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心と眼球と愛と、  作者: マーガレット
水滴
11/15

水滴の行き先。

僕は赤崎さんの虜になった。


僕は、毎日、プールサイドに通った。

僕は赤崎さんとの不思議な関係を続けた。


赤崎さんは、ある日僕にこう告げた。


「私、血友病っていうらしい病気なの。一度流れると中々血が止まらない。もう血が足りなくて、苦しい。」


僕は、傷だらけの腕で彼女を抱きしめた。


「僕が助ける。」



赤崎さんは、毎日、何度も、僕を殴りつけ、切りつけながら言った言葉を泣きながら言った。


「死にたい。」


僕は言った。


「助ける。明日またここへおいで。」


彼女は、立ち去った。

僕は、心を決めた。

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