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あの夏の空に

作者: Soraきた

まだあのときの夏の空に

足らないものがあったね


あのころのあなたは

わたしの届かないところをずっと走っていた

右斜め何メートルか先の恋なら

追いつけそうな気もしたけど

気まぐれな潮風が

わたしを迷わせながら

ある答えを急がせた

わたしにはまだ

答えもそれらしい恋のかたちもないから・・

泣き顔を見せる前に

そう言って、

あなたの前を通りすぎた


視線の先には

たしかにあなたの存在があると

そう、信じていたけど

いざ、

置き去りにされるかもしれない恋のことを

わたしは記憶のどこかに

置き去りにしたまま


向日葵のように

夏の空を見上げてたら

日焼けを気にしないくらい、

しばらくのあいだ

太陽の先のほうを眺めていた


弱くなってしまうからいけないね

今日思い出したあなたのことも

昨日思い出したことと

また違うものだったから・・


あの夏の空に

まだいまのわたしなら

「頑張ろう」と

メッセージを送ることができるから






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