第18攻略 ん?なにそれ?美味しいの?
ミュルが新加入し、パーティーがより一層楽しくなってきた。
連戦の途中での出会い。元々から異彩を放つような感じではあったが、より一層異彩を放つ。
モッサリしたパーティーの偉い人。
筋肉質の美少女エルフ。
細すぎてスタイルのいいドワーフ。
見た目に寄らず、訛りが強い術使い。
獣耳と尻尾を携える、幼女。
異彩の塊!!!
なんだよ、このパーティー!変なやつ‥‥‥いや、面白いやつが集まっているぞ!
でも、このパーティーが1番落ち着くかもな。
やはり、信頼関係はとても強いからかな?
まぁ、どっちにしろ仲がいいからな。
「さて、狩りにいくぞぉー!」
「え?ミュル連れてくの?」
「え?だからって置いていくの?」
シャルから鋭いつっこんでくる。が、そのつっこんで来たのをはたき返す。
「むぅ。ミュルに何かあったらシュバルツのせいだからね?」
「分かった、分かった。」
ぷくぅーと頬を膨らませ、むぅと唸る。なんか、滅茶苦茶可愛いぞ?
あれ?キュンとしたのか?まぁ、いい。
さてと、行きますか!実際の闘いもミュルに見せないと、パーティーでエッチの称号しか貰えなくなる!
実際の理由は、血や戦いに慣れさせるってこと。
血を初めて見ると、吐いたりとか完全に血の気が引いて倒れたりすることがある。闘いを主とする冒険者からすれば、日常茶飯事。
しかし、ほぼ獣の血を見たことがない人からすれば地獄絵図。
「ミュル、これから戦いに行くよ。獣を狩るぜ!」
「獣?なにそれ?美味しいの?」
「まぁ、間違えじゃないな‥‥‥。」
「僕は戦わないよ?」
ミュルの話し方も戻ってきたな!え?僕?ボクっ娘なの?可愛い。
ロリコンでは無いからな!ロリコンの人達には失礼だけど。
「まぁ、ミュルは戦わないけど。要は血に慣れとけってことなのね。」
「ふーん。」
「おいおい、興味なしかよ。まぁ、分からなくもないけど。」
「僕、血に慣れておくの?」
「そう言ってるでしょ?」
なんか、コントしてるみたい。前に話が進まない。
まぁ、ミュルだから許すとしよう。
宿から徒歩で少し離れた場所の森。
ミュルを見つけた森とは違う場所。
今回は‥‥‥、降下鳥。名前の通り、急降下し、自慢の鋭い嘴で突いてくる。
人間の頭蓋骨も容易く貫く。てか、結構固いものも砕く。
鉄に穴を開けるほど。鉄と言っても前世のものとは違う。Feじゃないからね?
「さて、今日のお相手は降下鳥です。」
「シュバルツ、それほんと?!」
「まずい気がしてきました。」
「奴は危険じゃけ!」
「ん?なにそれ?美味しいの?」
シュバルツが獲物を発表した瞬間どよめきが走る。ミュルを除いて。
シャルもモントラーシュもミアも少し目の奥が怖がってる。
ミュルは‥‥‥なんでも食べようとしないの。
「はい。えーと。準備をしてけば大丈夫です。」
「何を言うんですか!バカシュバルツ!」
「そーですよ!バカシュバルツさん!」
「ほんだら、バカシュバルツ!」
えぇぇぇえ?!なんか、みんなからバカって言われたんですけど?!
ありえない。何故?!
「なんで、みんなしてバカって言うのさ?!」
「はぁ。奴は鉄も貫くんですよ?」
「鉄貫いたら、自分たちも危険じゃないですか!」
「わいらに死地へ迎え言うてるもんでっせ?」
え?そんなに奴は危険か?
「分かった。少し離れた場所で大人しく見てるか?俺一人で狩るぞ?」
「「「頼むからそうしてくれ」」」
総意かよ。まじかよ。まぁ、いつも通りと、特殊な借り方をすればいいか。さすがに炸裂系や爆発系は良くないからな。
上に打った瞬間塵やら何やらが、降ってくるからな。
さてと。群れを見つけた!狩りますか!
「群れ見つけたから、狩るね。そこでじっとしててよ?」
早く狩って帰りたい様な顔してる。こんな、パーティーメンバー見た事がない。ミュルは少し興味持ってるなぁ。肝っ玉座ってるのか?
あっ。奴がこっちを向いた、チャンス。てことは、数回上で回った後落ちてくる。
よし、やるか!
シュバルツは、囁く。
「無属性魔法‥‥‥。身体能力向上」
体に白色の幾何学線が無数に入る。その瞬間、沈み込みためを作る。
降下鳥が落下しようとした瞬間、飛び上がる。
そして、飛んでる途中にまた魔法を唱える。
「無属性魔法‥‥‥空中旋回」
すれ違う前に切り返す。鳥は呆気を取られるが、止まれない。
急降下中なので何も出来ない。
シュバルツは、同じように落下するとキャッチした。
そのまま地面へと着地。
「「「え?」」」
みんな、驚きと動揺が隠せない。
なぜなら、高速で降りる鳥を素手でキャッチし、そのまま着地。
ありえない所業である。
まぁ、その後も1人で狩り続けた結果。
小さいお山が出来た。だいたい50匹位狩ったかな。
ミュルは?
「ミュル?」
「美味しそう‥‥‥。」
目を輝かせて、鳥を見てる。なんか、ヨダレが滴りそうで怖い。
宿に帰り、取った鳥の8割をギルドに渡し、換金。
結構な額になる。
まぁ、残った2割は血抜きをして、いただくとしよう。
ミュルは血慣れはしたかな?てか、なんとも思ってなかったし。
強い子なのね?




