第7攻略 依頼完了のあとは休みの日です。
清々しい翠の風が吹き、純白の日が差している。
飛ぶ鳥は囀り、可愛いうぅと言う声が‥‥。
ん?女の子の声?
そして、ベットを見ると、そこには女の子がいた。
シュバルツに寄り添い、笑を零している。
可愛いなー。シュバルツは、顔に掛かってる髪を、上げる。
ふふっ、と笑っている。
昨日、夕方にここへと帰還してきたのだ。
シュバルツは疲弊仕切っており、もう足が棒のようであった。
経験のあるシャルでも、結構な疲労が溜まっている。
仕方が無いだろう。
昨日に中位層のモンスターと闘ったのだから。
と言っても、シュバルツが倒したのである。
そのまま、2人は流れでギルドの宿を借り、そのまま寝た。
だから‥‥風呂入ってないはず‥‥。
なのに、匂いがしない。ありえない。着替えてもないのに。
パジャマみたいな服装になってる。
あたふたしてるうちに、シャルは起きる。
「ふぁー。おはよー。シャバルツ」
「ああ、おはよう。」
「んんー。あぁ。気持ちの良い朝だ!」
シャルは伸びをし、光を見る。
シュバルツは、思い切って質問してみた。
「し、シャル。なんで俺は着替えてんだ?」
「え?何でって?そりゃーギルドだからだよ。」
ギルドだから?意味がわからない。
首をかしげていると、シャルが付け足してくる。
「ギルドって、別料金だけど体洗いと、着せ替えの魔法を使える人がいるの。それで金払って頼んだのよ。」
「そんなンがいたの?!知らんかった。」
あー。なるほど。そういう事だったんだね。
やっと繋がったよ。
シャルが全部やったと考えられなくはないが‥‥。
いや、やらせる訳にはいかんだろ!
「シュバルツ。お腹減ったね。」
「ああ。腹減ったね。昨日の夜‥‥なんも食ってないや。」
「私も。何も食べてない‥‥。」
二人ともグゥと腹が呻いている。
2人とも、顔を合わせ笑った。
着替えた後、街に繰り出した。
今は7の刻。日本時間で言うところの8時くらいだろう。
ちょうど朝市が終わり、食べ物の売店が並び始める時間である。
いい匂いが急激に立ち込める。
すると、シュバルツが腹を抑え、ピクピクしてる。
「や、やばい。腹が、腹が‥‥」
「ど、どうしたんですか?!まさか‥‥。毒煙?!」
「腹が‥‥」
「腹が?」
「減った。」
シャルは心配して損したと言う呆れ顔でシュバルツを見る。
そのまま、後頭部に優しくチョップをかます。
シュバルツはそのまま、地に伏せ頭を抑え悶絶している。
「い、痛てぇー。急に何すんだよ。」
「シュ、シュバルツが急に腹が‥‥と言うから心配したじゃない!」
「すまん。すまん。腹減ると活動しずらいんだわ」
「もぉー!シュバルツったら!」
顔を赤らめ、頬をぷぅーと膨れさせシュバルツに文句を言う。
シュバルツは四つん這いで振り返りながら、返事をする。
その間、シュバルツがシャルに萌えていた事は誰も知らない。
「美味しい、ジャバ焼きはいかがか?いまなら、鉄貨1枚。安いよ!」
「シュバルツ!ジャバ焼きだよ!」
「ジャバ焼き?なんじゃそりゃ?」
2人はジャバ焼きの屋台に駆け寄る。
「いらっしゃい。あれ?ねぇーちゃん。久しぶり!」
「はい!てんちょーさん!」
「え?2人とも知り合い?」
「うん!このてんちょーさんの店で手伝いしたことがあって」
「そうだ。ねぇーちゃんは俺より重いもの持ち上げて、運んでたもんな。」
シュバルツはキョトンとして会話の風景を眺めている。
「な、ねーちゃん。その横の男‥‥彼氏か?」
「ち、違いますよ!もぉ!」
「じゃあ何なんだ?奴隷か?」
「最近、パーティーを組んだ方ですよ!」
「パーテーねぇ。」
店の店長さんは腕を組みシュバルツのことを見ている。
シュバルツは視線を感じて自己紹介をスる
「初めまして。シュバルツ・ジークと申します。どうぞお見知り置きを。」
丁寧にお辞儀をする。
「地方の役人かなんかか?」
「違いますよ。最近冒険者になったばかりの者です。」
「そーなのか?てっきり下僕かと」
「だ、断じて違いますよ!」
「はっはぁ。からかっただけさ。気にすんな。」
やばい、このままだと店長のテンションに飲み込まれる。
「そーだ。店長さん。彼にジャバ焼きあげたいんです。いくらでしたっけ?」
「ねぇーちゃん。今回ばかしはお金は貰えんよ。」
「何故です?」
「パーテー結成祝いだから、贈らせてくれ。ささやかだが。」
と言い、焼きたてを2本くれた。
「ほら。あんちゃんも」
「ありがとうございます。」
そのまま2人は、屋台を離れた。
離際に店長さんに手を振った。
なんだあの店長は。良い奴じゃねぇか。てか、この世界にもバイト的なことがあるんだな。ふーん。
「ねぇ。シュバルツ。ジャバ焼きって知ってた?」
「しらなかったなー。ジャバってなんだ?」
「食用モンスターだよ!このくらいのちっちゃいやつ。」
「こんなもんなの?!」
そう言えば、丸々串に刺さってたのか。
ジャバ
ジャバは体長5センチから15センチほど。
トカゲみたいな見た目をしている。
焼くと鶏肉みたいな味がして、煮ると豚肉ぽくなる。
見た目は少し、アウトだけど。味は上手い。これだけは言える。
見た目はまぁ、俺らがトカゲという概念があるからであろう。
「美味しいよ!これ!」
「でしょぉー?てんちょーが焼いたんだもの!」
「店長さんとどんな関係だったの?」
「私が冒険者になって2年が経つ頃かな。少し異端の目で見られてて‥‥。1人のパーティーだったから、いつも一人ぼっち。」
「そうだったのか。」
「市場歩いてたら、てんちょーが声掛けてきて。ねぇーちゃん、くってかねぇーか?元気でんぞ?ってね」
「なるほど。」
「んで、何回か行って。あそこで手伝いを始めたの。私が頼み込んでね。」
「それで、手伝いをしてたわけ。タダ働きだけど。」
そんな経緯だったとは知らなかった。
でも、それだけ彼女の心を変えたんだろう。
やはりあの店長は良い奴だ!
2人はジャバ焼きを食べ終わり、再び歩き出す。
「美味かったなあれ、」
「でしょ?てんちょーが焼いたんだもの。」
「また行こーかな」
「私はよく利用してるよ!」
「あっ。そうだ。金も入ったことどし、少し買い物してきてもいいか?」
「良いよ!どこ行くの?」
「いや、俺の所用だから待ってて欲しいな」
あからさまにプレゼント買ってくるぜと言わんばかりである。
「気おつけて!私はあの防具屋にいますから!」
「わかった!すぐに戻ってくるぅ!」
走り出し後ろを振り向きながら、返事をする。
もぅまったく、とため息をつくシャルを背に走っていった。
シュバルツはクファルトと言う道に来ていた。
ここは、別名ファッションストリート。
イメージとしては新宿とか、原宿みたいな場所だ。
ファッションとついているが、皆は興味が無い。
そしてシュバルはある店に一目散に駆け寄る。
「おっちゃん。この前のある?ちょうど金が入ったから。
買いに来た。」
「んぁ?この前の坊ちゃんか。あるよ。在庫残り一ペアだけど。」
「ありがと!キープしてたの?」
「いや、たまたまだ。」
その笑みは、まあまあそう言うことで行こうぜ、と言っているようにも見えた。
「いくら?」
「金貨7枚だ。」
「ほい。7枚」
麻袋を漁り7枚取り出した。
店番のおっちゃんは大きな手で金貨を受け取る。
「そーいやさ、そりゃー誰に使うんだ?」
「秘密だよ」
「そうか!そうか!使い心地とかきかせてくれ。」
「分かったよ。おっちゃん。」
そして行きのように走って帰る。
一方シャルは‥‥。
店のベンチで夢気分であった。
そのまま、寝てました。
ジークが来るまでなら‥‥と言って。
そして深く入った瞬間。
ばん!とドアが開く。
唐突の出来事にシャルは飛び上がり、猫のごとく毛を立てる。
毛と言っても、髪の毛だけであるが。
「シャルいる‥‥。」
質問調子から落ちていく。
「もぉ!ビックリしたじゃない!」
「ごめんて。用事は済んだから。行こーか。」
「もぉ。済に置けない。まぁ、行こうか。」
2人は、店を出て街に繰り出すのであった。




