謎の美少女との出会い
天から授かった白い羽は宝物だった・・・・・。
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プるルル、プルるる。
なんか電話が目の前でなっておる。目の前で座っているレセハをみると案の定寝ていた。全く最近の天使は新幹線に乗る時マナーモードにしとらんか。というよりなんでんで天使が携帯電話もっとる。
「レセハ、起きろ‐」依然眠り、電話は、なり続けてる。
俺は席から立ち上がり、レセハの肩を揺らした。
「レセハ、天使テレフォンがなっている。」
「うッるさいナ、メガトン級のロケットパンチ食らわせたろうか!!」
お前は・・何者だ?・・・。というより、天使にそんな機能が備わっていたのか。
寝ぼけているのか。今時ロケットパンチは無いだろ。
「レセハ、御前さんの天使テレフォンがなっている、NOW。」俺は事実を伝えた。
「やば!なんではやくいってくれないかな!!」何故か逆切れされた。いや、俺はなり始めから言ってましたよ。にしても天使テレフォンでつたわるのですか。
レセハは人間界の普段着のポケットから携帯電話を取り出した。
「申し訳ありません。はい、はい・・そうですか、すいません今確認してみます。」あのレセハが敬語を使っているだと・・。俺には奇跡といいようが無い光景を目の当たりにしているのかもしれない。
「そういえば、何で天使が携帯をもっているんだ?」疑問を投げかける。
「時代は変わるものよ。仕事用の電話みたいなもの。天使を時代遅れの産物みたいにおもっているの?」
「いや、最初にあった時人間界に即してない天使の服装していたからつい。」
「あれは、時間が無かったから人間界の服装をしていなかったのよ」
「そうなのか。で、電話の内容はなんだったんだ?」神妙な顔つきでレセハは何かを考えていた。らしくないと思い俺は問う。
「なんでもない。そうだ、ここから青森に着くのは何時ごろなの?」レセハは話題を切り替えた。俺は何かあるのではないかと思ったが、答えることにした。
「東京からだと、五時間ぐらいかな。急にどうした?」
「流石に長旅で疲れた。『天空の導き』ならひっと飛びなのに」『天空の導き』?
「『天空の導き』ってなんだ?」俺には意味が分からない。
「『天空の導き』は死んだ人がよく天から光がその人にあたって天にいくというあれ、天使はいつもあれが使えて便利なのよ。そして何処にでも移動できる優れたまあワープみたいなものね。因みに生きた人間がすると死界を彷徨う事になるからお勧めはしなかったけど、してほしかった?。」レセハまじまじとおれを視てくる。
「やめてきます。」俺は即拒否する。
「だよね(笑)。生きた人間にすると二度と戻ってこれないという話だからやめておいたほうがいいよ(笑)。」わかっているなら勧めるな。もはや悪魔だぞ、その笑みでその内容は。
「まあ、そうだな。少し長引くがこのほうが旅行という感じだろう。」俺は窓の外に広がる家々や自然を見ていた。
「そうね。そうだ、私用事あるから席外すから。」レセハはそういい俺が返事するまえに早々とどこかへといってしまった。
電話がかかってきて変に慌ててるな、どうしたんだあいつ。まあ、天使も業務というものがあるのだろう、俺が立ち入るべきではいか。
なんで俺たちが旅行に出かけたというのはある日家のポストに旅行券が当選したというお知らせが来たといのがきっかけだ。
母に尋ねても知らないという。もしかしたら去年送った懸賞があったのかなと行っていた。不審に思ったが、この際旅行にいけるんだ。なんでもいいかと思い一人したくしていたらレセハもいくということになってこうなった。
「その前の席いいですか?」俺が風景を見ていたところに、一人の女性が声を掛けてきた。振り向くと、眼鏡をかけていて気品のある女子高生のような年齢に見え顔立ちがきれいな女性だなと思った。多分学校の華といえるような顔立ちだ。
文系というより理系かな。と俺はどうでもいいようなことかんがえていた。
「いえ、そこには連れがいて・・・」俺は説明をした。なにいっているんだ、俺。可愛い、美人の女性が目の前にいるんだぞ。座っていいですよ、だ。俺は悔やんだ。
「あなたの隣の席いいですか?」
「・・え?」俺は言葉に詰まった。いきなりその美人が隣にすわるというシチュエーションは天界いや、展開に予想は全く予想していなかった!!。「失礼します」といい美人はとなりに座った。これは俺のいつもの行いがいいからなのか。そうだ、そうに違いない。
これは眼鏡のッ美人の知り合いになれるチャンス。
「・・今日天気いイッスね」俺はありきたりな言葉をそう彼女にいった。馬鹿だろ俺。
「そうですね。こういう日は誰かと一緒に出かけたいですね」彼女は受け答えをした。
いま・・なんと!!これは俺に気があるという発言なのか。いや、思い違いか。いや重い違いか。気があるのは出会った時連れがいるというのに俺の隣の席に座りたいという願望が視れたときからか。
沈黙が数分流れた。
「なら、ご一緒に旅行しませんか?」馬鹿俺。
「いいんですか?」彼女はうれしそうに手を合わして言う。
本当かよ。物事は言って見ないとわからないものだ。
「いいですよ。丁度三人旅行券でしたから。」俺は左側に座っている彼女に見ないように右手でガッツポーズを取る。
「ありがとうございます。」彼女の笑みは温かみのある天使そのものだった。
「席を長く外してごめん・・・誰このひと?」レセハは目を丸くした。
「この人はさっき会ったひとだが、旅行に連れて行くことにした」唐突過ぎて、意味分からない。ような雰囲気をレセハは出していた。
「見知らない人を旅行に連れって大丈夫なの?」レセハは問う。
席から立ち目の前に座ったレセハの耳元に顔を近づき
「美人で可愛い人が悪い人や不審な人な訳ないだろ。」俺はこの定義を自信満々に言った。
「完全な馬鹿でしょ」横目でレセハはその定義を否定をする。
「ということだ、心配するな。」俺は席に座った。
「完全なばかだ」レセハは目の前にある机にほをづきをしながら俺を見てくる。
「馬鹿とはなんだ、それとも嫉妬かね」
「あんたとはパートナーなの、しかたないでしょ。」レセハ風景に視線をそらした。
「先ほどから、申し訳ないことばかりですいません。」眼鏡の彼女は申し訳はもうしわけなそうにいう。
「いや、気にすることは無いですよ。ご一緒に旅行に行きましょう。秋亜が勝ってな妄想を駆り立てていますから気をつけたほうがいいですよ。」レセハはそんなことないという言葉いい笑顔で行った。
「ありがとうございます。すいません、自己紹介遅れました。鮎崎 夏江です。」丁寧にお辞儀まで礼儀が正しい。
「いい名前ですね。そういえば、俺たちの自己紹介まだでしたね、俺は三佐奈都 秋亜、で、と、こちらが・・・天里 玲奈。」
レセハは空気を読んだらしく
「よろしくお願いします」と合わせてくれた。
「お二人はパートナーと話にでてたのですが、お仕事されているのですか?」夏江さんがきいてきた。
「まあ、そういうことになりますね。」俺は茶を濁した。
「高校生でお仕事ですか、すごいですね」夏江さんは賞賛をくれ、
「でしょう、学生と仕事の二足わらじです」冗談まじりにいうと彼女は一緒に笑った。なんとも綺麗な人なんだ。
が、目の前にいるレセハこと今は玲奈は笑っていたが眼はじっと彼女を観察していた。
プルルルと新幹線の停車駅に入ったらしい。
「それじゃ、私はちょっとでかけてくから。」またレセハは何処かへといってしまった。
状況を察したな天使、人間の恋を邪魔することを許さぬ掟が天界にはやはりあったのか。俺はまた右手でガッツポーズを三回した。
「秋亜さん、ちょっと付いてきていただいてもいいですか?」彼女はきれいな顔を近づけながら近寄る。
この状況で拒否する男はいるのだろうか。
「いいですよ」俺は応じた。
俺は歩く夏江さんのうしろを付いてった。