第26話 触手スノーの努力
ああ、エルフリーデさんに逢いたい
逢いたい、逢いたい!
人の姿では出待ちしても一瞬すれ違う程度
会話すらまともにできない!
一緒にいて姿が見れるだけでいい!
最後には変質者のストーカーにまで
落ちるスノー
触手の姿でエルフリーデさんの
寝室に紛れ込もう!
計画は立てたのだが
いくら脱走しても他の巫女に見つかり
同じ場所に連れ戻される!
巡回ルートや時間間隔を読み切って
抜けようとするが
いかんせん触手の足では動くのが遅い
現在はイソギンチャク形態で
必至に進んでいる
「またー抜け出してお家に帰りましょうね」
巫女さんに抱えられてスタート地点に戻される
それでもエルフリーデさんに
逢いたい心は折れなかった!
チャレンジ脱走3日目
256回辺りでエルフリーデさんの部屋の
扉の前に到達したが開ける術はない!
また巫女に見つかり捕まるのだが
偶然エルフリーデさんが通りかかる
「この部屋に来たいようで
何度も住処を抜け出して困ってます」
「水槽にでも入れてこの部屋に入れてやれ」
付き合ってもいないのに
念願の【同棲生活】である
仕事に疲れているのか
私をペットと見たのかグチを聞かせてくれる
「お前は自由と休みがあって良いな!」
「変わってもらいたいぐらいだ!」
「私は相談所ではないのに
重要性のカケラもない相談や仕事が・・」
スノーは思う
許せん!私がいずれしかるべき措置を!
必至にリアクションを取るので
「お前は私の話が判るのか?」
スノーは必至にウネウネ動いて
アピールするが笑われて終わる!
エルフリーデさんに笑ってもらえた
スノーからするとそれだけが満足で
生涯の宝である




