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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
番外 卒業後

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大学1年夏 新婚旅行?……2

 さて、ゆっくりした。

 そろそろチェックインの時間になるので、1階のスーパーで飲み物を買って駅まで戻った。

 JRとは違う場所にある改札口へ移動した。


「ここから別所線ってのに乗って行くよ」

「車両の数が少なくて可愛いね。ラッピングも」

「ははは、地元の私鉄は地味な塗装だもんね」


 電車に乗って終点まで行くと温泉旅館がある駅に着いた。

 いくつもの旅館があるようで、予約した旅館を探してしばらく歩いた。


「ようこそ、いらっしゃいませ」

「予約した服部なんですが」

「少々お待ち下さい。……ご予約承っております。2名様ですね」

「はい」

「ではお荷物をお預かりいたします。お部屋はこちらに。

 大浴場もありますが、こちらのお部屋には露天風呂がありますのでご堪能ください」

「「え?もしかしてすごく高いお部屋なんじゃあ……」」

「まぁ、そうですね。こちらです」


 大輔さん達いくらのお部屋にしたの?

 いくらなんでもいい部屋過ぎるでしょ。


「京子さん、聞いてる?」

「ううん、こんないい部屋なんて聞いてないよぉ」

「もう頼んじゃってるんだから仕方ないか。これだと夕飯も凄そうだね。

 しっかりくつろがせてもらおうか」

「そうだね」


 旅館の仲居さんに案内され入った部屋はいい部屋だった。

 中に入ると2人共呆然としてしまった。

 僕達学生が泊まるには過ぎた部屋って感じで。


 とりあえず荷物をおいて、買ってきた飲み物を冷蔵庫に入れて、座ってくつろぐことにした。

 とにかくあまり考えずにその部屋に泊まることにした。

 京子さんがお茶を出してくれて、テーブルの上にあったお菓子を食べながらお茶を飲んだ。


「ふう」

「はあ」

「いい部屋過ぎて落ち着かないね」

「うん。落ち着かないね。しばらくしたら出かけない?」

「そうしよう。どんなところか見たいし、お土産も見てみよう」

「うん」




 受付の所にあった案内のパンフレットを見ると、足湯があるのでそこに行ってみることにした。

 夕飯は7時に部屋に持ってきてくれるということなので、足湯以外にもお寺とか神社もあるし、お湯かけ地蔵とか子宝に御利益があるそうで、そんなとこも回ってみることにした。


 まずは足湯に行ってみた。

 暑い夏に足湯もないだろうと思ったけど、意外に気持ち良かった。

 足の疲れが抜けてくような感じだった。

 旅館に戻る前にもう一度来てもいいかも?


 次はすぐ近くにあるお湯かけ地蔵に。

 御利益は良縁と子宝だそうだ。良縁は京子さんがいるので一般的な縁を、子宝の方は4年後くらいに予約ということでお願いいたします。

 神社やお寺があるけど、神社に行こうと言われた。なんでも行かないと怒られそうとか。誰に?

 別所神社にお参りすると、また京子さんが回りを気にしてるみたいだった。初詣の時もだけど何かあるのかな?

 絵馬があったから願いを書いて奉納した。京子さんと幸せな家庭を営めますようにと。




京子さんSide

 神社があるから神社の方にお詣りに来たけど、やっぱりまた声が聞こえた。

 「仲良くしておるな?早く子供を作るのじゃぞ」と言われた。

 早くは無理ですって念じて返したけど、分かってくれたかな?

 まだ私達学生なんでもうちょっと待ってください。




 神社を出て土産物を見ながら移動し、また足湯に浸かって旅館に戻ることにした。

 温泉地なのでお土産はやっぱり饅頭が多い。

 和菓子屋もあったので大福や団子もお茶請けに買っていく。

 あまり観光客が多くないから、京子さんとイチャイチャしながらゆっくり見て回れた。


 まだ夕食には結構時間があるので、部屋の露天風呂に入ることにした、2人で。

 アレも準備して先に入って髪を洗っていると、京子さんが入ってきて背中から順に身体中を洗ってくれた。背中に胸が押し付けられた感触はすごく良かった。

 その後は交代して僕も京子さんの身体中を洗ってあげた、それはもう念入りに。京子さんは気持ちよさそうというかくすぐったそうにしていた。

 2人でお湯に浸かりイチャイチャしながら、しばらく今日のことを話した。


 そして……2人、お互いを愛し始めた…………




 のぼせないうちにお風呂から上がって浴衣に着替えた。

 温泉旅館だし浴衣だよね。着慣れてないけど。


 露天風呂は景色も良くて、ちょうど夕方の赤く染まる風景も綺麗だった。

 京子さんとイチャイチャしながらだけど、いい風景が見れた。

 京子さんの方は気持ち良すぎたせいか、あまり記憶に残っていないらしい。僕が頑張りすぎたせいか。


 とにかく窓際の方のテーブルセットの所で庭や遠くの風景を見ながら、京子さんに冷たい飲み物を出して夕飯までクールダウンしてもらった。

 まだ頬が紅くなっている京子さんは可愛い。でも、明日はもう少し加減しよう。

 それでもくっついて一緒に夕飯までの時間を過ごした。



 夕飯…………やっぱりすごかった。学生だけで来て食べるような内容ではなかった。

 流石にとんかつとか生姜焼きとか、せっかく長野に来たのにぃっていうような料理も困るけど。

 仲居さんが料理の説明をしてくれるとか、今の僕達には豪華すぎる。

 そして、食べ始めた……


「……美味しい。ちゃんとした料理人が作ると美味しいなぁ」

「普段正直くんが作る料理も負けないくらい美味しいよ」

「ありがと」


 彼氏、旦那の欲目だと思うけど嬉しいね。

 これからも頑張って美味しい料理を食べさせてあげたいと思うよ。


「魚は刺身以外川魚みたいだね。塩焼きとか鯉こくとか炊き込みご飯とか。

 スーパーでも魚のとこに普通にニジマスとか置いてあったから」

「そうなんだ。全然見てなかったよ。

 正直くん、スーパーに行くと主婦の目になるよね」

「魚介類って地域の違いが出やすいから。

 お肉は旅館とか飲食店だと扱ってるかもしれないけど、スーパーだとジビエは扱うことはほとんどないみたいだよ。テレビの情報だけど」

「このお肉もジビエだったりするのかな?」

「さっきイノシシって言ってたからジビエかも。でもイノシシって飼育してるとこもあるらしいからなんともいえないね」


 テレビなどのうんちくも含めて京子さんに説明しながら料理に舌鼓を打った。

 川魚はニジマスしか食べたことはないけど、ちゃんと調理すれば臭みもほとんどなくて美味しかったよ。


 お腹いっぱい食べて、僕はしばらくゴロリと横になった。行儀が悪いけど。

 僕の横に京子さんが来て一緒に横になっていた。

 でも、食器の片付けに来た仲居さんのせいで、それも長くは続かなかった。

 別にエッチな事はしていないんだけどね?それを微笑ましく観てくれるのかどうかというところで。




 まだ寝るには早すぎるし、外へ散歩に出かける。

 流石に蛍の時期はとっくに過ぎているので観ることは出来ないと思うけど、湯川の川縁を歩いてみようかと思う。

 蛍は観れなくても星くらいは観れるかと思うし。

 ちょっと肌寒いかも知れないけど浴衣のまま外に出る。


 明かりの少ない方へゆっくりと歩いて行き、空を眺める。

 地元よりは多く見え天の川らしきものも見える星空に、ついでに流れ星でも落ちてこないかと願う。

 そして、そろそろ秋の星座に切り替わってきているので、ばあちゃんの所で見た景色とは少し変わってきていた。

 そんな夜空の下をゆっくり歩いて、2人っきりの時間を過ごす。


 今日は京子さんと2人ゆっくりと出来た。ほとんどは新幹線での移動だったけど。

 旅館も良すぎる位で、露天風呂も最高だった。明日も京子さんと一緒に入ろうと思ってる。


「京子さん、今日はどうだった?」

「電車移動の時間が長かったけど、2人だけで居られたし楽しかったよ。

 上田の方は人がそんなに多くなかったし、静かで良かったかな。東京は駅のホームだけでも人が多すぎたけど」

「平日だしね。お祭りのタイミングでもなかったし。

 明日はどうしようか?軽井沢の方に行ってみる?」

「うーーん、人が多そうだし、この辺か上田に出て土産物を探すくらいでいいよ。

 正直くんと2人っきりでゆっくり出来る所の方がいいかな?」

「じゃあ、お昼を上田の方に出て食べて、その後は土産物見て回ったり何か甘い物を食べて回ろうか?」

「うん。朝は朝ご飯食べたらまたその辺を散歩しよう」


 明日の予定を立てて、2人だけの時間を楽しむ。

 日頃家では大輔さん達が居るからあまりイチャつきすぎると恥ずかしかったから出来なかったけど、今日はいくらでも出来る。

 満足いくまで2人でイチャイチャベタベタしながら、甘い一晩を過ごした……


2025/09/03

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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