特別攻略 年末だ。そして年明けだ!
シュバルツは、何故か1人で居る。
理由は聞かないで欲しい。
結局、クリスマス(この世界にそんな風習は無いがな!)はぼっち。
いわゆる、「クリぼっち。」
まぁ、慣れてはいたけど。
家に帰りがてら、前世のことを考える。
「いまごろ、年末かな?」
家に着くと、お隣さんも帰ってきてた。
「「あっ。どーも。」」
「シュバルツさん、おひとりなんですか?」
「そんなところですよ。お隣さん。」
「やだなぁー。お隣さんは嫌だな。まくもとでも呼んでください。」
「まくもさんね。」
2人は談笑をしている。2人、そとで。
「うちで飲みます?シュバルツさん」
「いいんですか?」
部屋に行くと、目を疑う光景が。
「こりゃー。驚いた。前世のものばっかじゃねぇーか。」
「そうですよ。シュバルツさん。ワインでも飲みましょう。」
この世界では、ワインというものは無い。
あったとしても、葡萄酒くらいだ。
まぁ、言い方の違い方かな?
2人はこの世界、人生について話した。
夜が老けるまで。
「あぁー。年明けちゃったな。あっちの世界で祝いたかったな。」
「だな。まくもさん。」
「俺は仕方ないけどな。」
「何でですか?」
まくもは黙っている。
「すまん。野暮だった。」
「構わんさ。」
2人は何やかんやで仲が良くなっていた。
日が落ちる頃、シャルとモントラーシュが戻ってきた。
「シュバルツー。お隣さんとなんかあったの?」
「飲んでた」
「仲良くなったんですね。」
たまたま、出てくるところを見られたのだ。
「まぁ、よろしくな」
「は、はい。よろしく」
「よろしくです!」
シュバルツだけ、新年だった。