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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第4章 服部くんは岡田さんにプロポーズしたのだろうか?

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8月12日 (金) 山田の家でお泊まりSLG大会……2

 夕飯後、そのまま「ガンダム」で遊び始めて数時間、皆手持ちを何機か消耗していた。

 購入していたドリンクも底を突いてきたので、気分転換に深夜のコンビニに繰り出した。


 僕自身家に帰ったらまず夜は出かけないので、深夜にコンビニに行くというのはちょっとテンションが上がる。

 さらにみんなで深夜の住宅街を徘徊というのは何か楽しい。

 坂を下りながら話し始めた。


「服部は、いずれ岡田さんと結婚とかすんの?」

「ぶっ!いきなりそんな話かよ」

「夏休み直前にプロポーズしたとかって話が教室で流れただろが。いくらかそう思ってるんだろ?なぁ、西川」

「そうだよな。まだ、付き合って3ヶ月かそこらでそんな話が出るとかそう無いだろ。服部」


 今でもまだ3ヶ月程度しかたってないし、そんな決断出来るような年でもないんだけどな。

 今のところ長く一緒にいたいとは思ってるけど、まだまだ経済的に自立できない学生が気軽には言えない……


「まぁ、京子さんには長く一緒にいたいと思ってるって話はしたけどな。でも本当にプロポーズするならちゃんとしたタイミングでするよ」

「そっか。服部は将来のことももう考えないといけないなぁ」

「そこまで深刻ではないけどな?どっちかというと武田の方が大変だろ?」


 来年はもう受験生だから、武田みたいにもうがんばってる奴もいるんだよね。

 僕はまだ大学に進むか考えてないんだけど、京子さんのことも考えると大学行っとかないとダメかなぁ。


「うちは兄貴がいい大学に行ってるから俺もって思ってるのが嫌なんだよな」

「大学が多少ランクが落ちても有名ないい学部もあったりするだろ?そういう所狙ったりしねぇの?」

「行きたい学部ならそれもいいけどな。今のところそういう学部も決まってないし……」

「「「がんばれ」」」「気分転換には付き合うよ」


 山田と西川に悩みがあるのかは分からないけど、人それぞれ何かしら悩みがあるようだ。

 コンビニまで辿り着き、皆ドリンクを中心に欲しいものを物色。アイスはもう買ってあるから買わないようにと伝えてある。

 食べ応えのあるスイーツが欲しいところなんだけど、最近ないなぁ。小さい頃はでっかいブリンとかゼリーがあったんだけど。


「さて、戻りますか」


 また坂道を上り山田の家に戻った。



 戻ってゲームの続きを始める。

 気分転換したとはいえ眠気はまだ完全に消えていないため、皆口数が減っている。

 流しているアニメもほとんど見ることはなく、ゲームに集中すればするほど意識が飛びそうになる悪循環の中、ミスが増えていった。


「あれ?なんでこんな向きに?射界から外れてるじゃんか」

「違う機体の行動計画書いてる……」

「ぐぅーーーー」


 それでも皆が残り2、3機というところまでには来ていた。

 時間も6時過ぎ。朝食にしてもいい時間。


「山田の家って朝は何時に食べてんの?」

「親父も夏休みだから8時過ぎくらいかな。もう食べるか?」

「「そうしよっか」」



 キッチンに移動して静かに準備を始める。

 フレンチトーストは友達に振る舞うのは2回目。卵液を作ってパンに浸して、バターを敷いたフライパンで焼くだけ。

 パンはダブルソフトを使うので直前に卵液に浸しても十分染み込む。

 今回はバニラエッセンスで風味付けしているので匂いだけでも食欲がそそる。これで山田の家族が起きてこないといいんだけど。

 2斤のダブルソフトを焼いては切り分け、アイスも乗せて食べきった。


「フレンチトーストか……自分で簡単に作れるな。家でおやつに作るかな」

「作りのはいいけど、片付けしないと後で親に怒られると思うぞ」

「バニラの香りはいいけど、ちょっと甘みが足りないんだけど」

「蜂蜜やジャムで調整してくれ。後アイスも適当に盛って一緒に食べてみてくれ」

「アイスの冷たいのとトーストの熱いので何か妙な感じ。でも美味いな」

「満足いただけて何より」


「おや、何かいい匂いがするね」


 山田のおばあさんが早く起きてきたので、少しアイスと一緒に食べてもらった。

 男向けに少し甘みを抑えていたので蜂蜜やジャム、アイスで調整してもらい満足していただいた。

 育ち盛りの男4人なら3斤くらいにしても良かったかな。



 朝飯も食べたし、残り2、3機気力を振り絞って戦った。

 徹夜でまだ寝ぼけた頭ではミスもあり、最後の最後で皆が誘爆するというあり得ない結末になった。

 そのまま寝る奴、アニメを見る奴、スマホでラノベを見る奴、それぞれ11時頃までだらだらしてから解散となった。

 今回キッチンを借してもらったので、今度来るときは何か手土産を準備しておこうかな。




 一旦家に帰り一眠りして夕方前にシャワーを浴びた。

 フロから出て来たところに京子さんから目覚まし代わりの電話があった。


「京子さん、こんにちは」

「起きてた?」

「ん、お風呂入ってちょうど出てきたところ。もうちょっとしたらそっちに行くよ」

「待ってる。でも大丈夫?眠いんじゃない?」

「ひと眠りしたから大丈夫。明日もあるから早めに帰って寝る予定」

「じゃあ、待ってる」


 出かける準備を整えて京子さんの家に向かった。

 家の中には入らず挨拶だけして土産物を買いに出かけようとすると、京子さんのお母さんが「夕飯食べていってね?」と言われ、またお世話になってしまうことが決まった。


 駅目まで出て駅ビルやデパートなどの土産物を扱っているスペースを見て回る。

 お菓子とかご飯のお供系の土産物が無難だとは思うけど……


「京子さん、何かいいと思うものある?」

「どんなのがいいと思う?」

「うーーん、うちで土産物をばあちゃんの家に持って行ったことないから何が喜ばれるか分からないなー

 じいちゃんばあちゃんだけ考えるならご飯のお供系の土産物がいいと思う。それでおかず一品になるから」

「服部くんのおかあさん達は?」

「別に無くてもいいと思うんだけど……お菓子でいいんじゃない?適当な洋菓子系のでいいと思うよ?」


 前に洋酒ケーキがおいしかったと言ってたから、それでもいいように思うんだけど。

 ばあちゃんたちについては特に情報はないかな。


「ばあちゃんたちの方は京子さんとこに持っていったのでいいんじゃない?これ」

「うん。この間食べたけどおいしかったよ。これにしよう」

「お菓子の方はどれにする?」

「じゃあ、この洋酒ケーキ。なんか賞を取ってるみたいだし」

「いいんじゃない?おいしそうだ。僕も買っていこうかな、2つ」

「2つ?」

「京子さん所と僕が家で食べる用」


 ここの所夕飯とかお世話になってるし、せっかくおいしそうなんだから食べてもらいたい。

 後は自分で……


 手土産を購入して戻り、買ったお菓子の一つを京子さんのお母さんに手渡した。


「手土産用に見てたんですけどおいしそうだったんで。どうぞ」

「悪いわね。夕飯後に食べましょうか」


 そのまま和やかに夕飯を頂き、買ってきた洋酒ケーキをお茶請けにしばらく話をして早めに帰ることにした。

 明日が本番だから……


*後書き

作中の「ボードのSLG」はツクダホビーから販売されていたボードゲームです。

昭和の時代にガンダムなどンサンライズ作品やマクロスなどのロボット物のSLGが販売されていました。

戦闘は同時なので、ガンダムの場合お互い同時に誘爆で墜ちる事がありえます。



2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

https://ncode.syosetu.com/n0014kk/

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