ラストパート
「じゃがいもー!」
「売り物になんないやつはみんなで食べましょう。」
藤堂永史の家でじゃがいもの収穫を優子と愛子以外のみんなで手伝っていた。特に吉田文奈はのりのりだった。
「いいよねー。こうやって手で作って食べ物作るとか。」
「愛着もわきますし。」
「おいしいって言ってもらえるしねー。」
売り物にならないじゃがいもは高橋愛香のたっての希望でじゃがバターにする事になった。
「邪険ってもう出て来ないんですかね。」
じゃがバターをほおばりながら佐藤霊矢が聞いた。
「少なくともしばらくは出てこないね。邪神が倒されたし。世の中がぎすぎすしているうちはまたしばらくしたら現れるかも。」
「ぎすぎすしなくなって欲しいですね。」
「私達自身もがんばらないといけないね。」
その頃、病院ではいつものように優子が愛子のためにりんごをすりおろしていた。
「素敵だねー。わんちゃんが助けに来るなんて。」
「ほんとだよ!いい話だねー。」
そんな話をしている時、愛子はすり下ろすために細かく切ってあったりんごをいきなり手にとり、かじって食べはじめた。
「・・・・・あ、愛子。大丈夫なの?」
「うん、大丈夫!ねぇお姉ちゃん・・・・・」
りんごを食べながら愛子はとびきりの笑顔で言った。
「お腹減った・・・・・美味しいもの食べに連れてって。」
優子はとても嬉しくなって愛子を抱きしめた。
その日の夜、結局その後夜になったため、高橋愛香がアルコールまで買ってきて最終的に野外でのじゃがバターパーティーとなった。
たくさん笑い声が響くなか、吉田文奈が後ろの星空を見上げると星空にかかる雲がラッキーの顔のようになり星が輝いた。




