第24攻略 レベルアップのための再戦
この前、2人1組でトレーニングをした。
この時の疲労はそうでもなかったので、中1日空けて再びトレーニングに出る。
ペアはこの前と同じ。
しかし、本日は条件‥‥‥いや、制限と言うべきであろう。
自分の得意とする魔法、自分の得意とする攻撃ではなく、180度逆のことをする。
攻撃が得意だったら、守備に徹する。守備が得意なら、攻撃に徹する。
シュバルツはこの意図を分からせるためにわざとこうしたのだ。
その意図とは、攻守どの状況下でも戦えるようにするためである。
「よーし。今日も練習するぞ。」
「はーい」
「わかりましたぁー」
「りょーかーい」
「ほいほぉーい」
腑抜けた返事ばかり。
「なんか。ビシッとできない?」
え?と言わんばかりの顔をで見てくる。
「まぁ、いいや。今日の練習について言うねー。」
「ほい、待ってました!」
「本日は、自分のやっている魔法や攻撃。守備、攻撃ってあるでしょ。そこで、今日はいつも得意とする事と反対のことやります」
「「「「はぁ?」」」」
「カンタンに説明するよ?守備得意は攻撃に。攻撃得意は守備になってもらいます。そこで、2人1組でトレーニング!」
シュバルツが攻撃、守備を割り振る。
シャルは正直どちらでもできるが、少し守備が劣るので守備に。
モントラーシュは、攻撃。
ミアは守備。攻撃できるからね。
ミュルは攻撃。てか、自分の身を守るためにはまず戦わないと。
2人1組で組むと俺が余るので、シャル・ミュルペアに入れさせてもらった。いや、見てあげなければ!てか、モントラーシュ・ミアペアも見るんだけどね。
「はい。皆さん。怪我には気をつけてレベルアップ図りましょ!」
なんか、引率の先生みたいな発言だった。もう少しちゃんと締めた方が良かった?
まぁ、気にしない!
まず、シャルとミュルの方を見てみよう。
この2人なら大丈夫か?
「ミュル!技使うんです!」
「あ、あれ?で、出ないぞ?」
なんか、悲痛な会話に聞こえてくるんだけど。
「な、何やってんの?」
「技分からん。」
「ミュルに技教えとらんかった」
「何やってんの!シュバルツ!」
「わりぃ、わりぃ。」
顔を少ししかめるシャルを背に、あははと言わんばかりの顔をするシュバルツ。
ミュルは、不思議な光景だな。という目でで見ている。
「ミュル。魔法は使えるか?」
「僕?それに似たのなら。」
「それ、見せて。」
「わ、分かった。」
ミュルはが何かを唱えた。詠唱の類と思われる。
シュバルツは、聞き取ることが出来た。
しかし、シャルには聞き取ることは出来ない。
なぜなら、早口であるから。
「なるほど。そんな、詠唱するのか!」
「そ、そうですけど。」
「え?何言ってるのか分からない!」
「シャル聞き取れなかったの?」
「うん。」
「炎よ やき尽くせ 天地をも 消しされ」
「え?そんなこと言ってたの?私にはアデバヘグロシャドと言ってるように聞こえる。」
「ははっ。そう聞こえるよな。普通だったら。」
そう。これはミュルの家系につたわる技。
ミュルの世界は 火 水 土 木 風 光 闇 天 がある。
ミュルは天の使い手。まだ幼子のため、各属性の中級術しか教わってない。
しかし、なぜ全ての術が使える理由。それは‥‥‥天は族の中で万能であるからという単純な答えであった。
「まぁ、やり方は人それぞれやし。このまま続けてて!」
一方、モントラーシュとミアペアはと言うと。
ありえないほどグダグダだった。
「何してる?モントラーシュ!とどめ刺さないと!」
「わ、分かってます!とどめ刺さすにもコツが必要なんです!」
「全部串刺しにしてやればいいじゃん!」
「次試すよ!」
言い合いのようなぁー。なんかのようなぁ。
この後もなんやかんやで、終了。
レベルアップまでは少し遠いけど、これでいいのかもしれない。
と、シュバルツは常々思うのであった。




