旅館に到着
俺はついていくことにした。新幹線の後ろの車両へ向かう方向を歩いている途中に俺は鮎崎さんに話しかけた。
「そういえば、何の目的で電車に乗ったんですか?行くところがあったんじゃないですか?」
沈黙が流れたあと鮎崎さんは振り返らずにこえたえた。。
「・・・私は、以前彼氏と死別したんです。ですから、彼といつも行くところにいつも訪ねに行くんです。けどもういいかもしれないとそう思ったんです。」
それを聞いた俺は聞いては行けないよう気がした。
「すいません。辛い記憶を思い出させてしまって。」
「いえ、もうもいいんです。もうあれから一年半がたちますから。大丈夫ですよ」
彼女は振り向いて笑顔だった。けど無理して作っているようにも見えた。
彼女は彼との死別の記憶は悲しい辛い記憶だと。
それから彼女は前を向いた。俺はだた彼女について歩いていた。
掛ける言葉が出なかった。いや、あったとしてもその記憶を和らげることは出来ないそう思えた。
「一緒に旅行で思いで作りませんか?」
ついその言葉が出てきた。
「いいんですか?」
彼女は顔が明るくなった。
それを見た俺はこころよく返事をした。
-五時間後-
「着いたな」
俺は青森にある旅館に着いた。
旅館は広々としたところに建てられていて、旅館からの眺めは絶景だった。
「うわー、綺麗」レセハはその風景を見て見惚れていた。
「いいところですね」鮎崎さんもその風景に目を奪われていた。
「そうだな」俺はその風景を眺めていたが、何か異変なのは感じていたがそれが何か分からなかった。
俺は旅館に入るためのチェックインを済ませ、泊まる部屋に来た。
レセハと鮎崎さんは俺の隣の部屋に行き、荷物を置いて整理している。
俺は荷物ときを終え部屋で外の風景を眺めていた。
さっきの異変は何だったのだろうか。俺は少し気がかりだったが、今はなんでもない。
「秋亜さん、私達お風呂にさきに入りますから」
鮎崎さんがそういい、鮎崎さん達は部屋から出ていった。
俺は部屋のカタログの雑誌を見ながら、俺も風呂に入るか、と思い、支度をして部屋から出た。
露天風呂はいいなと俺は思った。風呂に入りながら風景を楽しむのは娯楽の何者でもない。
客は俺以外いなく貸切風呂状態になっていた。風呂を満喫している。露天風呂は幾つか種類があり男女別になっている。
俺は隣の女湯から聞こえる声が気になった。女風呂も鮎崎さん達しかいないようで声が尚更聞こえる。
色々な事を喋り続けているようで、遂には俺のことの話題を話している。俺は耳を立てながらそれを聞く。
「秋亜さんとの出会いってどうだったんですか、玲奈さん?」
「いや、秋亜とはガラスを割って出会った仲だよ」
レセハはとんでもないことをいっていた。本当のことを喋る馬鹿がいるか。
そういう話を聞いた俺は外の風景を眺めていた。
その瞬間、隣の女湯から悲鳴と爆音が聞こえてきた。