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心と眼球と愛と、  作者: マーガレット
水滴
8/15

水滴を飲み干して


「飯田!パン!買ってこい。」


僕は怯えながら、肩を小さくたたみ込み、聞こえないフリをしてみるが、不発に終わる。


すでに僕は、ズボンの中が、さっきのプールの水泳パンツという嫌がらせを受けている。

僕のズボンはびしょ濡れだ。

この様子で、購買へ足を運ぶのは、苦痛でしょうがない。



僕は、恐怖と羞恥に耐えかねて、二階の購買ではなく、5階のプールへと足を運んだ。

さっき奴らが、僕のパンツを重しで、底に沈めたからだ。


せめて、あのパンツを回収せねば、、



駆け上がった階段は、水滴を垂らしていく。


階段にほとばしる水滴が、頂上に達し、遂にプールへと到着する。



「飯田くんじゃん。はい、パンツ。」



赤崎さん、、


僕のパンツを手のひらにぐっと丸め込み、ぐーで、僕に突き出しできた。


赤崎さん、、


突き出してきた、右手からは、綺麗な水滴が流れるように落ちていた。


ある部分は、体を伝い、ある部分は、途切れて、真下に。



赤い血液が、

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