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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第5章 祖父母の家にて

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8月14日 (日) 祖父母の家に過ごそう……1

 昨日は、あれ以上巻き込まれない内に京子さんをお風呂に入らせ、疲れているからと早めに眠らせることにした。

 真琴や直と同じ部屋で寝ることになったのでその後も話をしてたんだろうけど、寝不足になってなきゃいいけど。


「おはよう、京子さん」

「おはよう」

「眠れた?真琴たちがうるさくなかった?」

「それは大丈夫だった。しばらく話して寝たから」

「ならよかったけど。じゃあ準備しますか……」


 といってももう三度目なんで説明はなし。

 卵液を作って食パンはダブルソフトでそれを浸して、バターを溶かしたフライパンで焼くだけ。

 今日は甘めに卵も増やして濃厚にしてみたくらい。


 焼くのも甘くしている分火を弱めにしてじっくり焼くことにした。

 京子さんがこまめに焼き具合を見て、焦げ付き過ぎないように注意しつつ焼いてた。慣れれば時間で判断できるようになるんだけどね。


 昨日冷やしておいたスイカも切って出す。直と誠が全部平らげてくれるだろう。

 アイスではないけど、スイーツ的にはいいかもしれない。健康にもいいらしいし。


「自分の家でフレンチトーストとかいいわぁ」

「トーストばっかりも飽きるしなぁ。美味しい、卵濃い目で」

「京子さん、うまく出来てるよ。美味しい美味しい」


「京子ちゃんが作ってくれてるの?おばさん、嬉しいわ。

 うんうん、美味しいーー」

「服部くんが全部そばで見ててくれたんで、うまく出来たんです」

「うちのは見てただけなんだから、京子ちゃんにちゃんと出来るだけの実力があるのよ」



 食べてたらじいちゃんが朝の畑の世話から戻ってきたので、じいちゃん用にもう少しガッツリしたものを作る。


 ダブルソフトをトーストにしてバターを塗って、ベーコンをカリッと焼いて塩コショウ、目玉焼きを焼いてこれも塩コショウして、一緒にパンに乗せて出来上がり。

夏場で汗かくから塩分ちょっと多めにしておいた。

晩にバナナを1本出して食べさせれば、塩分の取り過ぎも抑制出来るみたいだからいいだろう。


「じいちゃんのも美味そう」

「お前らもう食っただろうが」

「でも美味しそう」

「京子さんまで……」

「いや、食べたいとかじゃなくって、ただ美味しそうって思っただけ」

「その内作ってあげるよ」


 そんなに手間じゃないから、京子さんのとこで朝食に出してもいいかな。

 どこかの日曜の朝一にお邪魔して。


「いいなーー」

「お前らは自分で作れ!簡単だろうが」

「えーー、それなら京子ちゃんも……」

「そりゃ彼女特権だからだ」


 家族なんか普通のトーストで十分。

 でも明日の朝はどうするかな。


 朝飯を食べたら、また京子さんを取られたので、仕方がないからじいちゃんを手伝って畑の世話をすることにした。




岡田さんSide

 また服部くんは追い出され、また直さんやお母さん達に囲まれて話をすることに。

 昨日の続きなんだろうな。


「昨日の続きだけど、ペンダントの指輪って婚約指輪ってことでもらったの?」

「違いますよ?もともと一つになっているものですから。

 一緒にショッピングモールに行った時に私が欲しくて見てたのを、いつの間にか買ってプレゼントしてくれたんです。

 でも、見ると分かると思いますけど意味深な感じじゃないですか」

「ああ、ペンダントトップが指輪だもんね。もらった婚約指輪にチェーンを付けてるように見るか」


 そう、吉村さんにもそう言われた……

 もらってうれしいから付けてるけど、見せるのはちょっと恥ずかしい。


「ご両親公認で婚約してるとかプロポーズされたとかってことではないの?もしそうならうちの方も認めるよ?」

「ええ?婚約とかそういう話はうちではまだしてませんよ。ただ、両親はうちに婿に来てほしくなってますけど。

 それと服部くん本人からもプロポーズまではされてません。今は将来的にも一緒に居たいと思ってるということで、プロポーズするならしかるべきタイミングでだそうです」

「うーーん、まだ付き合い始めて3か月くらいの高校生だから仕方ないよね。将来的にまだどうなるか分からないというのもあるけど」

「ひゃー、お兄ちゃん、ほぼほぼプロポーズしてるようなもんだよね?」

「私もそんな風には思いますけどね。本当にプロポーズしてくれるまで待ちますよ?」


 まだまだ高校生だし、結婚とかまで考えるのはまだ先。今を一緒に楽しんでいければいいかな。

 なかなか難しいかもしれないけど。


「でも何かあったら言ってね?叱っておくから。それに3月くらいには戻ってくるし」

「多分大丈夫だと思いますよ。服部くんはそんな悪いことしませんから」

「でも、あの子も何するか分からない時があるからね……」

「え?」

「小4の頃だっけ、夏休み直前におたふくになって夏休みの始め1週間ふいにした年だけど、あの年はひどかったわね。

 夏休みに裏の崖から飛び降りて足にひびが入り、女の子のランドセルを蹴ってケガさせたり……」

「そんなことしてたんですか?」

「崖から飛び降りた時は下に笹が敷かれてたんだけどサンダルで飛び降りくじいたみたいで……直ちゃんは大丈夫だったのに。

 女の子にケガをさせた理由は分からないけど。

 でもその頃以外は特に何もなく落ち着いてるのよ?」


 なんで服部くんはそんなことしたんでしょうね?

 若気の至り?その子が好きだったとか?


「その子は大丈夫だったんですか?」

「傷が残ったりはしてないはずよ?中学までは同じ学校に行ってたけど、高校は違ったわね」

「ケガさせたことをまだ気にしてたりとか?」

「そんなことはないと思うけど、周りの女の子には優しいわね、従妹と妹以外。

 前から優しかったと思うけど、保育園の頃はよくスカート捲りをしてたみたいよ?保育士の先生に相談されたけど」


 小さい頃はそんな事してたの?わんぱくって事でいいの?

 流石に今はそんな事しない紳士的な人なんだけど······トラウマがあったりするのかな?


「とにかく、何かあったら言ってね?」

「はい」



服部Side

 追い出されてしまったから、じいちゃんを手伝って畑の草取りとか収穫とか手伝った。

 特に出荷するわけじゃないから、大きい物は収穫していった。

 晩はホットプレート使って焼き肉かな。

 肉は少なく野菜いっぱいで。後で肉の在庫確認しとかないと。

 

 途中くしゃみが止まらず、じいちゃんに「風邪か?」と心配されたけどそういった感じじゃないから、うちの母さん達が余計な事を京子さんに言ってるんだろうな。戻るのが怖い。


 とうもろこしやトマト、椎茸、他にいくつか収穫して終了となった。




「ただいま」

「おかえりなさい」

「大丈夫だった?」

「うん、でも多分聞いたらいけないかもしれない話が聞けた」

「え?何聞いたの?」

「それは言えませーん」


 何言ってんの?うちの親。

 嫌われたらどうしてくれるのかな?


「もしかして嫌われた?」

「ん?何で?」

「特別ひどい事はしてないと思うけど、女の子にとって嫌な事をしたかもと」

「何かトラウマになるようなこと?」

「どうだろ?でも、もうそんな事しないようにとは思うようになったと思うよ」

「今は女の子に優しくしているからいいんじゃない?私は嫌いになってないよ」


 なら良かった。でも、嫌われないように努力はしないとな。


### 続く ###


誤字訂正

1行目: 昨日は、あれ以上巻き込まれない内に京子さんをお風呂に入らせ、疲れているからと早めに眠むらせることにした。

  → 昨日は、あれ以上巻き込まれない内に京子さんをお風呂に入らせ、疲れているからと早めに眠らせることにした。

98行目:「そんなことはないと思うけど、周りの女に子には優しいわね、従妹と妹以外。

  → 「そんなことはないと思うけど、周りの女の子には優しいわね、従妹と妹以外。



2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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