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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
番外 卒業後

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23歳秋 結婚式とみんなのその後……3

 先に同年代の所を回り終えた。

 同い年が多いから結婚とかおめでたとか、僕達以上におめでたい話が多かった。

 しばらくはそういう話がいっぱいで忙しそうだ。



 次は年配の人のところを回ろう。

 まずは、会社の上司や先輩達の所へ。


「入社前から結婚してるとは聞いてたから、結婚式に呼ばれるとは思ってなかったよ」

「結婚したのは高校卒業直後だったんで式はしてなかったんですよ」

「はぁ?何その羨ましい展開。俺、まだ彼女もいないんだけど」

「先輩、そのうちいい出会いがありますよ」

「うっせぇ。でも、お幸せにな」

「ありがとうございます」


「しかし、あそこに岡田さん、向こうに三宅社長、あっちに葛西さんがいるんだがどういう知り合いなんだ?うちの会社も結構お世話になってるんだけど」


 大輔さんがこの辺で業種的なところで有名なのは葛西からきいてたけど、三宅のおじさんや葛西さんのお父さんがうちの会社と関係があるとは。

 前にバイトしてた時、うちの会社の名前はなかったと思うけど。


「そうなんですか?

 大輔さんは奥さんの父親で、三宅のおじさんは母が勤めてる会社の社長ですけど小さい頃から可愛がってもらってました。

 葛西さんは妹の友達の父ですね。忙しいんで娘さんの夕飯や勉強の面倒を見てたんですけど、その関係で仲良くなりまして」

「三宅社長のとこの服部さんって……」

「多分母ですね。他に服部はいなかったと思いますけど」

「あのやり手の怖い服部さんの息子か。これだけの伝手があれば出世しそうだな」

「そんなことで出世したくないですよ。それに出世しちゃうと京子さんとの時間がなくなるので、ほどほどでいいですよ」


 そんな話をして、次の所に移動する。




 次は葛西さんの両親と勇の両親が一緒にいるところに行く


「今日は来ていただきありがとうございます。葛西さんのお父さん、お母さん。三宅のおじさん、おばさん」

「御結婚おめでとう、といっても本当は5年も前なんだよね」

「京子ちゃん、綺麗よ。お幸せにね」

「服部くん京子さん、御結婚おめでとう。今後もうちの勇が迷惑をかけるかもしれないがお幸せに」

「京子さんには申し訳ないけど、服部くんがうちの勇と結婚してくれたらと思ってたのだけど。あの子がああだから。

 京子さん、服部くんはいい子だから幸せにしてもらってね」

「はい、もう幸せです」


 今後も勇に迷惑をかけられるのは想定内だけど、両親からも言われるとは。

 未だに相変わらずだからな。


「でも、やっぱり服部くんがうちの娘とくっついてくれればと思ってしまうよ」

「そうですな。昔から知ってますが、礼儀正しいし人当たりもい。面倒見も良くて頭もいいから、私の後継者にと思ってたんですが」

「そうですよね。こんな子、そうそういないですよ」

「「「「京子さんが羨ましい」」」」

「ははは。葛西さんも勇さんもいい人が現れますよ」

「「それはそれで下手な男に娘はやらん」」


 葛西さんと勇の両親同士で会話が弾み始めたので、その場を離れた。




 次は山田のおばあさんと鈴木の兄ちゃんの所に。


「服部くん、招待してくれてありがとね」

「叔父さんも世話になってましたから」

「京子さんもお綺麗で、服部くんはいいわね。

 うちの孫は彼女がいるのになかなか紹介しなかったし、いつになったら結婚するのかねぇ」


 向こうで山田が「うるせぇ、いいだろ」と喚いていた。

 その隣で渡辺さんが肘を山田の脇腹に入れていた。


「でも、鈴木くんがひ孫を見せてくれたからいいけどね」

「すみません。いろいろ迷惑をおかけしましたけど」

「いいんだよ。娘たちも喜んではいたから。

 服部くん、京子さん、お幸せにね」

「まー坊、何かあったら相談にのるからな?

 京子さん、こいつを支えてやってね。たまに無茶なことするから」

「はい。頑張って支えます」




 次は両親の方に行こうかな。


「京子ちゃん、やっぱりきれいね。自慢のお嫁さんよ」

「ありがとうございます。あまり褒められると恥ずかしいですけど」

「綺麗なのはほんとだよ、京子さん。それに僕には過ぎたお嫁さんだよ」

「それも恥ずかしいよ」


 でも、ほんとにそう思ってるよ?


「京子、本当に綺麗だよ」

「あなた、何を泣いてるんですか?今更」

「いや、ウエディングドレス姿を見たら、嫁に行っていなくなるんだと思って」

「もう嫁には行ってるんですよ。それにまだしばらくは居なくならないのよ?」

「そうよ、お父さん。独立してもそんなに遠くにはいかないから」


 そうですよ。そんなに遠くへは行きませんよ。

 京子さんが仕事に行くのに大変だし。


 ばあちゃんとじいちゃんが来た。


「京子さん、いい式だったよ。それにもうウエディングドレス姿が綺麗よ」

「京子さん、うちの孫をよろしくね」

「はい。でも、よろしくされるのは私かと」

「正直は大体何でも出来るように息子が仕込んでるけど、たまに失敗するから」

「そうだね。何でも出来るから逆に心配なんだよ」

「分かりました」




 今度は優子さんの方のおばあさんとおじいさんがこちらに来た。


「京子、綺麗だよ。でも、おまえに京子は絶対やらないからね」

「いえ、もう僕と京子さんは入籍してますから」

「それでも認めないからね。キィー」

「正直くん、いい式だったよ。京子のことをよろしくね。

 うちの奥さんはあんな事言ってるけど、無視していいから。京子がいいと思っているかが重要なんだから」

「はい、京子さんのことを幸せにします」

「絶対に絶対に認めないからねぇ!」

「はいはい」




 後は大輔さんの方の祖父母と健吾の方に移動した。


「兄ちゃん、格好良かったよ。京子姉ちゃんもキレイだよ」

「服部くん、京子ちゃん、おめでとう。幸せにね」

「「ありがとうございます。2人で幸せになります」」

「入籍した年の夏に来てくれて、式は就職して独立する頃にって言ってたけど、もう式をするとはねぇ」

「それはうちの母親のわがままと大輔さん達も早く見たいという希望で、無理に早めただけなんで」


 それがなければ来年くらいを予定してたのに。

 親のお金で結婚式とかあまりしたくはなかった、スネかじってるみたいで。


「そうかい。まぁ結婚式なんて親を喜ばせるためにやるようなもんだし、いいんじゃないのかな。

 でも、大輔が迷惑かけてるね、優子さんの御両親の件で。段階踏んで結婚してればあんなにならなかったんだろうけど、高校生でデキ婚だったから」

「いいえ、大丈夫ですよ。多分普通に大輔さん達が結婚してても同じだったと思うので」

「そうなのかい?」

「ええ、多分元々男嫌いだったと思いますよ。おじいさんだけ特別で」


 そうじゃなきゃ京子さんのことで直接僕に敵意を向けないと思う。

 大輔さん達に文句を言うくらいだろう。

 だから、そんなに気にしていない。


「そういえば健吾も来年は高3で受験だな?頑張ってるか?」

「うっ、頑張ってるよ。学校の成績は割と良い方だし、ちゃんと息抜きしてるし」

「健ちゃん、阪口さんとはどうなのかな?」

「え?阪口さんとは同じ高校に行ってるよ。勉強も情報以外時々見てもらってるし、おじさんも一緒だけど星を見に行ったりしてる」

「デートとかしないのかな?」

「デートッ!?あの辺デートスポットとかないし」

「じゃあ、今度ダブルデートで動物園に行こうか?ねえ、正直くん」

「いいよ。車出すから迎えに行くぞ」

「……阪口さんに聞いとく」


 京子さんも阪口さんとのことが気になるんだね?

 というか、お節介おばさんになりかかってるけど。

 でも、健吾の将来はどうするのかな?どういう仕事に就いたりするんだろ?




 一通り回ったらケーキが出てきた。

 あいつがケーキを乗せたワゴンを押してきた。

 よく見るウエディングケーキではなく、1段の大きい四角のケーキだ。

 それが2つである。

 飾りの色が違うから2種類の果物を使ってるんだろう。

 昔京子さんの誕生日に作ったバラの様な飾りになっている。僕が作ったのより数段綺麗で本物のバラみたいだった。腕を上げたんだな。


「ケーキ頼んで悪かったな。忙しかっただろ?」

「いえ、店長からもいい腕試しをさせてもらってるんだから頑張れって。

 色々相談に乗ってもらったり手伝ってもらったりで」

「飾りも僕が前に作ったのより数段綺麗にできてるよ。ちゃんとプロになったんだな?」

「まだまだですよ。これも何度失敗した事か。

 それに店長に先輩のあのケーキの写真を見せたら、感心してケーキ屋やらないかなって言ってましたよ」


 あれ見せたのか。あんな素人の作品。

 それでこのバラの飾りなのかな?店長さんもちょっとあいつを挑発し過ぎじゃない?

 それだけ期待してるんだろう。今度お店に行ってみるか。


「真琴との付き合いはどうなんだ?真琴が自信満々に惚れられてるとかって言ってたけど」

「まぁ、概ねそんなとこですよ。

 高校だけじゃなくて真琴の大学でも試食販売をやってくれたから、僕も製菓の友達も試作作りがいっぱい出来て助かりましたから。

 それに経営の勉強して、店の経営は任せろって」

「そっか。ならいいけど、言いたい事はちゃんと言えよ?調子にのるから」

「はい」


 あいつがいいならいいか。宮崎も尻に敷かれてるけど幸せそうだし。

 自分の店ができたら盛大に祝ってやりたいな。


 ケーキはすごく美味かった。贔屓にしたくなるくらい。

 時々真琴に買ってこさせようかな?




 これで披露宴も終わりを迎える。

 最後に僕と京子さんが挨拶をする。


「私達はこれからも皆さんにいろいろお世話になるかと思いますが、世界で1番仲良く幸せな家庭を築いていくことを誓います。

 今後ともよろしくお願いします」


 短いけど自分達の決意を挨拶とさせてもらった。

 まだまだな自分達だけど、みんなで幸せになりたいと思う。

 そして、こっそりと……


「……子供はゆっくり作ろうね」

「……うん、そうだね。もう少し2人だけでいいかもね」


新作始めました。

<A HREF="https://ncode.syosetu.com/n2565jg/">TRIPLE-私の知らないあいつは私の知ってるあいつ-</A>です。

面白くなればいいのですが。


2025/09/03

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

https://ncode.syosetu.com/n0014kk/

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