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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第5章 祖父母の家にて

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8月14日 (日) 祖父母の家に過ごそう……3

 夕飯はホットプレートで焼いていくだけなので、食材は直前にカットすればいいから、お茶にしてしばらく涼む事に。

 直や京子さん達がプリンの誘惑にあらがっている中、叔父さんの話をした。


「ばあちゃん、栄太叔父さんって今年も帰ってこないの?忙しいとか?」

「帰ってくるとは言ってなかったね。忙しいとは言ってなかったけど、向こうで遊ぶのに忙しいのかもね」

「帰ってくるなら山田の話をしたかったのに」

「この間も山田くんがどうとか言ってたよね?」

「ああ、友達の山田の叔父さんと栄太叔父さんが高2から友達でよく遊んでたって話」

「山田くんか懐かしいね。えーちゃんがよく遊びに行ってたよ。土曜は大抵遊びに行ってて遅く帰ってきてた」

「山田のおばあちゃんも懐かしいって言ってた。俺が料理してるの見ると思い出すぐらい似てたみたい」


 叔父さんが帰ってきてたらまた面白かったんだけど、いないからしょうがない。

 今度叔父さんが帰ってきたら来よう。



 さて、夕飯。今日は食材をホットプレートで焼くだけの手抜き料理。

 でも、ホットプレートとはいえ焼きながら食べるとちょっと特別感が未だに感じられる。


 食材を京子さんと切り分けるだけなので、手分けして切っていった。

 後はホットプレートを出して焼くだけ。トウモロコシが焼きにくいけどそれは我慢。

 食べたいものを焼いていって食べたいだけ食べた。



 焼きながら食べると時間がかかるので、食べ終わった頃はもう外もすっかり暗くなっていた。

 うちの母さんが京子さんが来るということで一杯花火を買い込んでいたので、この後花火をすることになった。


 事前に蚊取り線香をいくつか置いておいて、花火に火をつけられるようしておいた。

 中では虫除けのスプレーをしているようで、僕は適当にスプレーを吹き付けられて追い出され、花火の準備をさせられていた。

 しばらく蚊取り線香の番をしながらみんなが出てくるのを待っていたが……


 ……京子さんが浴衣で外に出て来た。


 僕はぼーっと京子さんの浴衣姿に見とれていた。

 祭りがあるという話はしていなかったので、浴衣を持ってきているような事は言っていなかったはずなんだけど……


「浴衣を持ってきてるとか言ってなかったはずなんだけど……」

「服部くんのお母さんが準備してくれてたの」

「そうなんだ、よく似合ってて可愛いね」

「ありがと」


 母親よ、Good job。


「ちょっと古い浴衣なんだけどごめんね?」

「いえ、服部くんにも浴衣姿を見せられたし、これで十分です」

「ありがとね」


 僕は浴衣姿の京子さんを見ながら花火を一緒に楽しんだ。

 直や真琴は花火を振り回しながら遊んで動画撮影とかしていたけど、僕たちは赤や緑いろいろな色で弾ける花火をゆっくり眺めていた。

 来年も再来年もその先も一緒に花火が出来るといいなぁと思っていると……


「来年も一緒にここに来たいね?」

「来年も再来年もその先も一緒に来たいよ」

「「あははは」」


 花火は終わったけど、しばらく流星群を眺めてから家の中に入った。

 花火に流星群、浴衣姿の京子さんも見れて、ちょっと贅沢な夏休みかもしれない。



 その後、お風呂で汗を流し、夜のお茶会の時間に突入。

 特別な話はないと思っていたが、花火の時のことを直が聞いていたようだった。

 あれだけ騒いでいたのに。


「京子さん、来年も来てくれるんだって?」

「できたら来たいと思ってますよ?」

「うんうん、まーくん、絶対に別れないようにね。別れたら家族全員からハブられるからね?」

「えーー、絶対なんて保証できないだろ。僕が使ぬこともあるかもしれないし」

「そんな極端な話は知らん。別れないように努力しろ」

「そんなのいつも努力してる」


 その努力が正しいかどうか分からないし、目に見えるように努力するものでも無いと思うんだけど。

 だけど、いつまでもいい関係でいたいなぁ。


「でも、そんなに心配はしてないから、きちんと仲良くするように、ね?」

「はい、来年も一緒に来ます」


 顔を赤くして京子さんが答えてた。




岡田さんSide

 また、服部くんがプロポーズまがいの事を······

 嬉しいけど、出来れば二人だけの時に言って欲しいよね。

 直さんや真琴さんがいる時に言ったら、からかわれるに決まってる。

 なのに……

 多分、そのうちまた同じ事言われそうだね。

 今度は二人っきりの時にお願いします。




 もう明日は帰る日だ。

 京子さんと来たからかいつもより楽しかった。

 いつもは押しつけられてる飯作りも、京子さんと一緒に作れたから楽しく過ごせた。

 流星群や花火も一緒に観れたし、京子さんの浴衣姿が見れたおかげで今夜はいい夢が見れそうだ。


2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

https://ncode.syosetu.com/n0014kk/

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