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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第5章 祖父母の家にて

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8月14日 (日) 祖父母の家に過ごそう……2

 さて、お昼の準備をしましょうか。


 今日は冷や麦がまだまだあるということで、そうめんチャンプルーならぬ冷や麦チャンプルー。

具材は豚肉、ニラ、キャベツ、椎茸、ニンジン。


「京子さん、具材は4、5cmくらいで千切りというか青椒肉絲のように細く切っておいてくれる?」

「はい」


 ニンジンは細く切ってるからすぐに火が通るとは思うけど、電子レンジであらかじめ火を入れておいてもいい。

炒めものは短時間で済ませないと水分が出てベチャベチャになりやすいから。


冷や麦は茹でて水で洗ってぬめりを取り水気を切る。

油を絡めておいて麺同士がくっつかないようにしておくといい。


フライパンに油を敷いて豚肉を炒め火を通す。

その後、おろしショウガやニンニクを入れて、香りが立ったら野菜を投入して炒め、塩コショウで下味を付ける。

冷や麦を投入して具材と混ぜ合わせ、軽く塩コショウし、最後にめんつゆをかけ全体に味が回ったら完成。

めんつゆだけじゃなくて、焼き肉のタレを混ぜてからかけてもいいかも。



「適当に作った冷や麦チャンプルーだ。焼きうどんと同じように作ったから味的には大丈夫だと思う。

 冷や麦が細いから火が通り過ぎてそうだけど」

「十分美味しいよ、まーくん」

「つけ麺ばっかりだったから飽きてたんだよねねーー、うちの母さん、こんなの即興で作らないし」

「じゃあ、今後は自分で作ってね?」

「えーー、ごめんなさい、お母様」

「こんな娘より可愛い京子ちゃんの方がいいわ。早くうちにお嫁に来て!」

「わぁ」


 うちの母さんがいきなり隣にいた顔を赤くした京子さんに抱きついた。

 何やってんだか。仲よさそうにしているみたいでいいんだけど、迷惑はかけないで欲しい。

 後、余計なことも言わないでくれないかな。


 京子さんもなんとか持ち直して冷や麦チャンプルーを食べてる。


「即興でこんなに美味しいのが作れるってすごいね!」

「焼きうどんで同じ味付けにしてるから、そんなに大したことでもないよ?」


 京子さんも満足していただけたようで、何より。

 同じような料理は多少具材を変えても同じ味付けでなんとかなるもんだ。

 ダメなときにまた考えればいい。


「お姉ちゃん、野菜とか切れるのにまーくんに料理を教わってるの?」

「お姉ちゃん…………、ああ、食材を切るのは大丈夫なんだけど、焼いたり炒めたり、味付けとかがダメなんだよね。

 それで習ってるの。簡単にできるやり方とかね」

「まーくんの場合、塩コショウとめんつゆが多いけどねー」

「でも餡かけの餡を市販品の八宝菜の素を使ったりとか、代替え案で簡単に味付けに困らない方法を教えてくれたりするよ?

 そういうのが嬉しいの」


 昼食も終わったし、午後はどうしようか。

 午前中は話し込んでたしどこか出かけるか。出かけるにしてもこの辺何もないしなぁ。

 駅前まで一度出て……


「京子さん、午後はどうしようか?」

「……お姉ちゃん……お姉ちゃんだって」

「どうかしたの?」

「お姉ちゃんですよ?一人っ子でしたからそう呼ばれてみたかったんですよ!」


 いや、うちの妹なんかにそう呼ばれて、そんなに嬉しいもんかな?

 でも……嬉しそうにしてるからいいかな。可愛いし。


「良かったね」

「うん」

「さて、どうしよう?」

「このままのんびりしてるのでもいいよ?」

「じゃあそうしようか。夕方に買い出しに行くからその時間まで」



 ゆっくりするつもりで飲み物やお菓子を準備して話しをしようと思っていたら、やっぱり母さんと真琴達が乱入してきた。

 まだ、話し足りないらしい。仕方がないのでそのまま話しを続ける。


「昨日も聞いたけど、本当に二人はどこまで進んでるの?」

「彼氏いない私も気になるのよね」


 昨日は適当に誤魔化しておいたのに……

 京子さんと顔を見合わせ、僕はため息をついた。

 京子さんも顔を少し赤くしてうなずいてた。

 特にそういう事はしていないけど、こんなに周りから認められている関係で何もないというのもちょっと恥ずかしい。


「……何もしてないよ」

「え?」

「何もしてないよ」

「えーーー、未だ3ヶ月だけど、あれだけ京子ちゃんのご両親に認められているのに、キスすらしてないの?」

「そうだよ、悪いかよ?」

「まーくん、ヘタレかよ。やりたいサカリの男子高校生が……キスすらしてないとは」

「直、ちょっと言い方」


 京子さんがさらに顔を真っ赤にしてるんですけど。

 勉強中や京子さんの親が居るところでキスなんか出来ないだろうが。

 雰囲気とかそういうのが必要なんだよ。


「まーくん、家に連れ込んでないの?」

「真琴も連れ込むとか言うな!」

「服部くんには住所しか聞いてません。まだ連れて行ってもらってませんよ」

「男の一人暮らしのとこに、彼女とはいえ一人連れて行ったら狙ってるようにしか見えないでしょ?」

「「まあ確かに」」

「でも、嫌じゃないよ?」


 僕の顔が一気に真っ赤になった。体温も急上昇し1度は確実に上がっただろう。

 京子さん、わざとからかってるよね?本人も真っ赤だ。自爆してる。

 直や真琴はキャーキャー言っている中で、うちの母さんは僕の肩を掴み力を入れて、「責任取れないような事はしないように」と圧をかけてきた。

 当然「……はい」と答えるしかなかった。そんなこと言われなくても無責任な事はしないよ。信じてくれてないのかな?


 その後も学校のことや友達の事など話をしながら、買い出しの時間までゆっくりしていた。

 やっぱり京子さんのことが気になるようで、色々とこれまでのこととかを聞いていた。

 流石に僕たちの事については大体聞き終えたみたいなので、特に聞かれることはなかった。




 そろそろ買い出しの時間なので出かけることにしたが、今日は母さんまで付いてきた。


「一応焼き肉なんだけど、肉にする?ソーセージとかハンバーグにする?

 基本野菜たくさんの予定だけど」

「うーーん、どっちがいいかな。京子ちゃんはどっちがいい?」

「そうですね。ソーセージとかハンバーグの方がいいですかね。服部くん」

「ハンバーグは作らないよ?」

「えーー、作ってくれないの?」

「うん」


 京子さんがしゅんとして目に見えて落ち込んでるのが分かる。

 母さんの機嫌が悪くなってきているのも目に見えて分かる。

 やばいな、うちの母さんが強権発動しそうだ。


「京子さん、今度煮込みハンバーグ作るから、それで勘弁して?」

「じゃあ、我慢します」


 なんとか落ち着いたようだ。うちの母さんも。

 9月ぐらいに作るかな。


「という事なので、市販のソーセージとハンバーグを買っていこう。

 トウモロコシやナス、タマネギ、ネギ、ジャガイモ、カボチャ、椎茸はあったから、あとキャベツと他のキノコ類かな。」

「チーズとか焼いていいですか?トマトも」

「いいんじゃない?」

「まーくん、ご飯の代わりにお餅はどうですか?去年のが結構残ってるからそれ焼きたい」

「いいよ」


 適当にソーセージやハンバーグ、野菜やチーズ等買った。

 他にも生クリーム等のデコレーションされたプリンやパウンドケーキなども夜のお茶会のお供に購入することが決まった。


### 続く ###


2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

https://ncode.syosetu.com/n0014kk/

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