第48話 永続のデート??
珍しくエルフリーデの方から
スノーの所に現れて、
「ま、まあ班の成績が2位だし
ティータイムぐらいは付き合いましょう」
え、ええ?
いきなり?突然の申し出、
外用に着替えていないのに、
とても光栄で夢のようなのだが・・
何故かエルフリーデさんも
急かされ焦らされてるかのように
私の腕を強引に引っ張って移動の術を唱える
『ポータル』
セーブしたポイントに
一定距離飛べる魔法
近場の街の富裕層区画の一角にある
偉い値段の高そうな高級店に到着
一般人では入れないだろう
エルフリーデはコレで仕事が終わったと
仲間から小言や文句を言われなくて済む
いつものモードに戻る!
はたからみると自意識過剰のスカした女
本人はそのつもりはないのだが、
スノーは必至に会話を試みようと
会話を頑張るのだが、
「今日はいい天気ですね」
「…」
「エルフリーデさんはいつも素敵ですね」
「…」
「何か好きなものは」
「…」
「趣味とか?」
「…」
エルフリーデは興味のないことは
反応が鈍いので
聞き流しているようにしか見えない
会話の糸口が掴めん!
好きな人と会話するのさえ
ハードルが高いのか?!
注文取りに来た女性が私の注文の後に
何故かエルフリーデさんにぶつかる近さで
何か呟いて
【ちょっとこい!】
エルフリーデさんが連れ去られていく!
☆☆☆
この店の反対側、説教部屋である
給仕さんはエルメシアの変装
説教部屋ではアリステラも待ち構えている、
「オマエはやる気がないのか!」
「相手に対して失礼だろ!」
「あいづちぐらい返すのが礼儀だろ!」
「褒められても当然のような態度で無視とか
どんな悪女だよ!」
「いえ、そんなつもりは…」
「あいづちを打って笑顔ぐらいは返せ
スノーが可哀想だろ!」
エルメシアは羨ましくて
ブチギレしそうになっている
アリステラが一言
「手ぐらい握ってやりなさい!
それで全てがうまく収まる」
エルフリーデは思う
なんでこんな気疲れしなければならないのだ
☆☆☆
スノーは思った、
私の会話に相槌打って
笑顔で返してくれるのだが
心なしか引きつった笑顔じゃないか??
真面目な話でもした方がいいのか?
「イーリスについてどう思いますか?」
成績優秀で修行や訓練の話にする予定が
「どう言う意味でだ?」
「うちらのように班が孤立してるかなーとか」
「二人だけ仲の良いものが居るとか」
コイツは色々掴んでいて
遠回しな言い方してるのか?
「うちら成績悪いから
あの班と仲良くしたいかなーとか?」
「イーリスに対して余計な詮索をやめるなら
考えよう!」
雰囲気があまり良くないのだが
突然、美しく綺麗な手で握られる、
スノーとしては夢見心地
エルフリーデさんの感触だけで溶けて
スライムになりそうになる
「つまらなくは無かったぞ
退屈はしなかった、
そう無理して頑張るのではない
普通が一番だ!」
「そうだなお茶ぐらいなら
また付き合ってやる」
「ありがとうございます!
とても楽しかったです!」
形だけは無難な終わり方を迎えた!
☆☆☆
その後、
どう転んでも仲間に説教されるエルフリーデ
【オマエは何様だ!】
「また付き合ってやる」
どんだけ上から目線なんだよ!
アリステラは
「あの子、必至で可愛らしいじゃない」
「可愛いだけじゃなくて
牙も隠してそうだけど」
「イーリスもそうだけどヒルダの件は
今後どうするの?」




