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戦国純恋歌  作者: LIPTON
序章
2/17

目覚めは


ピピピピピピピッ!


俺は手元にあるスマホのアラームを消した。

まだ眠い、本来ならばこのまま至福の二度寝タイムにはいるのだが妙に目が覚めてしまっていた。


原因は分かる、さっきの夢だ。


夢のはずなのに妙にリアルで妙に暑かった。おまけによくわからないが俺の名前を呼ぶ女の子がいたもんだ。俺はあんな女は知らんし、そもそも何故唐突に火事?みないな滅茶苦茶な夢なんだ。


俺は布団を被りながらまだ半起きの頭でぶつぶつ言っていると部屋のドアから声が聞こえた。


「刀哉ー!いい加減起きなさーい!遅刻するわよー!」


俺を起こしに母親が来たみたいだ。

俺は未だ半起きの状態で「んーいまいくー」と空返事をした。



------



所変わって場所は学校だ。

俺は大きなあくびをしながら教室に入って来てそのまま自分の席に座った。教室の1番左端っこの俺の席は窓から太陽の陽が当たってとても気持ちがいい俺の特等席だ。

俺はさっき二度寝ができなかったらここで陽に当たりながら二度寝をしよう。



ん?俺は誰かだって?

いいじゃないか誰でも。ごくいる普通の一般人ですよ。


なに?それじゃぁ説明にならないって?

んーいいよ、別に大したことじゃないからさぁ

ふわぁ〜ねむねむ。
























・・・あーはいはい説明いたします!自己紹介いたします!だからそんな顔と声で迫ってくるな鬱陶しい!




えー俺の名は宮本刀哉16歳。高校1年でごく普通の一般人だ。





あーはいはい失礼いたしました失礼いたしました。ちゃんとやるよ。


第二武蔵高等学校の高校生で好きなものは静寂と安息、あと昼寝。

剣道部に入っていまして去年の秋の大会でレギュラー入りをして団体戦準優勝、この前やった春の大会では一様個人優勝。成績は中の上。性格は自分では普通だと思っているが周りからは皮肉屋で格好つけているといわれてる。

家族は父親に母親、あと姉と妹がいる。



んーこれぐらいでいいだろ大体はわかったろ?

よーしわかってくれたから俺の至福の二度寝タイムを邪魔しないでくれよ?じゃあおやすm「おーす!大将ー!!」



・・・だれだ俺の眠りを妨げるクソッタレは?



俺は殺意剥き出しの目で声の主の方向を向く。いたのは同じクラスの向井だ。


「大将学校来たばっかりなのにもう昼寝タイムかよw相変わらずだなーw」


「うるさいだまれ俺の視界から失せろ」


「おーこわこわw朝からご機嫌斜めだなーwあっいつものことかwww」


あーうるせーなんでこいつは朝からこんなテンション高んだよ頭おかしいんじゃないのか?いや前からおかしいか。




ん?こいつは誰だって?うっわーこいつの説明もしなくちゃいけないの?よくない?モブだよこいつ。

あーはいはいはいわかった、わかったからこれ以上そんな目でみるな。



こいつは向井奏太俺と同じクラスの情報部とかえせくさい部活に入っているHENTAIだ。

ちなみに何故HENTAIかと言うと・・・


「それより聞いてくれよ!隣のクラスの澤田さんの使っているシャンプーとボディーソープがようやくわかったんだよー!澤田さんの使っているシャンプーはアロマの香りのシャンプーでボディーソープは白薔薇の香りがするみたいだ!あと!保険の小御門さんの使っている歯磨き粉は!なんと!ry」




・・・とまぁこのようにいろんな(主に女性だが)個人が使用したり趣味とか、しまいには性癖まで手に入れてくることだ。これをHENTAIと言わずなんと言う!



さてこいつの話はくだらないのでさっさとシカトして昼寝しよう。よし、おやすm「あとこの前の決勝戦の試合の相手の情報が手に入ったぞー」




「なにぃ!!??」ドンッ!!!



「うぉ!?びっくりしたー脅かすなよ」


俺は思わず体を起こしてしまった。一気に眠気が覚めたのだ。なぜかって?その覚めた理由がそこにある。


「あぁこの前大会の準決勝の記録を見て調べてみたらここの高校の選手だとわかった」


そう言って向井は俺にスマホを見せてきた。そのスマホの画像には剣道着を着て防具をまとっている1人の選手が写っていた。


「おい、これだけか?」


「あぁ、これだけだ」


「はぁ!?これだけじゃ何もわからねーよ!」


そう、とってきた情報とはこの画像一枚しかなかった。しかも遠くで撮ったやつらしく肝心の防具につけている名前もボヤけていてわからない。



「おいおい期待させといてこれはないだろう!」


「仕方ないだろいろいろ試して探してみたがこれとゆうものがなかったんだよ!」


「はぁ〜結局わからずじまいか・・」


「いやぁすまんな。なんせ情報が足りなくて足りなくて探すにもなぁ」



ここで説明しよう。

実は俺は向井(こいつ)にある事を頼んでおいといたのだ。

その頼んだ事とはある人物の正体が知りたかったのだ。


詳しくゆうと話は遡って1週間前、剣道部の春の大会の話になる。

俺は剣道部に入って1年の秋にレギュラー入りをして3年の先輩達が引退をしたときに剣道部の主将に任命されたのだ。俺の実家は剣道とゆうか道場をやっていて、あーこれはそうだな、あとで話そう。

そして俺は春の大会で各高校の主将同士の個人戦に出場することになった。俺は剣道の腕には自信があったため一回戦二回戦となんなくクリアしていき、あっとゆうまに準決勝まで勝ち進んでいた。

準決勝の相手はやはり準決勝らしく俺も手こずるなかなか手強い相手だった。

死闘の末相手の一瞬の隙をついてなんとか一本を取ることができて、決勝戦進出を果たした。

準決勝での戦いで俺はテンションが上がっていてその時は最高に楽しくて、準決勝では手こずるほど楽しい戦いだった。これが決勝戦ならどんな楽しみがあるのだろうか。

俺はワクワクしながら待っていたのだが、ここでまさかの展開が起きてしまったのだ。




決勝戦で戦う相手がまさかの棄権をし、結果不戦勝してしまったのだ。





これには俺は納得いかず審判や審査員に抗議した。だが相手が棄権を主張しているので結局俺の不戦勝となってしまったのだ。


俺はやっぱりこれに納得がいかず相手の所に向かった。だが相手高校はもう帰ってしまったそうで最後までどこの誰かがわからずじまいになっていたのだ。





とまぁあとはお分かり頂けると思うが俺が向井に決勝戦の相手が誰なのかを教えてくれと頼んだのさ。


だが結局その頼みの綱も結局ダメで俺は再度不満を溜めて溜息をついた。


「はぁー結局誰だかわからねーか」


「すまんなー刀哉、なにかしら情報があるかと草の根を分けてでも探したんだがやっぱりだめだったんだよ。唯一見つけられたのはこの決勝戦の相手らいし画像だったんだよねー」



いや向井には感謝している。だがやっぱり煮え切れないなあそこで棄権とかある意味侮辱された気分だ。不戦勝の優勝なんて全然嬉しくはないし。あーもうムカつくな。



「でも刀哉、高校の名前だけでもわかったんだから少しは前に進んだかもよ!?」


「・・・ちなみにその高校の名前は?」


「えっとーたしかー・・・あ、これだこれだ!武蔵高等学校だ!」


「・・・お前さ、1つ聞いていいか?それ、どこ(・・)の武蔵高等学校だよ」


「・・・あ」



俺は呆れて再三の昼寝タイムに入った。




まだ現実世界ですよー

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