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嫌気...

今のタイトルは即興でつけただけなので、変更する場合がありますので、ご了承ください。

タイトル詐欺になる可能性が微レ存。


 私は餅月林華(もちづきりんか)、今年で中学三年生になる予定だ。


 私の今までの人生は、順風満帆と言うほどではなかったが、友や家族に恵まれ、幸せだったと言えるだろう。


 今日も学校の後、中の良い友人たちとカラオケに行ってきた。


 正直言って、私の歌唱力はそこまで高くないのだが、友達からは上手いと評判である。


 みんなにそう言われると、嫌でも自信がついてしまうので、今日は沢山の歌を歌った。


 その帰りに本屋に寄って本を見ていたのだが、なぜか気になる本があったので手に取ってみる。


 ライトノベルと呼ばれる分類のその本は、私に異世界の生活を見せてくれた。


 受験も近く、こんな本にうつつを抜かしている場合ではないのだが、少しハマってしまった。


 いろんな本を読んで、異世界に思いを募らせた頃、受験はすぐそこにまで迫っていた。


 勉強もせずにこんな本を読みまくっていたせいで成績はガタ落ち、先生や友人、家族からさえも心配されるようになってしまったのである。


 一度ライトノベルを全て捨てたのだが、今度は小説家になろうというサイトで、結局似たような物を読んでしまう。


(私ってダメだな...)


 自分で自分の首を絞めていることに気がついていても、好きなことは放って置けない。


 毎日の更新が楽しみになり、余計勉強になど手がつかない。


 いつものように学校から帰ってくると、いつも見ている小説が更新されていたので開いてみる。


 相変わらず馬鹿みたいな文章の小説なのだが、心から笑える。


 文字を読んでいるだけで幸せになれるのなら、勉強など必要ではないのではないのだろうか?。


 本気でそう考えるようになってきたので、もう末期だとさえ思える。


 相変わらずの内容を読んで、私は腹を抱えて笑う。


「これくらいなら、自分でも書けそう...」


 誰しもが一度はそう思うが、実際描いてみると難しい物だとわかる。


 文を読むのは好きだが、自分で作るのは向いていないようだった。


「さて、今日はもう寝ようかな...、勉強もしないといけないのにしなかったな...」


 部屋の電気を消して暗闇の中、ベッドに潜り込む。


(明日こそは勉強もしよう...)


 そう考えながら、目を閉じて、まどろみの中、夢に落ちていくのだった。

この時に林華ちゃんが読んでいるのは、自分の前作「女体化した勇者と魔王が一緒に旅する様になった理由」です。

結局前作は全然書かなくなりましたが、それはこの作品の方が人気が出てきたという事なのでしょうがないね!。

それでは第2話以降にもご期待下さい。

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