友が日常で思うこと。
一応あらすじは書いてありますが
前編を見てから読むことをオススメします。
また、わけのわからない物かもです。
ご了承ください……
さてさて、彼の物語はなかなか終わりやしません。
無事、と言いますか。無念のままに小学校を卒業しました。そう、好きな女の子に思いを伝えられないままに、違う中学に進んだのです。
ここまではあらすじ。
彼の珍道中は中学校にも続いていた。
一年生の間は、割りと平穏に過ごせていた彼だったが、呪われているとしか思えない彼は、やはりお節介でAちゃんの恋愛にやや肩入れをしていた。
そうそう、ちなみにAちゃんが好きなのは、やはり、彼の友人だった。
まあ、そのAちゃんについての話は長くなるのでまたの機会に説明しよう。
それより、彼の不幸と言うか……例の悪癖は中2からがピークを迎えていた。
部活の女子三人、男子一人、クラスの友人二人。MAXがその数全員を一気にお相手にしたそうな……。
はい、信じなかったあなた。けっこうリアルです。正直私は彼を病気だと思ったこともあるほどですからね。
そうして、彼は周りの友人の信頼をがっちり得ていったのかもしれない。
その工程をとげて、たくましくなった彼は中学二年の梅雨ごろ、なんと言うか、ボーッとしてる最中に考え事するのが一つの癖になっていた。元は静かな奴なのかもしれない。
はい。そんな中、またガラリと彼を変える出来事が起こった。
久しぶりに雨が止み、いい天気。
彼はいつかのように友人と下校中だった。いや、前回と同一人物ではないのだが。
そんな彼らの前に現れた人物は、誰かな。誰だと思いますか?
変える。彼を変えた少女。
そう、彼の前に立つのは、彼が想いを伝えられずにいた女の子だった。
その日、彼女は学校の創立記念日だったのだろう。私服でのご登場だった。
彼は、願ってもない再開に愕然とし、少々言葉を交わしただけで別れてしまった。
そして、彼は再び嘆くのだ。
「なっさけねーな、俺ってば……」
考え事の方向性が180度変わった日。
彼は、諦め切れない気持ちを星に向け、あの娘のことを想うのだった。
一応続きます!