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200文字小説集 vol.2

台風接近(200文字小説)

作者: 日下部良介

「バカじゃないの?」

 校舎の軒先で雨宿りをしている僕を見て彼女が言った。

「やみそうにないな…」

「当り前でしょう!台風が来るっていうのに」

「仕方がない」

 僕は雨の中に駈け出した。

「ちょっと!」

 彼女が追ってきて僕の方に傘を寄せた。

「いいよ。君が濡れるから」

「じゃあ…」

 彼女は急に傘を畳んだ。

「これなら文句ない?」

「大ありだよ!君が濡れたら意味ないだろう」

「あるわよ!」

「どんな?」

「あなたと一緒に帰りたいの」



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― 新着の感想 ―
[良い点] 何度でも書いてしまいますが、短いのが好きです。 校舎という単語一つだけで学校なのがわかります。でも教わる側とは限りません。教員と事務員かもしれませんね。なんてことを想像するのも面白いですね…
2016/10/04 18:42 退会済み
管理
[一言] あら、ロマンチック。 こういう話は得意でしょう。ふむふむ。
[一言] 拝読しました。 鉄人、モテすぎヽ(`Д´#)ノ 学生時代、引く手あまただったんでよ?(´・ω・`)
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