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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第4章 服部くんは岡田さんにプロポーズしたのだろうか?

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7月21日 (木) 夏休み初日 宿題&バイト開始……

 昨日の夜、京子さんと連絡が取れなかったので、吉村さん達や京子さんのお母さんに連絡を取ったら大丈夫ということだった。

 それ以上聞かず今日宿題とバイトの為に京子さんの家に来た。


「おはようございます」

「あらあら、いらっしゃい。京子はもう準備して部屋の方で待ってるから。ただ、ちょっと使い物にならにかもしれないけど」

「へ?」

「行ってみれば分かるわよ」


 部屋に入ってみると……京子さんがのぼせたように顔が赤いままだった。

 何があったのだろう?


「おはよう?京子さん」

「へ?服部くん?」

「うん、大丈夫?」


 かなり大丈夫そうじゃないけどどうしたものか……

 今日の宿題は無理かな?


「大丈夫だけど頭が働かないかも」

「なにかあったの?風邪?」

「昨日吉村さん達と話していて、付けてたアクセサリーの話になって……

 夏休み前の二日間だけと思って付けてたんだけど……付けてるのがばれて」


 もしかしてプレゼントのアクセサリーなのかな?あれは……まぁ……うん……絶対にやばいよね、見せちゃあ。

 だから家で見てねって言ったぐらいだからね。


「アレを見せたんだ。それは吉村さん達が全力でイジってくるでしょう。」

「だから見せたくなかったんだよぉぉぉ」

「運が悪かったね」


 とりあえず、少し落ち着くまで頭をなでて様子を見る。

 これでまた悪化する可能性もあるけど、その時はその時か。


 20分ほどして何とか落ち着いて、顔色も普通に戻ってきたので宿題を片づける話をする。

 大体2時間程度でできる1日に片付ける問題集のページ数と教科を決めて表にしておく。

 調子が良ければできるだけ進めとくとゆとりができて精神的に楽になる。

 今日も少しだけ進めておこう。京子さんの苦手な教科から始める。


 1時間半後、時間が来たので僕のバイトが始まる。


「今日からよろしくお願いします」

「そんなにかしこまらなくもいいよ、いつも通りで」

「バイトの時はいつもこんな感じなので……」

「そうかい?」


 まず、他にいる従業員の方に挨拶をし、パソコンの作業内容について説明を受け作業を始める。

 しばらく作業をし確認してもらう。

 問題ないので次々と作業を進め、分からないところは確認し、終了したので確認をしてもらった。

 予定は3時間だったが、今日は2時間かからない程度で終わった。


「作業量はもっと多くても大丈夫ですよ」

「……いつもより多かったりするんだけどね」

「……でしたら業務時間は3時間ではなく2時間でいいですよ。2時間超えるようでしたら残業もしくは早く終わった分で相殺ということで」

「それは悪いよ」

「でも、ほぼ1時間何もせずバイト代貰ってしまうのも気が引けますので」

「………」


 ということで京子さんとの宿題の片付けついでにするバイトも、時間が短く終わりそうだし午後はゆっくり出来そう。

 今日以外も今後どうするかな。


「ただいま」

「もう終わったの?」

「うん、それにもうすぐお昼だからね」


 今日はお昼をごちそうになって、晩御飯もごちそうになることになっている。しかも外で食べようだって。

 一人だとラーメンくらいしか外で食べないし、それよりはファストフードを買って帰ることの方が多いな。

 だから、みんなで食べに出るならファミレスでもうれしい。


「お昼食べたらどこか出かける?京子さん」

「そうね。駅前の方に行ってみる?映画とか買い物とか」

「そうしようか。本屋に寄っていい?」

「いいよ。でも私に相談なくプレゼントを買うのは止めてね。また、問題がありそうなのだと困るから」

「ははは、分かった。」


 映画は特に二人とも見たい作品がなく、適当にぶらぶら歩き回り本屋とゲームセンターに入った。

 ゲームセンターはしばらくぶり。中学時代は頻繁に通っていたが、高校に上がってからはたまにしか行かなくなった。

 下手なのに古いシューティングゲーム好きでくると遊んでたけど、ただでさえ少ないのにさらに減っていったからあまり来ていなかったったんだよね。


 京子さんがプリクラを撮りたいということで、まずはプリクラの所へ行ってみる。

 僕自身はプリクラを撮ったことがないので京子さんに機種は任せた。最近のは色々加工も出来るし、スマホにもコピーできることはテレビでも見たことはあるけど、実際に自分が撮られることになる日が来るとは思わなかった。

 京子さんセレクトのプリクラで慣れてない僕の表情が硬い。さらに京子さんとかなり密着したりで顔が真っ赤になっているのが分かる。

 京子さんの方はこういうことでは真っ赤にならないらしい。

 何種類か撮って回ったけど、多分また吉村さん達に知られるとからかわれると思うけどね。


 他にゾンビを撃ち殺すゲームを二人でやった。


「ゾンビって大丈夫?」

「幽霊とかの実態のないもののホラー映画じゃないし、ゲームなら割り切って楽しめると思う、多分」


 突然出てくるゾンビはのぞいて、画面の奥の方からゆっくり出てくるようなのは京子さんも大丈夫のようだった。

 それでもキャーキャー言いながらゾンビを打ち抜いて、意外に楽しんでいるようだった。


 古いシューティングゲームは僕だけがやったけど、雲からパワーアップのベルを弾き飛ばして集めるゲームはキャラがカワイイということで好評だった。

 零戦とかの戦闘機のゲームはお好みでないようで、虫の姫様は敵キャラがキモいという事で不評だった


 そしてゲームセンターと言えばクレーンゲームだけど、これは苦手。取ってと言われても多分無理。

 京子さんのリクエストで欲しいぬいぐるみのクレーンゲームをやってみたけど皆失敗。京子さんの方が上手かった。


「服部くんって何でも出来るように思ってたけど、苦手なのもあるんだね?」

「そりゃそうだよ。何でもは出来ないよ。」



 ゲームセンターに結構長居してのでそろそろ帰る事になった。

 帰る途中にいくつかの服やアクセサリーのお店をのぞいていったけど、京子さんが僕の腕に絡みついて逃がさないようにしていた。


「何かな?京子さん。腕を組むのはうれしいんだけど……」

「ん、またプレゼントを買ったりしないか監視してるだけ」


 周りから見ると仲良く腕を組んでいるように見えているかもしれないけど。

 いくら何でもまたもプレゼントを買うなんてことは元から考えてないから、そんなに力を入れなくてもいいんだけどな。



 それから家までそのまま腕を組んで帰った。

 帰り着いたときに京子さんのお母さんが微笑ましそうにこちらを見ていた。

 急に京子さんが恥ずかしくなったのか手を放し、また顔が真っ赤になっていた。


「あらあら、そんなに急に手を離さなくてもいいんじゃないの?」

「服部くんがまた妙なものを買ったりしないように腕を組んでただけだから」

「ふふふ」


 お茶うけに大福を買って来ていたので、そのままリビングでお茶をしながら話をし、京子さんのお父さんが仕事が終わるのを待つ。

 今日のバイトの話や出かけた時の話をしながら待っていると、京子さんのお父さんがリビングの方に入ってきた。


「待たせたね」

「バイトのパソコンの入力作業はあれから問題なかったですか?」

「ああ、問題なかったよ。それじゃあ、行こうか」

「でも、僕も一緒でいいんですか?」

「いやいや、君はもう家族だよ」

「とかいうと京子さんが怒りそうな気がしますが……」

「えーーー」

「……お父さん」



 これ以上怒られないうちに出かけた。中華をご馳走してくれるということで地元で有名なお店に行って食事をした。

 うちの親は中華にはあまり行かないのでたのしみなんだよね。


「服部くんも随分うちに馴染んだようだし、バイト初日ということで外食にしてみたんだ」

「ありがとうございます」

「さあ、いただきましょう」


 いくつかの料理が出され、分けて食べ始めた。


「バイトの業務の方は大丈夫そうかい?」

「そうですね、もっと仕事量が多くてもいいくらいです。内容については何かあれば質問するので大丈夫かと思います。」

「それなら良かった。あまり多くすると京子との時間が無くなるから怒られそうなんだけど」

「そんなことで怒んないよ、ぷーー」

「「はははは」」


 やはり娘がどこに行くのか気になるようで僕に聞いてきた。

 からかったりするけど大事にされてるんだよね。


「今度京子が行く服部くんのおばあさんの家はどこにあるんだい?」

「隣の市のちょっと奥に入ったところですね。

 ここからだと電車で3駅先でそこからバスで30分ほど行って徒歩15分くらいですかね。電車やバスの待ち時間があるからトータル1時間半かからないくらいでしょうか。自転車だと1時間ほどで行けますよ」

「自転車で行くのかい?」

「いや、さすがに京子さんと自転車では行かないですよ。ここ最近は一人だと自転車で行ってますけどね」


 今度は京子さんの方が気になる事があるみたいで……


「今更だけど、まだ付き合ってるだけなのに、私が行っても大丈夫なのかな?」

「うちの母親の希望だし、多分祖母や叔母にも話が回って気になってるだろうから一緒に連れて行く方が喜ぶと思うから。

 それに僕より大事に扱ってくれるよ、絶対に。これは断言できる」

「そんなに君の扱いが悪いのかい?」

「いじめられるとかじゃなくて雑なんです。ご飯作ってとかあれ買ってきてとか。祖父以外男が一人なんで」

「……ああ、なんとなく分かる」

「うちではそんな事してないですよ、ね?」

「……はい」

「京子さん、だから安心してて」

「でもやっぱり不安」

「なるべく一緒にいるから。追い出されるかもしれないけど……」


 基本的にうちの母さんも祖母も友達には優しいから、彼女にジョブチェンジしたからといって扱いは悪い方に変わらないだろう。どちらかというと猫っ可愛がりしそうなくらいだ。

 でもうちの母さんと1回会ったきりだから心配だよね。

 行くまでにできるだけフォローしておかないと……


 その後は楽しく話をしながら食事をし、帰るまでの間京子さんの部屋で話をしながら過ごした。


2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

https://ncode.syosetu.com/n0014kk/

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