第23攻略 遊びと戦いは紙一重
龍を飼い始めたシャルは、その後度々その龍‥‥‥ロートによく会いに行っていた。
てか、ロートって目薬の会社やん!という考えはよそに置いておこう。てか、ドイツ語なんだけどね。赤って意味あるらしいよ。
雑学で知っていた。
俺は‥‥‥、シャルとロートとヴァイスを見ていた。
まぁ、ヴァイスは今近くで喉鳴らしているけど。
シュバルツはシャルを見ながらくしゃくしゃとヴァイスをなでる。
本当であるならわしゃわしゃとモフモフの毛を触りたい‥‥‥なんて思って1人と1匹をみる。
「行くよロート!」
と走り出した。後ろを見ながら。
その後ろをノロノロと着いてきている。
どっちが遊ばれてるのやら。
その後遊び疲れたら、棒切れ遊びに移行。
シャルが棒切れを左右に振る。
ロートは目で追う。
そして、シャルが全身の筋肉を酷使して前方へ投げる。
「いくよぉぉぉぉ!取っておいで!ロートォォォォオ!」
投げるギリギリまで声を発し、投げつける。
そして、放物線を描いて25メートル先くらいで落ちる。
「えぇぇぇぇぇっっ!」
シュバルツはその飛距離の無さに思わず声を上げる。
「シュバルツなんか言った?」
「いや、特に。」
「なんか聞こえたんだけど?」
「だから、なんも言ってないって。」
絶対、シャルわかってる。ねぇー。わざとでしょ?やめてよぉー。
「ふーん。そーなんだ。」
え?捨てられるの?俺尻に敷かれるの?え?どっちにしろキツいよ‥‥‥。てか、シャルの目は、ピュアのまま。
ってことは、ほんとに気づいてないのか?!
そしたら鈍感の中の鈍感。天然と鈍感‥‥‥。惚れてまうやろ!
「シャル。お手本見せてあげる。」
「え?お手本?」
「ロート!行くぞ!」
と、シュバルツは身体強化をかける。ギアは2くらいだ。
シュバルツはヴァイスとの日々のトレーニン‥‥‥遊びで身体強化を使い続けていた。
そのおかげか、制御出来るようになり自転車のギアみたいに段階別にパワーが出せるようになった。
「行くぜぇぇぇぇ!」
と叫んだら、真上に投げあげる。
余程スピードが出ているのか、ヒューと音を立てて飛んでいく。
ロートは溜めて、溜めて、溜めて。飛び立つ。
それに、勝るスピードで飛んでいる。
棒切れに追いつきそうなところで、シュバルツが叫んだ。
「ロート!破壊しろ!」
すると口から炎を出して、焼却する。
言い方は可愛いかもしれないがどちらかと言うと、溶解させてるのである。恐ろしいもんだ。
ノロノロと帰ってきたロートとシュバルツを見て驚愕していた。
「今のなんで出来たの?!」
「たまに遊ぶから。」
「え?一体一匹で?」
「いや、ヴァイスも一緒だよ。」
「そかそか。あんな言うこと聞くんだね。」
「まぁな。」
「私の言うこと聞くかな?」
少し不安げそうな、シャルにシュバルツは笑顔で頭を撫でた。
シャルは、俯いていた顔をシュバルツに向ける。
「どうゆうこと?」
「こういうのってさ、信頼関係にやって変わるんだよ。」
「へ?」
「シャルはロートに愛情注いでるだろ?ほぼ毎日遊んでるだろ?これが大切」
「関係を築けてるってこと?」
「そー言うこと。まぁ、俺が遊んでいても、シャルを探しちゃうからな、アイツ」
少しにやけながらロートをみる。
シャルもロートをみる。
「ヴァイス!こっちおいで。」
シュバルツがヴァイスを呼ぶ。
「ロート!おいで!」
シャルがロートを呼ぶ。
まだ幼いので両手で抱ける。
包み込むようにぎゅーと抱く。
そんなことをしているのと裏腹に、ある人はあることをしていた。
「もぉー。シュバルツはん遅すぎません?」
「あんまりにおそすぎますねぇー。」
「んー。シュバルツいない。つまんない。」
と3人は部屋で談笑をしたりしてない。
暇なのだ。
その後も、シュバルツとシャルが帰ってくるまで暇をしていた。
帰ってきた時にキレられたのは余談である。




