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なぜか異世界に幼女で転生してしまった私は、優秀な親の子供だったのですが!!(実質完結済み)  作者: ルシェ


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交渉

「に〜にちょっといい?」


「なんだ?カリン」


 私はお兄ちゃんの部屋に入ってお願いする。


「実はトウマ君がに〜にに用があるって今家に来てるの」


「トウマっていやぁこの前の黒髪の少年か...」


「そう、ちょっと話を聞いてもらえないかな?」


 兄は少し考えていたが、ポンっと手を叩いてこう言ってきた。


「別にいいけど、その代わりに再来週の休みにに〜にと一緒に過ごしてくれないか?」


「条件ってこと?」


「まあ、そんなもんだ」


 再来週の休み...、特別な用事もないのでその要求を受け入れる。


「いいよ!ところで再来週って何かあるんだっけ?」


 気になったので聞いてみる。

 それに対して兄は笑って答えてくれた。


「ハハッ、忘れたのかカリン、再来週からクティル王国祭が始まるんだぞ」


「クティル王国際?」


 また知らない単語が出て来たのでどうしてもキョトンとしてしまう。


「楽しみだよな!」


 兄さんの嬉しそうな表情と単語の意味から祭ごとなのだと推測はできるが、大体の予想なので細い部分はイメージできない。

 そもそも祭ごとが苦手な自分にとってはそんなに嬉しい出来事ではない。

 だが、異世界の行事には興味があるし、兄さんが横にいてくれるのであれば心強いのは確かだ。

 ここは話を合わせておこう。


「うん楽しみ!」


 本当は全く理解していないがこういうのはノリだと思う。

 すごく楽しみな振りをし、私は笑顔を振りまいた。


「去年は仕事のせいで出られなかったからな、今年はしっかり楽しむつもりだ」


 私は悟っている。

 確かに娯楽の少ないこっちの世界だとこういう祭ごとは大切なのだろう。

 兄の様子を見るとそれを顕著に感じるのだ。


「美味いものも一杯あるし、給料はこういう日に使うもんだよなやっぱ!」


 めっちゃ楽しそうに語ってくるのできりがないと思った私は「に〜に、そろそろ私の部屋に行こっ、トウマ君が待ってるよ」と言い彼を動かそうとする。


「そうだったな、行くか」


 兄はようやく立ち上がると、私の部屋に向かって歩き始めた。

 私はそれについて行くように歩き兄の部屋を出た。


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