらいしたか?」

「バッ、バカやろっ」


 こっちはすぐに反転しボールを追うが、宮崎は反応が遅れた。楽しい。

 すぐにボールに追いつき、そのままゴール前に向かっているフォワードの前に落ちるようにパスをした。

 フォワードはそのボールをワントラップしてゴールに蹴り込んだ。

 ゴーーール

こちらの先取点となった。


「正直くん、すごーーい」

「宮崎、何やってんの。しっかりしろ」

「吉村さん、敵チームの人だけど応援していいの?」

「いいんだよ、負けてるんだし。彼氏対決で応援してるだけなんだから」


「服部、またやってくれたな」

「いつも俺がやられてるんだからな。こういう時にイジらないとな」

「くっそ」


 その後はお互い得点のないまま、後半中頃まで進んだ。

 宮崎とはやったりやられたりと互角の状態。どちらも得点には結びつかなかった。


 そんな時、僕の目の前にボールが転がって来たので、ゴール前のフォワードに向けロングパスのつもりで蹴ったボールがゴール右上隅に突き刺さった……


「あれ?」

「くそ、またやったよ。お前、時々そうやって偶然点取るよな」

「ああ、なんでだろうな」

「運がいいんだよ」


 これで勝負が決まり、うちのクラスが勝った。


 その後京子さんと吉村さんの所に宮崎と一緒に行った。

 宮崎と吉村さんが付き合ってたとはね。


「吉村さん、宮崎と付き合ってるんだって?

 始めて聞いたよ。こいつ教えてくれないし」

「服部、宮崎の知り合いだったの?」

「小学校の頃からの友達だけど。家が近いから今も朝は一緒に登校してるけど」

「そうなんだ。こいつ、友達関係とか教えてくれないからな」

「聞かれてないからな」

「少しぐらい教えろよっ、宮崎」


 宮崎と吉村さんは随分仲が良さそうだ。宮崎を平気で叩いてるし。


「教えてくれれば、花火大会の時大戸じゃなくて宮崎呼んだのに」

「ああ、あの時は用事があったから無理だった」

「そうそう、宮崎と行こうかと思ってたのに行けないとか言うし」

「「吉村さん、かわいそう」」


 どういう理由があったか知らないけど、ちゃんと説明してないのかね、宮崎くん。

 あんまりそういう事してると、吉村さんに愛想尽かされるぞ。


「京子さんの方は吉村さんが付き合ってるって話は知らなかったの?」

「知ってたらみんなでイジってる。私も散々イジられたんだし」

「これなら今度ダブルデートでもしてみる?映画とか……と言っても宮崎とだとホラーになりそうだけど」

「「ホラーはちょっと」」

「服部、流石にデートでホラーは見ない」

「まぁ、そのうち企画しよう」


 さて、そろそろバスケの試合の時間のはず。急がないと。


「宮崎、バスケの試合が始まるから、そろそろ行くぞ。急がないと」

「そうだった。バスケもまたお前と試合なんだよな」




 急いでバスケのコートで宮崎と移動した。京子さんと吉村さんも。

 山田と武田が待っていた。


「服部、遅いぞ。サッカーはどうだった?」

「勝ったよ」

「相手チームの奴と一緒に来たけど?」

「あいつとサッカーもやってたんだよ。次が丁度俺と同じだから」

「そっか」


 さぁ、バスケの試合だ。

 サッカーで身体は温まってるしいけるかな、体力的に厳しいかもしれないけど。


「さあ、行きますか」


 ジャンプボールはまた武田に任せる。

 バスケも宮崎とまたマッチアップすることになった。

 ボールは相手チームのものになった。マークしてる奴がディフェンスに行ったがすぐに抜かれてしまった。

 近い自分と入れ替わらせ、ボールを持ってるやつのところに行く。

 足を止めさせボールを取りに行く。パスが回せないようディフェンスし追い詰めていく。

 相手が不用意なパスを出したところを味方がインターセプトし、パスしながら相手ゴール向かった。

 相手チームはゴール前を固めていた。

 僕がディフェンスをこじ開けゴール下に向かうが難しく、一旦武田にボールを戻しシュートさせた。

 そのまま僕はゴール下に割り込み、スペースをを作りリバウンドに備える。

 しかし、ボールはなんとか入り得点となった。


「よっし。ディフェンスいくぞ」

「「「「おう」」」」


 僕はすぐ自分のゴール前に戻り、そばにいた相手チームの選手をマークする。

 相手チームも速いパス回しでもうゴール前に来ていた。

 僕はマークを止め、ゴール前に来た宮崎に当たる。レイアップのシュート体勢に入ったので、こちらもジャンプしてブロックする。

 止められると思ったが、ボールを持ち替えてこちらの脇からすくい上げるようにシュートした。そのボールはゴールに吸い込まれるように入った。


「宮崎、学校の球技大会でそんな高等テク使うな」

「お前のブロック抜くにはこれしかないだろが」


 その後は点を取りつ取られつしながら前半はほぼ互角の展開だったが、後半選手の体力と技術の差で点差が開き、こちらが負け始めた。

 それでも僕のブロックで点差は大きく広がらなかったけど、最後はまともにジャンプ出来なくなり完全にやられた。

 それでも10点差ですんだが負けた。


「服部、こっちが勝ったぞ」

「ああ、そうだな。疲れたよ」


2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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