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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
番外 卒業後

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23歳秋 結婚式とみんなのその後……2

 その後は披露宴。会場に移動する。

 招待している人達が多くないから、ビュッフェの立食形式にして自由に動けるようにしている。

 年配の人もいるのでテーブル席も用意している。


 僕と京子さんは同年代の宮崎や吉村さん達や真琴達元1年生組たちの方のところに回って挨拶して行く。




 まずは高校時代によく集まっていたメンバーの所に移動した。


「京ちゃん、いいね。私も早く着てみたいよ」

「山田、渡辺さんがああ言ってるぞ。おばあさんも期待してるだろ」

「うっせぇ、服部。こっちにもいろいろ都合があるんだよ」


 山田と渡辺さんは、山田が専門学校を卒業を機に山田の家族に渡辺さんを紹介した。

 それからは時々京子さんも連れて4人で山田の家に遊びに行ったりしていた。

 仕事の方も就職して、もう後輩もいて、それなりに仕事を任されてこなしているらしい。

 ただ、その分忙しい事もあって、2年以上経つけどそれほど進展していない。


「もうちょっとしたら落ち着くはずなんだよ。そしたら……」


 もう少しらしい。




「宮崎、仕事の方はどう?」

「だいぶ安定安定してきた。リピーターさんが増えたし、グッズの売れ行きも増えてきたからな」

「なら良かった。今年になっていきなり宮崎が店を任された時はどうなるかと思ったよ」

「服部や山田達が相談に乗ってくれて、いいアイディアを出してくれて助かった」

「でも、まだこれからだからな?手伝いはするけど、お前と吉村さんが考えていかないといけないからな?」


 今回はたまたま当たったから良かったけど、次も上手くいくか分からなし。

 でもまぁ、元気にやってるみたいだからいいか。


「吉村さんとはどうなんだ?そろそろ結婚しないのか?」

「……それなら…………もう入籍はした。結婚式はこれから準備しなきゃいけないけど、早いうちにする予定」

「何?そのデキちゃったから急いで式をあげますみたいなの」

「…………」

「おい!まさか?」

「ははは……そのまさかかな」

「京子さん、宮崎と吉村さん、デキちゃったんだって」


 マジか。別にお互いに両親も結婚するって分かってたから問題ないけど。

 早いとか遅いとかもないけどさ、突然言うなよ。


「え?そうなの?おめでとう」

「へへへ、そうなのよ。ごめんね、京子の結婚式の日なのにあたしがおめでとうって言われるなんて」

「ううん、おめでたい事なんだからいいよ。本当におめでとう。

 でも、先を越されるって思わなかったな。私たちの方が先に結婚したのに」

「こっちの方が就職したのが先だからね。自分で稼ぐようになったから、そのぉ、やっぱり……」

「良かったね、吉村さん」


 うちももう少ししたら独立するから、そうしたら……

 子供も同い年なら同じ学年になるんだけどな。微妙に難しそうだ。




「西川、遠いところ来てくれてありがとな」

「いいって。今度はこっちが呼ぶことになるから」

「へ?いつの間に?」

「昨日挨拶に行ってきた。うちにも。

 服部の結婚式がちょうどあったから、覚悟が決まって都合が良かったよ」

「なら良かったけど。結婚式の時は2人で行くよ」


 こっちはこっちでいきなり結婚の話か。めでたい話だからいいけど。

 もっと早く教えてくれ、西川も。


「高橋さんも結婚するの?良かったね。おめでとう」

「ありがとう。今日は服部さんが主役なのに」

「いいんだよ。吉村さんとこもおめでただし、おめでたいことがいっぱいあるのはいいことだよ」


 高橋さんも西川になるのか。西川が高橋になるのか?

 高橋さんが嬉しそうにしてる。いつか力技で一緒になるくらいはするだろうとは思ってた。




 次は大戸のとこに行くと、大戸と河野さん (現大戸の奥さん)以外に赤ちゃんがいた。

 去年学生のうちに結婚して、卒業後早々に出産した。いわゆるデキ婚だった。

 こっちもお互いの両親とすでに仲が良かったからすごく怒られはしなかったけど、それなりに大戸のお父さんには怒られたそうだ。


「大戸、赤ちゃん元気?」

「ああ、元気すぎて困るよ。ママも子育てで大変だよ。

 前に送ってもらったらレシピは助かってるよ。ママがご飯作ってる暇がない時は俺が作ってるから」

「そっか。またレシピを送るよ。美味そうなのがあったから」

「助かるよ。まだ就職して1年目だから時間のやりくりが大変だよ」

「ああ、それは僕の方もそうだ。まぁこっちは京子さんのお母さんがいるし、京子さんも家業の手伝いだから外に勤めるよりは時間があるけどな」


 もう赤ちゃんがいるのは大変だろう。両親も近くにいるからいくらか世話になっているらしい。

 でも、友達の間でも出来ることは手伝ったり相談に乗ったりできるはず。


「大戸さん、赤ちゃん可愛いね」

「服部さんの方もすぐ出来るよ、きっと。神様の加護があるんでしょ?」

「ははは、確かにね。神社に行くと未だに神さまの声が聞こえるし」

「すごいよね。安心して子供が産めそうだよ。産む時大変だったんだから」

「そうなんだ。先輩、その時は助言をお願いします」

「はいはい。頑張ってね」


 子育ての先輩が同い年にいるのも心強いな。

 でも、神さまの加護って……




 委員長の所に行く。こちらは真琴と同い年の彼女がいる。

 大学時代も大事にして付き合っていたようだ。


「委員長、久しぶり。仕事はどうだ」

「忙しい。慣れてないのもあるけど時間が足りない」

「まあ、仕方ないよな。そのうち効率よく仕事が出来るようになるよ。叔父さんが言ってたけど」

「服部もか。それであの子と会う時間もあんまり取れないんだよ。あの子も勉強が忙しいからなぁ」

「ああ、あるよな。京子さんも一緒に住んでたから朝と夜は会えたけど、昼間は会えない時期もあったしな」

「やっぱり、同棲しないとって?」

「それはそれで家ですることが増えて、家の事で時間を取られるけどな?」


 年が違えば違ったですれ違う事もあるんだな?

 うちは京子さんの家で同棲してたから恵まれてたんだよな。




 今度は橋本さんのところに行く。

 大学時代に合コンで知り合ったけど、京子さんと相手の彼氏も一緒に仲良くなった。

 山田とも仲が良かった関係で、男同士だけ、女同士だけで別れて遊ぶこともあった。その時に宮崎達のお店の対策でいろいろ作ったりして遊んだ。


「橋本さん、来てくれてありがとう」

「京子ちゃん、キレイだよ。私はいつになったら着せてくれるのかな?ね?」

「うちは僕の母さんが無理を言ったから早まっただけで、ほんとならもっと遅かったんだけど」

「でも羨ましいよ。私もこんなの着たい」

「もう1年くらい待って。まだ、親にも紹介してないんだし。

 服部、どう挨拶したんだ?」


 挨拶か、挨拶というほどの挨拶はしてないんだよね。

 うちに親にも紹介したってほどじゃないし。


「挨拶はしに行ってないよ?

 付き合い初めてすぐに京子さんの両親にバレて、試験勉強するのに京子さんの家でする事になって会ったんだ。だから挨拶はしてないんだ。それからずっと入り浸ってたしな。

 うちの親にしてもやっぱりバレて、京子さんのお母さんと交えて話をしたから特に紹介してはいないんだ。もうここの時点でうちの母さんは京子さんを嫁にするつもりでいたしな」

「いいなぁ、そんな回りから外堀埋められたみたいな雰囲気。

 挨拶に行くだけでどれだけ度胸がいると?」

「それなら山田に聞いたほうがいいんじゃない?あいつも5年位前には挨拶に行ってるし、一昨年には自分の親に紹介してるから」

「なんで服部の回りはそんなに彼女の親に挨拶に行ってるやつが多いんだ?」

「なんでだろうな?」


 橋本さんとこも近々挨拶に行くんだろう。一緒になる日もそう遠くないか。




 勇のところにも行ってやるか。


「勇さん、来てくれてありがとう」

「勇、来たのか?」

「招待状、なんでパパの所に送ったんだよ?もう一人暮らししてるんだよ?」

「問題なかっただろ?どうせ三宅のおじさんと来るんだし」

「招待状もらってたら1人で来るよ」


 1人で来られると何するか分からんし。

 おじさんと来れば目を光らせておいてくれるから安心だ。


「パパに聞いてなかったら、京子ちゃんの晴れ姿を見逃すところだったじゃないか!」

「僕としては来ないほうが助かるんだけど」

「正直くん!」

「京子ちゃん、まーくんが酷い」

「まあいいか。勇は仕事の方はどうなんだ?おじさんの会社に入ったんだろ?」


 おじさんも、よその会社に入社して迷惑かけたら悪いと思って引き取るって言ってた。

 おじさんも大変だよな……


「若い先輩には社長の息子が入って来たのかよって、年配の先輩は服部くんが入社するんだと思ってたって言われた」

「結構面倒見てくれた人かな?小さい頃はこの会社に入って社長の後継者になれよって散々言われてたな、そういえば」

「そんなこと言われてたんだ?」

「そうなんだよ。そこに期待外れの僕が来たからそんなこと言うんだよ」


 まあ、言うだろうな?


「でも、英代さんの下に付けられてからはみんなが優しくなったけどね。

 ただ、英代さんが鬼のように厳しいんだよ」

「勇は知らなかったのか……うちの母さんは仕事に厳しいよ。普段だらしない事が多いけど、小さい時に見たけど仕事の時は鬼のようだったよ。

 まあ、頑張れ。それで成長すればみんな認めてくれるって」

「いやだぁ」


 仕方ないよな。おじさんもそのために母さんに付けたんだから。

 僕でも耐えられるかは分からないけど。




 真琴達の所に行く。


「お姉ちゃん、きれいだよ」

「「「京子先輩、凄い綺麗」」」

「ありがとね」

「うん、私も早く着たいよ。京子さん」

「相手がいないでしょ、桜」

「智ちゃんだっていないけどね」


 聞いている範囲では真琴以外にまだ彼氏はいないらしい。

 いい相手が居なかったからとは勉強会の手伝いの時に聞いているけど。


「高校の時や大学にはいないの?」

「いないですね。服部先輩見ちゃうといいのがいないよね」

「「うんうん」」

「ごめんね?」


 一応謝ったけど、そんなにいい人なの?僕は。

 そんなことないよね?


「真琴ちゃんはいいよね。彼を捕まえて」

「えー、あいつ、そんなにいうほどいい奴じゃないよ?」

「でも、一生懸命頑張ってるし、優しいし」

「そうそう。真琴ちゃん、いっぱい優しくされてんじゃん」

「彼も服部先輩並みに優良物件だと思うよ。高校の時も、結構後輩の子に言い寄られてたりしてたし」

「試食品の注文だったんじゃないの?」


 何?あいつ、そんなにモテるようになってたんだ?

 それを聞いて真琴はどう思うのかね?


「まぁ、あいつは私にゾッコンだけどね」

「なんだ、その自信?真琴、そんなんだと誰かに取られるぞ?」

「まーくん、そんなこと言って不安にさせようとしてもダメだからね?」

「真琴ちゃん……相手のこともちゃんと考えてあげないといけないからね」

「はい、お姉ちゃん」

「真琴は京子さんの言うことしか聞かない」


 あいつもちょっと不憫だな。真琴に尽くしても報われないのか?

 それとも人にはそう言ってるだけなのか?


 そんな坂口さんと藤井さんは就活準備中。特にやりたい事がなくてどういう会社にするか苦悩中。

 どこにエントリーするか悩んでるらしい。いっぱいエントリーしてもコレジャナイで辞めるのは辛くなるからって。


 葛西さんは自分が就きたい仕事に関係する地元の大学の学部に進学し、勉強中。

 その仕事でこの辺りの著名な人に大輔さんの名前が出たらしい。教授に確認すると本人と判明。

 いろいろ相談すると、時間がある時や長期休暇の時にバイトとして入り、勉強させてもらっているそうだ。

 そして、そのまま就職する事になるそうで、葛西さんが資格が取れればこれまで断っていた仕事を受けれるようになるという事で業務が増えそうだった。



 何にしてもみんな幸せそうにしていて安心する。


### 続く ###


新作始めました。

<A HREF="https://ncode.syosetu.com/n2565jg/">TRIPLE-私の知らないあいつは私の知ってるあいつ-</A>です。

面白くなればいいのですが。



2025/09/03

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

https://ncode.syosetu.com/n0014kk/

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