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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第25章 3年生 3学期受験の真っ只中……

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1月13日 (土) 共通テスト1日目……2

 おっと、そろそろ午後の試験が始まる時間だ。

 勇の事が知りたい女子もいるようだけど……どうするかな。


「そろそろ、次の試験だけど。気になって試験が手につかなくても困るだろうから、終わったら駅前に戻ってお茶にでもします?

 勇の都合が良かったらだけど」

「いいよ。それに明日も試験だからここに来るしね。知り合いがいる方が気分的に楽だ」

「じゃあ、都合の良いみんなで今日の試験が終わったらお茶でもしようか」

「「やった!」」


 という事で午後の2科目を武田、大戸、委員長と受けに行く。

 勇の方は京子さん達と同じ学科なので近い教室のようだ。


 特に問題も無く午後の2科目も無事終了し、みんなが集まった。

 とりあえず、みんなの顔を見る限りひどく悪かったという感じは見受けられない。

 それなら良い。


 バス停まで戻ってきて、駅前のいつも行くファミレスにみんなで入った。

 まず先に明日の予定を話す。

 明日は理系科目で、男子の方は午前2科目、午後は2もしくは3科目受けるので今日と同じ時間に駅前に集合。

 女子は午前2科目で終わるようだ。終わり次第帰ってもいい。

 京子さんと勇は午後大学のラウンジで時間を潰している予定になっている。

 高橋さんと他の女子は終わり次第帰るそうだ。

 武田だけ午後3科目受ける事になっている。だから先に帰っていていいと言われた。


 後は勇との話だけど、それは女子の方でやっててもらった。

 京子さんが大体話して知ってるので問題ないでしょ。時々、連絡も取ってるみたいだし。




服部Side

 男共の方は武田は帰ったけど、入れ替わりに西川がいる。

 委員長がどういう関係なのか気になるらしい、話のネタとして。


「服部、転校した後から知らないんだけど相変わらず子分扱いだったのか?」

「まあ、そんな感じだよね。別に鞄持ちさせられたり使いっ走りにさせられたりはしてないけどね。

 そばに居させられて可愛がられてた感じかな、この身長で」

「昔から服部はでかかったからな」

「どうなったらそんな関係になんの?」


 そんなに聞きたい?


「母さんの会社の社長の娘なんだよ。しかも、母さんと社長夫婦が友達で手伝いを頼まれて仕事を始めたんだけど。

 だから2歳3歳の頃から付き合いで、もう子分とか部下みたいな感じにすり込まれてた」

「そりゃあ大変だな」

「勇の両親とも付き合いがあるけど、中学時代までは勇と僕を結婚させようとうちの親と話してたらしいよ」

「へぇ、そうなってたら岡田さんとは付き合ってないよな?」

「大戸、それは分からん。その話を聞いたのは最近だけど、こっちのことは尊重してくれたと思うよ、特に社長のおじさんは。

 ただな?勇に邪魔された可能性はあるけどな」

「そんな奴だったんだ……」


 別に暴力的に邪魔はしないよ?きっと。

 いろいろ裏で手を回して邪魔をするんだろうな。

 県外の学校に勇が行ったから、京子さんとゆっくり付き合ってられるけど、こっちにいたら本当にどうなってただろうな?


「でも、暴力的なことは勇はしないけどな」

「それでも邪魔するのは良くないだろ?」

「まあな」


 とりあえず勇の人となりが分かるだろう、僕側からのだけど。

 しかし、急に帰ってくるとは、三宅のおじさんの大学入学祝いはこれの謝罪も含めてなんだろうな。

 そんなに気にしなくても良かったのに。




岡田さんSide

 急に勇さんが帰ってくるなんて、聞いてなかったよぉ。

 大学受験だから仕方ないけど。

 受ける大学や学部の話をしたから、大学は一緒になるとは思ってたけどもう戻って来たんだ……

 卒業式もあるから一度戻るはずだけど、しばらくこっちだよね。


「岡田さんと高橋さんは三宅さんのことは知ってたんだよね?」

「うん、夏休みに会って、花火大会も一緒に行ったんだよ」

「へぇ、でも服部くんを独占されたりしなかったの?」

「流石に京子ちゃんの彼氏で結婚するっていうのに、取ったりしないよ。

 ほんとは独占したかったけど」

「「キャアー。もしかして服部くんの事、好きだったんですか?」」

「今も好きだよ」


 みんながキャーキャー言ってる。私も知ってたけどね。

 でも、言った通り正直くんの嫌がることはしないと思うよ。


「京子ちゃんが別れたり、亡くなったりしたら後妻に入るつもりだからね」

「別れませんよ。死ぬかは分からないけど、簡単には死なないと思うよ。

 なんか神様に見守られてるみたいだから」

「「「「へぇ、マジな話ですか?」」」」


 正直くんのおばあさんの家の近くの神社の神様が憑いてるみたいだし。

 しかも初詣に行った神社でまで影響力があるなんて……

 正直くんの影響もあるんだろうなぁ。


「うん。1年の葛西さんも知ってるから」

「こりゃ確かに簡単にどうにかできそうにないな。諦めないけど」


 その後は勇さんも交えて恋バナをして解散した。

 特に女子校の特殊な環境の恋バナは、高橋さんともう1人が食いついちゃったよ。

 随分楽しい時間を過ごせたけど、試験中だというのにいいのかな?




勇Side

 ファミレスを出る時にこっそりと声をかけられた、一緒にいた子から。

 『無理に別れさせようとしたらどうなるか……お気をつけくださいね』って他の人に聞こえないように言われた。

 怖い怖いよ。何あれ?

 京子ちゃんを泣かせてまで、まーくんを怒らせてまで、そんな事はしないよ。

 そんな鬼じゃないから。




 運良くいいリフレッシュになったかな。

 みんなと別れて僕と京子さんは腕を組んで一緒に家路についた。


「おい、勇。なんでついて来てる?」

「え?聞いてない?」

「「聞いてない」」

「まーくんのお母さんが、夕飯は京子ちゃんの家で食べれるように話を通してくれてるって」

「そうなんだ。母さん一言言っとけ」


 まあ、いいだろう。

 勇も連れて帰ることにする。いつもの和菓子屋に寄って大福と団子を買って。

 そこからしばらく歩いてると京子さんの家に帰り着く。


「「ただいま」」

「お邪魔します」

「おかえりなさい。勇ちゃんだっけ?いらっしゃい」

「優子さん、あまり構わなくていいですよ」

「さあ、入って入って。夕飯の準備は出来てるから」


 もう真琴と葛西さんが来ていて、ダイニングのテーブルに付いていた。

 僕達と勇もテーブルに付いて夕飯を食べ始める。


 大輔さんも食べてるけど、男女比がまた更に悪化し大輔さんが寂しそうだった。今は男2人に女性5人だもんなぁ。

 それでも僕がいるだけマシになったということで。


「正直くん、今日のテストはどうだった?」

「まずまずですね。僕はもう合格してますけど。京子さん達も悪くなさそうでしたよ」

「そうか、正直くんが言うなら大丈夫そうだな」

「正直くんが言うように、多分大丈夫だよ」

「そうだね。まーくんの言う通りだ」


 うちのクラスのメンバーはいい気分転換が出来たし、勇のおかげで女子のやる気をいくらか引き出せたし。

 想定よりは出来たんじゃないかな。

 ただ……


「勇の事は知らん。うちのクラスのメンバーだけだ」

「まーくんがひどい」

「まーくんは勇ちゃんにはいつもそんなもんだよ」

「真琴もひどい」


 いつもはいない勇を交えての夕食だったけど、笑いの絶えない時間になった。

 勇は始めての人でも仲良くなりやすいからなぁ。

 もう大輔さんや優子さんと馴染んじゃったよ。


 食後もお茶をしながら話が続いたけど、うちの母さんが来て終了となった。

 明日も試験があるし、勇は真琴や葛西さんと一緒にうちの母さんの車で帰っていった。

 やっと静かになり、ようやく京子さんと2人で過ごし1日目が終わった。


2025/09/03

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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